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サンプルデッキ


アンリミもグラマス到達+GPラウンド1も難なく5勝。このデッキ――強い!
※このデッキはVECアディショナル前のデッキです。

概要

 自然咆哮アンリミは核のに包まれたいつものことでは? ボブは訝しんだ
 カオスウィザードを獲得したことで異常な速度に到達したドロシーウィッチ、ムニャールやアニエスによって殺意を高めた都市疾走ビショップ。アンリミ環境の超加速によって多くのデッキが淘汰されたが、そんな中で耐久する道があるとすればこのエイラビショップだろう。
 ミッドレンジの動きでも最強クラスのパワーを持つ清純なる祈り・エイラ。そこにコントロールの動きとしては今でも優秀な天狐の社を取り入れた天狐エイラビショップを紹介しよう。この構築では機械エイラでは足りない回復量と純天狐では補えないテンポロスのバランスに強く着目している。カードの解説に入る前に、簡単にそれぞれのプランの役割について解説しよう。
  • エイラプラン
 本来コントロール向きだが、ドロシーや黄金都市といった相手に必須な回復という要素を清純なる祈り・エイラによってミッドレンジにまで落とし込むことで、アグロ〜ミッドレンジに対して強力な対応力を持つプラン。
 ROG期のリペアモードを軸にしたエイラビショップではドロシーや都市に対し回復量が足りない、という弱点を回復寄せにすることでカバーしている。が、ミラーのエイラ戦や一部の除去を強めたコントロールタイプのデッキ相手には回復寄せの構築が裏目になりやすい。そこで……
  • 天狐プラン
 エイラではフィニッシュが難しい相手に対するサブプラン。また、エイラに進化を切れなかった場合に分岐するパターンも多い。純エイラやコントロールタイプのデッキに対して有利を取る為の採用だが、多くの場合はテミスの審判が決まり手になることが多い。対エイラではテミスがぶっ刺さりな上、ドロシーを採用しているドロシーウィッチにはリソースを吐ききった後のテミスで大きく失速、停止する。テミスでひっくり返した盤面に更に押し込む為の天狐なのだ。ライフアドバンテージをボードアドバンテージに変換する、回復を上手く活用したデッキと言えるだろう。

採用カード

1コスト
 あくまで天狐エイラはミッドレンジ〜コントロールデッキなので、1コスト自体に「先5でエイラ+クルト進化にくっつける」という意味合いが強い。その為回復札以外を採用する価値は特にない。
温情のラビットヒーラー3枚確定。先5や後5でエイラ、クルトとくっつくフォロワーとして最高クラスの性能を持ち、エンハンスも回復量が必要な時に強く使えるので天狐プランでも問題なく活躍できる。リペアモードが使えないので低マナ回復役としてかなり重要。
黄金の鐘3枚確定。この一枚でエイラと天狐のリソース不足問題はかなり解消されたと言って良い。時間差こそあれど、純エイラよりも盤面の狭さに悩まされないのも嬉しい。マリガンでは積極的に探していきたい。

不採用勢

2コスト
 このコスト帯の最大の注目ポイントは虹の輝きで除去されてしまう」ということ。よって事故を下げる為とは言え、ただ2コストを膨らませるだけではドロシー対面を意識できているとは言えない。
ラビットヒーラー2コスト2回復と破格の回復量を持ち、虹の輝きでは返したくないファンファーレというのが味な一枚。マジックミサイルなどの裏目は勿論存在するが、それらのバーン札を吸ってくれる+エイラ起動後なら攻撃よりなスタッツが圧になるなど、回復札としては一番優秀。
聖なる弓使い・クルト聖神弓! リペアモードがない分OTKプランはやや難しいものの、そもそも今の速度でクルトフィニッシュを狙う方が無理があるので初めから切ることにした。であれば回復札を優先した方が良いのでは? と思うかも知れないが、虹の輝きではなく確実に除去したいフォロワーであること、どの対面であっても放置できないフォロワーであることから、守護以上に強力なデコイになってくれるのが優秀。こちらのデッキを読ませないという意味でも色々と活躍してくれている。
赤枝の聖騎士・ノイシュ基本的には安息の領域の方が強いが、場捌けの良さが存外便利と感じたのでノイシュを優先。飢餓アニエスや魔法剣狂信者といった大ダメージ、エイラメタとして一定数いる庭園に対する牽制としての採用だけでなく、エイラ相手に極力リソースを吐いて貰ってからテミスを打つ為の時間稼ぎとしての役割が結構大きい。領域だと進化は温存されてしまうがノイシュだと勝ちを確信して進化切ってくれるケースが多いのよね。
ユニコーンナイトエイラの除去がクルトに依存している為に、進化権が切れると弱いという点をカバーする。またユニコーンの3点回復もこの環境ではバカにならず、除去が十分だと判断したらユニコーンをチョイスしよう。虹が打たれたらもっかいチョイスできるのでラッキー!
僧侶の聖水手札補充+盤面を埋めない回復札として。リペアがない為盤面が一度埋まってしまうと回復出来なくなってしまうケースがしばしばあったので2枚採用。筆者的には効率の悪いドローソースは3枚積むと自分を引くケースが寒いので大体2枚にしている。

