最終更新: ikusaglmaikusaglma 2023年07月01日(土) 21:30:47履歴
「2コス3点」とは低コスト除去の基準の1つである。
例えば森荒らしへの報いや消えぬ怨恨(調整前)といった2コス2点+αの除去はSTD期から多く存在した。しかし、2コス3点。このラインは他の除去とは何が異なるのだろうか。
例えば森荒らしへの報いや消えぬ怨恨(調整前)といった2コス2点+αの除去はSTD期から多く存在した。しかし、2コス3点。このラインは他の除去とは何が異なるのだろうか。
- 除去出来る範囲の広さ
- 勿論これが筆頭だろう。3点というのは「効果持ち4コストフォロワー」ないし、「進化してフォロワーを除去した4〜6コストフォロワー」の体力に非常に刺さりやすい。だからなんだと言うと、「4コスを取りやすい2コス」であるということであり、つまりは2のテンポアドバンテージを取りやすいカードだということなのである。
何故、マーズをSFLではすぐ処理されてしまったのか。2コス3点が環境に蔓延っていたせいである。何故DBNでマーズが猛威を振るったのか。まともに2コス3点を積んでるデッキがヴァンプとエルフ、斜陽だったネクロぐらいしかなかったからである。
このように、環境にある2コス3点の数はカード評価を大きく変える要因となりうるのだ。
- 後攻4コストで2コスカードと合わせて使える。
- 当たり前だろ。
いや当たり前なのだが、確かにこれは2コストスペル全般に当てはまることなのだが、落ち着いて聞いて欲しい。
例えば相手の場にヘルス3のコスト4フォロワーがいるとして、それを2コス3点で取り、ファイターを置く。そうするとなんと進化権を使わずに、相手の最高コストのカードを取りつつ2コスを立てられるのだ。進化権を使えば他のカードも除去できる。*1
……馬鹿みたいな説明になってしまったが、要は後攻が最もテンポを取り返しやすい瞬間を作れるのだ。置く2コスが例えばリリエルなら更にもう一体倒せる可能性が出てくる。
逆に言えばヘルス3とはこのように、相手のテンポアドバンテージの取得を許しやすいというデメリットを孕んでいるのだ。フラウロス、トラロックのポン置きが弱いのは具体的に説明すればこういうリスクを持っているからというのが大きい。
とまあシャドウバースのサイクルの中でも最も重要と言っても過言ではないカード群、それが2コス3点だ。このカードの働きを感覚ではなく言葉で理解することが重要だということを理解出来ただろうか。出来てもらえたなら嬉しい。
かつてはシャドバのゲーム性の根幹を成していたと言ってもいい2コス3点だが、現代において環境で語る機会はほとんどなくなったと言っていい。
ナテラ崩壊で登場した邪悪なる契りや平等なる裁きなどから2コス除去でできることが3点ではしょぼくなり、極天竜鳴ではノーデメリット無条件に確定破壊できる手裏剣術が登場してしまった。
こうなった背景として、盤面を並べることがリスクになる環境が続いたこと、単なるインフレ、後攻捲り用に導入された新たな概念の浸透などが挙げられる。
ともかく、2コス3点は強いカードの基準ではなくなってしまった。
しかし、カードメイクでは未だに意識されている節がある。
アーティファクトインパルス、大地の魔拳、エンジェルブレイク、どれもこれもバーンダメージを与えるカードだが、基礎スペックは2コス3点である。紅の仁義、ムーンパラディン・アストルフォなんかは1ドローという強力なおまけが付いているが、やはり立派な2コス3点である。
運営としても「分かりやすい除去のライン」として2コス3点は使い続けてるのではないだろうか。ワイが勝手に思ってるだけかもしれないけど。
ナテラ崩壊で登場した邪悪なる契りや平等なる裁きなどから2コス除去でできることが3点ではしょぼくなり、極天竜鳴ではノーデメリット無条件に確定破壊できる手裏剣術が登場してしまった。
こうなった背景として、盤面を並べることがリスクになる環境が続いたこと、単なるインフレ、後攻捲り用に導入された新たな概念の浸透などが挙げられる。
ともかく、2コス3点は強いカードの基準ではなくなってしまった。
しかし、カードメイクでは未だに意識されている節がある。
アーティファクトインパルス、大地の魔拳、エンジェルブレイク、どれもこれもバーンダメージを与えるカードだが、基礎スペックは2コス3点である。紅の仁義、ムーンパラディン・アストルフォなんかは1ドローという強力なおまけが付いているが、やはり立派な2コス3点である。
運営としても「分かりやすい除去のライン」として2コス3点は使い続けてるのではないだろうか。ワイが勝手に思ってるだけかもしれないけど。
このページへのコメント
今期は久しぶりに対象がいないと使えない除去スペル(極意たる空絶)が環境最前線で使われてると思う
ただし1コス4点回復の方が重視されてそうだし、使えなかったら融合できて腐りにくい
懐かしさを感じる記事
今や一番見かける2コストのメタトロンを取れない話にならないスペックになった
ブレイクタックルさんはまだ載ってないのか
最近除去目当てで2コス3点って殆ど見なくなったな
そもそもローテのプールにベーシック以外殆どないんだけども
選択式の2コス3点となるとアストルフォくらいですかね…
幽体の剥離が有るけど、消費が激しすぎるッピ
エルフの高級対空射撃とか…
というか盗賊の乱飛とか1コスト3点で一切デメリット無いのに採用圏外なのが…
手札埋めるデメリットがあるファイ
真面目な話ただの除去って時点で当て先なきゃ腐るからリーサルに絡むような札とかアストルフォみたいに空撃ちしても損しないようなカード以外は環境次第で優先度ガンガン下がってしまうねんな
冒険者の登場で3ターン目のフォロワーを取れない場合ができたけど、それでも便利だよね
先2パスチャーパスチャーウェルダーとか先3スパイデバイスを綺麗に処理できるのはやっぱでかい