おんJシャドバ部 - 《愚者》・リンクル
──めくろうか。


     これが最初の一頁。
《愚者》・リンクル
コスト:2フォロワー
クラスウィッチ
レアリティレジェンド
タイプ-
パック運命の神々
CV喜多村英梨
イラストレーターliiko
進化前
攻撃力2体力2
蒙昧なる術式
剥落の暴圧
ファンファーレ チョイスしたカード1枚を手札に加える。
進化後
攻撃力4体力4
進化時 自分のPPを2回復。

フレーバーテキスト

トークン

概要


《愚者》が示すは《無知》と《全能》──
──知りたがりなアンタにゃピッタリだ!
けど好奇心は犬を殺すぜ?ハハ、猫だっけ?


第17弾カードパック「運命の神々」にて登場したレジェンドのウィッチ・フォロワー。アルカナゴッドの一人。

チョイスで2種類のスペルを加えることができ、どちらもリーダーに効果を付与するものだがそれぞれ効果の内容がガラッと変わる。

蒙昧なる術式はスペルブースト関連の能力。ターン開始時の追加で一枚ドローしそれをランダムな値スペルブーストすることができる代わりに、そのカードを使用できず手札に抱えた場合ターン終了時に捨てなければいけない。
クラシカルソーサラー程度のコストのカードや知恵の光など場面を選ばないカードをドローできればメリットのみを享受でき、理論上は後5クオンも可能。
その一方で陰陽の開祖・クオンをドローして僅かにしかスぺブがかからなかった場合など、切り札級のカードをなすすべなく失う危険性も孕んでいる。単純にそのターン使える手札が増えるため、永続ドローソースとして扱うのも良いだろう。

一方、剥落の暴圧は相手にリーダー効果を付与し、相手のターン終了時に体力の最大値を-1するという物。
類似の効果を持つ猫耳の魔法使い・キャルと同様、当然体力の最大値が0になれば相手は敗北する
こちらはウィッチなどでサブのダメージソースとしての運用になるか。

なお、これらのカードの特筆すべき点としてどちらの能力も重複して付与できるらしいということがある。

実装後


今期のリハク枠の1つ。
実装前・プレリリース時点ではチョイスできるカードどちらも微妙じゃね?といった感じの評価であったが、実装後研究が進むにつれてこのカードのヤバさが明らかになっていった。
主に秘術ウィッチに採用され、単純なドローソースとして採用するのもいいが、何より剥落の暴圧を相手に重ね掛けすることで禁約の黒魔術師までへのリーサルを格段に持っていきやすくなり、キャルちゃん同様にサブプラン、もしくは禁約までの繋ぎとして使えるため、秘術関係ないカードでありながらFOH環境における土の秘術ウィッチを支える1枚になっている。


ん?

相性の良いカード

猫耳の魔法使い・キャル
剥落の暴圧と組み合わせることで相手の体力最大値をガリガリ削れる。従来は3枚キャルを手札に持っている必要があったが5ターン経過すればキャル1枚分が浮くため容易且つ強烈なフィニッシュ手段となる。
でたらめな接合
同時期に登場したディスカードしたカードの枚数と種類により効果が発動するスペル。スペルがないとかなり厳しい状態に陥るため、スペルを入手できるフォロワーであるリンクルとは好相性。
禁約の黒魔術師
剥落とキャルを組み合わせることで回復によるリーサル逃れを防ぎ確実に息の根を止める。
真実の絶傑・ライオ
山札のカードを9回スペルブーストする。ここに蒙昧なる術式が加わればいきなり次元の超越を撃ち込むことも可能。
真実の使徒
蒙昧なる術式でスペルブーストしたにも関わらず十分にコストが下がらず扱い切れない時や、ほぼスペブの意味が無いカードを引いた時に役立つ。同じ回数だけスペルブーストできるためもったいないおばけは採用してみると良いだろう。

公式の紹介


紹介文は説明しているローフラッドくんの口調なのだが、これが初めて紹介されたカードというのもあって誤解され「この見た目で肉食系!?」と話題になった。

モチーフになったアルカナについて


「愚者/The Fool」は、タロットカードの大アルカナと呼ばれる0番目のカード。描かれているのは1匹の犬とともに旅をする男。
0番目のカード、唯一イラストの人物が移動しているなど特別視されることも多い。またトランプのジョーカーはこのカードが元になったとも。
また、この人物が1番の魔術師、21番の世界に描かれている人物と同一とする見方が強く、魔術師以上にウィッチのカードのモチーフとしてふさわしいと言えるだろう。
その一方で、それらのカードとの関連性は一切なくただ単に何の計画性もなく放浪をする人物という見方もあり、解釈が人によって千差万別となっている。

タロットとしての意味は、
正位置の意味
自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。
逆位置の意味
軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。

ジョジョの方


グラブルの愚者

余談

フレーバーテキストの一部が検閲済みのようになっている。
一頁目をめくろう。ボクは《愚者》、司るは《■■》。
二人共に歩もうよ、■■なる契約者。
三儀との交わり、冒険とは■■なのさ。
四苦を超えると、全てが■■だ。どうする?契約者。

そのままだとほとんど読めないが、トークンのフレーバーテキストに含まれるキーワードを■■に当てはめることで、意味の通った文章が浮かび上がる。
無知》の特権は知恵を得ること。
純真』とは蓋然性。
挑戦』せよ、彼女と共に。
未知』なる宝が果てに待たん。
全能》は絶対を知り、傲慢に浴す。
愚鈍』とは必然性。
退屈』に支配された彼女と共に。
既知』の全てを灰色に。
  • 蒙昧なる術式(正位置)
一頁目をめくろう。ボクは《愚者》、司るは《無知》。
二人共に歩もうよ、純真なる契約者。
三儀との交わり、冒険とは挑戦なのさ。
四苦を超えると、全てが未知だ。どうする?契約者。
  • 剥落の暴圧(逆位置)
一頁目をめくろう。ボクは《愚者》、司るは《全能》。
二人共に歩もうよ、愚鈍なる契約者。
三儀との交わり、冒険とは退屈なのさ。
四苦を超えると、全てが既知だ。どうする?契約者。

本体だけではまだどちらにも転ぶ可能性があって、トークンのチョイスで正位置か逆位置か確定させるということを表しているのだろうか。粋だなあ。
正位置から逆位置に行くとなんかアツアツカップルだったリンクルちゃんと倦怠期に突入したみたいで興奮する。
事務的に絞られたい。