不採用勢

3コスト
 ここからは虹の輝きで除去されない為、ドロシー対面を強く意識した採用、及びエイラ+クルトへ繋げる為の札を優先したいところ。積み過ぎると事故の原因になる難しいコスト帯。
安息の従者「ヘルス4」これが本当に強い。何が強いって2コス3点で取れず一発で取れないと体力を回復する上、エイラ後はどんどん成長するので進化や除去札をかなり吸ってくれる可能性が高い。後3で従者が取れないと後4エイラでもれなく相手が吹っ飛んでいく。エンハンスの守護も結構強い。添い寝して♥
希望の女王・リテュエルエンジン。ただし自身は進化を使わないと回復札にならないこと、3Tに投げる札ではなくどちらかというとコントロール帯で真価を発揮することを踏まえて2枚採用に減らしてみたが、序盤で引いてしまう事故が減って結果的に手札も回るようになった気がする。というか削りたいところがあんまりなかった。
詠唱:白牙の神殿ぶっちゃけエイラとか天狐とか以前にこいつがアホ強い。回復によってコントロール出来るカウントダウンを活かしてテミスと合わせたり、エイラやクルトの着火剤としても申し分ない働きをしてくれる。2枚置きの割れる速度テンポロス考慮してもヤバすぎませんかね……

不採用勢

4コスト
 必須カードが集中していることもあり、変に入れたいカードを入れようとすると渋滞が起きる。マーウィン入れたい……。
清純なる祈り・エイラエイラというデッキを純粋なミッドレンジとして成立させた張本人。ぶっちゃけナーフ後の方が進化時にリソースを吐く必要がなくなったので、長期的に見るとバフじゃねと思わんこともない。ただし進化権が必要というのが先攻では特に厳しい状況が多く、純粋な守護持ちが少ないこともあって進化が切れる状況でもあえてエイラプランを捨てるというパターンはそこそこ多かった。なんだかんだ筆者はエイラのコンセプト大好き。
聖弓の使い手・クルトメンタルリーサルウェポン。基本的に進化権はこいつの為に存在しているので、とにかく耐久しつつどちらのプランに分岐するかを判断しよう。対面によってはエイラ進化<クルト進化になるケースもあるので安易に切ってしまうのはNG。

不採用枠

5コスト
 ここからはコントロール、つまり天狐を意識した札を採用したいところ。とはいえあまり枠を裂くと事故って轢かれる可能性が高くなってしまうので、その塩梅は慎重に。
天狐の社今の速度なら4コスになっても許されるんじゃないかと思ったこともあるが、今でも十二分に強い。ここぞというタイミングで置くことが出来れば後は回復してるだけで除去しつつ相手の息切れまで持ち込むことが出来る為、進化権が切れた後でも問題なく移行出来るプランとして実に優秀。

不採用枠

6コスト以上
七宝石の姫・レ・フィーエリジェネレーター。彼女が安全に着地できれば勝ちはもう目の前にあると言って良いだろう。純粋な守護持ちがレとエイラしかいないので3投しても良いのだが、環境の速度的にレを着地したら負けるといった状況も多くなかなか難しいところ。低速化すれば3投に戻すことになるだろう。
テミスの審判対エイラ及び対ドロシー最終兵器。エイラはともかくドロシーに刺さるのかと思う人も思うかも知れないが、ドロシー側はクルトで返せるラインを理解しているので、それを上回る展開量か、一気に展開出来るまで疾走札を温存するか、ドロシーでデッキを回すかの選択をすることになる。こちらが早くクルトを出したり進化権がなくなったりすれば、もうクルトはないと踏んでリソースを吐ききったドロシーに対してテミスで切り返し、それから回復でコンシードへ持ち込んでいくという動きでドロシー対面のおおよそのパターンは対処できる。天狐やエイラがなくてもドロシーはカモれるのでテミスは大事。

