おんJシャドバ部 - 《運命の輪》・スロース

では、運命の時です
《運命の輪》・スロース
コスト:3フォロワー
クラスネメシス
レアリティレジェンド
タイプ-
パック運命の神々
CV大谷育江
イラストレータータツヤキ
進化前
攻撃力2体力3
相手のターン開始時、共鳴状態なら、+1/+1して、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。
ファンファーレ 共鳴状態なら、相手の場に惨禍の円環1つを出し、これは消滅する。
進化後
攻撃力4体力5
進化前と同じ能力。(ファンファーレ能力を除く)

他人は 不幸



お気の毒さま
惨禍の円環
コスト:3アミュレット
クラスネメシス
レアリティレジェンド
タイプ-
パックトークン
CV大谷育江
イラストレーター-
カウントダウン 3
自分のターン開始時、「ターン終了まで、自分の手札すべてのコストを+1する」「自分のフォロワーすべてを-2/-2する」「相手の場にアナライズアーティファクト1体を出す」の中から、働いていない能力がランダムに1つ働く。

フレーバーテキスト(《運命の輪》・スロース)

フレーバーテキスト(惨禍の円環)

至るべき概要が来たでしょう


《運命の輪》が示すは《幸運》と《不運》――
――運命とは即ちコイツさ!
幸福と不幸は表裏!さぁ、金貨を跳ね上げろ!


第17弾カードパック「運命の神々」にて登場したレジェンドのネメシス・フォロワー。アルカナゴッドの一人。まさかのマスコット風の獣キャラ。CVのせいでピカチュウと呼ばれている。

2つの効果を持ち、1つは共鳴状態で相手のターンを迎えると、スタッツアップしつつ相手をランダムに破壊する効果。

もう1つは共鳴状態の時に出すと、3つのデメリット効果がランダムに発動する専用カード、惨禍の円環を相手の場に置けるという効果。

全体デバフで相手のフォロワーを一掃したり、手札のコストを上げることで相手がカードを使えない状態になったり、こちらの盤面を広げられたりと、ランダムであることを加味しても非常にパワーが高い。

このように、どちらの効果も強力なのだが、共鳴状態で出すと、「惨禍の円環」を出すと同時に自身が消えてしまうため、場に残ることができず1つ目の効果が使えない。

かと言って非共鳴状態でポン置きするだけではただのバニラになってしまう。
そのため、基本的に1つ目の効果を使いたい場合には+1コスト使って置いた後に共鳴をずらすのが鉄板、あらかじめアナライズアーティファクトを場に出しておいて自壊させたり機器による設計を使えば簡単に調整できる。

実際の環境において、FOH実装時としては1つ目の効果の効果はまず使われることがない。
前評判では強さの分かりづらかった2つ目の効果より1つ目のほうが注目される傾向にあったのだが、現時点では非共鳴で置いた後にずらすという手間があることや役割がアーツマスター・カルラと被るところがあるなど少なくとも積極的に使う効果ではない。

そして惨禍の円環を相手の場に出す2つめの効果だが、相手に与える3つのデメリット効果もさることながらテキスト以外のところ、まず相手の盤面を3Tにも及んで1つ埋めるという効果の嫌がらせ力がなかなかに優秀。新コンセプトの「連携」に対してもいい意味でミスマッチしており、やられる側からするとかなり厄介である。

特にローテ環境においてはロイヤルの連携、ネクロの葬送、ウィッチの秘術など盤面に空きがないと動きづらいデッキが増えたためコントロール色の強いネメシスデッキを組むのであればまず入れてみると意外な場面で活躍してくれる。
ゼルガネイア直接召喚をケアしている相手に対して、円環にパペットボックスを使用して強引に当て先を用意するといった使い道も。

なお、エルフに対しては(森林の狼) (対空射撃)などが採用されているデッキでは1コストで手札に回収されてしまい何の働きもできないことがあるほか、当然カウントアミュレットなのでビショップクラスのカウントブースト札で対処されることもなくはない。だが、SOR環境でTier1で猛威を奮っていた【ロキサスエルフ】に対してはコストアップにより相手のコンボを妨害できたり、そもそも盤面を目一杯に使う彼らに対しては1つ盤面を埋められる事がとても辛く上記に記載しているアミュレットを回収しようにもその1コスがかなりのロスであり自然採用型の場合、手札も溢れることもしばしばある為、かなり有力なカードである。


惨禍の円環での効果「コスト増加」「-2/-2補正」の確認方法について

モチーフになったアルカナについて



「運命の輪/Wheel of Fortune」は、タロットカードの大アルカナの10番目のカード。
西洋的な意匠の多いタロットカードだが、これはかなりエジプト的なデザインとなっておりアヌビススフィンクスなどが描かれている。
円盤に描かれているラテン文字は読み始める方向によって言葉が変わり、12時の位置から90度ずつ時計回りに読むと「TARO(T)」(タロット)、反時計回りに読むと「TORA」(女教皇が持っている書物の名前)、6時の位置から時計回りには「ROTA」(輪)と読める。
さらに、ラテン文字の間にはヘブライ文字が描かれているが、11時の位置から反時計回りに読むと「יהוה」(ヤハウェ)となる。

タロットとしての意味は、
正位置の意味
転換点、幸運の到来、チャンス、変化、結果、出会い、解決、定められた運命、結束。
逆位置の意味
情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格、アクシデントの到来、解放。

ジョジョの方

グラブルの方

余談

フレーバーテキストは謎の……で始まり……で終わるがこれはジョイント部分。
例えば進化前と進化後を繋ぐと
……てみてください。お聞きしましょう、主よ主。
僕は《運命の輪》、司るは《幸運》。
主にとって素敵な驚嘆を届けるのでしょう。
つまり、僕に願いを教え……
……ると良いでしょう。素敵な事だけ起こしますから。
主は幸運で、最高になるでしょう!たぶん。
まだ何が此方の幸せか知りませんからね。
だから、僕に何度も願いを伝え……

というふうになって文章が成立する。進化前と進化後だけではなく、進化前と進化前でも進化後と進化後でも連結可能。運命の輪の通りぐるぐる回り続けることを意味したクッソおされなテキストである。数奇ですね
これだけ見ると一見無限に幸運を与えてくれる聖獣のようだ。
しかしトークンのテキストを巻き込むと……
……てみたって、ホラ。こうなるんでした、主よ主。
司るは《不運》、他人に災い振りまくってことでした。
見て見て、悲惨!おかげで幸いはコッチに転がり込んだ!
これも主の幸せですよね?おや、なら願いを変え……

なにしてくれんとんねん。他人に災いを振りまいて喜ぶ文字通りの畜生である。
しかも幸運の方は話聞くだけなのに不運の方は実際に起こしてきやがる。害獣かな?
金が欲しいという願いを事故死の賠償金で叶えた猿の手や、破壊や殺人を伴う形で願いを叶えるFateに登場した変質後の聖杯のように、願いを叶えるのにも様々な方法があることを体現している。

幸運を司る本体の場合は場に残りつつスタッツ上昇+ランダム破壊という素敵な事を起こし、不運を司るトークンの場合はアミュレットで相手の場を1つ占拠する+こちらに益のある効果を起こす=他人に災いを振りまきコッチに幸いを転がり込ませる、ということを表していると思われる。

余談 その2


まあ誰でもこういう反応になるだろう。

胸の高鳴り!
てか、可愛い。