不採用枠

プレイングとマリガン

基本マリガン

 基本的にエイラ&クルト、黄金の鐘、白牙を探したいのでそれ以外は全マリとすることが多い。それらが見えていた場合は2コストはユニコーンナイトのみキープ、天狐プランが必要な相手には天狐の社、テミスの審判もキープ対象に入る。絶対に返すカードとしては温情のラビットヒーラーと希望の女王・リテュエル。
対エルフ:基本マリガン

豪風リノセウスエルフ……やや不利

アマツエルフ……有利

対ロイヤル:基本マリガン

アグロロイヤル……有利

対ウィッチ:基本マリガン+安息の従者

ドロシーウィッチ……有利

対ドラゴン:聖なる弓使い・クルト、清純なる祈り・エイラ以外全マリガン

庭園ドラゴン……やや不利

フェイスドラゴン……有利

対ヴァンプ:基本マリガン

アグロヴァンプ……有利

対ネクロ:基本マリガン

ミッドレンジネクロ……互角

骸の王ネクロ……有利

対ビショップ:基本マリガン+テミスの審判

エイラビショップ……互角

黄金疾走ビショップ……互角

対ネメシス:基本マリガン+天狐の社

AFネメシス……不利

おわりに

 アンリミグラマスを走るに当たって一通りTier1デッキを触って確認してみた感じ、純エイラでドロシーに轢かれる回数が多すぎて有利とかウッソだろお前wwwと思ってたので、ではどうすればドロシーを確実に倒せるエイラを作れるかという点に着目したのが今回の起点に。MP9000以降はエイラが多く一瞬停滞したものの、比較的ストレスフリーに盛ることが出来たのでいい具合に構築できたのかなと、それなりの自信を以てこのデッキをオススメする。
 最後に、記事のレイアウトでhero_heroニキの目次+コスト別考察が非常に分かりやすく、非常に美味しかったのでオマージュさせていただきました。そちらも見とけよ見とけよ→オールレンジ抜刀ロイヤル(VEC期)

このページへのコメント

純エイラだとテミス使用した後また隙ができるから辛いですね…これは辛い…けど、この天狐入り構築ならある程度カバー出来そうですねぇ!

0
Posted by 名無し(ID:YZ3QKEc3AQ) 2019年10月19日(土) 16:18:29 返信数(1) 返信

そこ結構重要なんスよね。純エイラとぶつかった時にこちらがテミスって選択肢を持っていて、それを前提に動けるので相手からするとケアがしにくく、一度天狐からテミスで返せるとリソース的に天狐でも十分除去できる盤面しか出てこなくなるのでやっぱり天狐は強い エイラ2枚置きはたまにキツいけどね……

0
Posted by  spine634 spine634 2019年10月19日(土) 18:45:18

記事作成乙乙! 参考にしてくださって感謝の極みでございます…コスト別考察や目次は他の兄貴を参考にしたものなんで、この場をお借りして感謝を…
今環境で天狐を投入するという思い切りは凄いっすね…常人じゃ思いつかないけど結果構築が吐き気を催す邪悪になってるのがウーン(卒倒)
マリガンが特に参考になったゾ! 普段回さないから適当にコスト通りキープしてたのが恥ずかしくなりましたね…

1
Posted by  he_ro_he_ro he_ro_he_ro 2019年10月19日(土) 10:35:25 返信数(1) 返信

サンガツゥ いつも見やすい記事で(尊敬)感じる……! 今の環境で敢えて耐久路線でデッキを組みたくなるのはもう性格ですね……
純エイラでは先攻時の進化権の管理の厳しさ、除去の貧弱さが気になっててそれを補う為のテミス→天狐の動きをスムースに取り入れられたのでデッキとしての完成度もかなり高いと思われる。特に対ドロシーは意識することを自分で理解出来てからはアグロ以上におやつでしたね……高速環境でもコンシードがしたい!

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Posted by  spine634 spine634 2019年10月19日(土) 18:42:49

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