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概要

最近スレなどでよく使われるようになった言い方。概ねそのままの意味でプレイして直接相手のリーダーの体力を削ること、またそれが出来るバーン疾走のようなカード、コンボのことをいう。

Not 「手札から打点」

いまいちピンと来ない人もいるかもしれないので余事象的に考えてみよう。手札から打点を出せないカードとはその多くが盤面を強化するカードである。

例えるなら
乙姫セージ
盤面は強力だが、AoEで除去されてしまえば何も残らない。
茨の森
非常に強力なシステムアミュレットだが、このカード自体が打点に直結する訳では無い。
いにしえの聖域
単体で完結したパワカだが、黄金都市などで立て続けにバロンを出せるように工夫しないと各個撃破されやすい。


どれも大なり小なり理不尽さを持っているが、対処は可能なのだ。そしてある程度の余裕を持って対処された時、結局の所は勝利に近づけたとは言い難い。逆に言えば除去されない、されにくい環境であればこれらのカードは強力な性能を遺憾無く発揮する。

アグロデッキなどでもこれらの差は如実に現れる。具体的なクラスは時々によって変わるので割愛するが、アグロデッキにも「処理しきれない物量で押し流していくタイプ」と「序盤からバーンや疾走でゴリゴリ削っていくタイプ」の2つがあるということは810先輩にも理解できるだろう。

こうしたカード、デッキはAoEに対して非常に弱いことが挙げられる。アンリミアグロエルフは一時期流行の兆しを見せたが、黄金都市ビジョの禁じられた儀式に対する有効な回答を得られないのもあり、結果的にはフェイドラに劣るものとなっている。

フィニッシャータイプ

闇喰らいの蝙蝠
PP8で特大バーン可能。
幽霊支配人・アーカス
10TでOTK可能。
粛清の英雄・メイシア
7~10Tで進化権を使って特大打点を相手にぶち込む。
マナリアの魔導姫・アン
PP10で特大バーン。

記憶でいえばこの4枚が新しいのではないだろうか。よく盤面無視カード、とも言われる。

「手札から打点」というのは先述したように、序盤から使える細かいバーン(鋭利な一裂きのような)ものも含まれるが、やはり華はこれらのような特大ダメージとされることが多い。

苦境に立たされながらも準備を進め、油断した相手に(或いは攻めきれずに臍を噛む相手に)決着の一撃をぶちかます快感はえも知らぬもの。これらのデッキの使いがいと言えるものだろう。

それはさておくとしても、利点はやはり前文にある。「勝利確定の切り札」を勝ち筋として握っておけるデッキはやはり強い。この点に関していうのなら、フィニッシュ力と単に言い替えてもいい。フィニッシュ力のないデッキとは往々にして勝てないデッキである。(その点でいえばグッドスタッフロイヤルは特殊。レイサムセリアとかでやりようはいくらでもあるけど

それ以外の「細かい打点」

派手な効果を先に紹介してしまったが。中盤に使う細かい打点としての意味もある。
ダークドラグーン・フォルテ
細かい(大嘘
相手の温いプレイの間隙に射し込むことが出来れば尋常ではないライフアドバンテージを稼げる。場合によれば2枚目のフォルテでゲームエンドに持ち込めることも。
真実の狂信者
スペルブースト持ちの3/5疾走。コスト0でケツデカ展開しながら着実に相手の盤面を取ったり体力を奪える。
ファントムハウル
ミミココハウルで中盤に一気に9点削り飛ばせるこのカードはSTD期に猛威を奮った。
同期のカースドソルジャーと共に最初期の手札から打点を出せるカードであったといえるだろう。

これらのカードがあることは非常に中盤でのデッキパワーを高める。いぶし銀とも言うべきか。これらのカードがゲームを終わらせることもよくある(特に進化で打点を伸ばせる中型疾走)ので、これらもまた、印象に残りやすい。

ということはこのジャンルのカードの層が厚いということは勝ち筋がもう1つ増えるということであり、逆に言えばここの層が薄いと必然的にフィニッシャーへのウェイトも高くなってしまう。

例えば実践においては蝙蝠デッキが飛ばすバーンはおおよそ9~12点。このラインは(少々比較対象として力不足の感を覚えるが)PPブーストを持つリントヴルムと同レベルである。では何が違うか。当然中盤層の打点が豊富であるかどうかという点である。

その他にもフィニッシャーの性能差があるとはいえそれにしてもこの差は大きい。

但し上記の「not 手札から打点」へのAoEのようにこの要素に対してはリーダーの回復が相当する。もし仮にここの細かい打点分を全て回復されてしまったとしたならば、フィニッシャーが何枚いてももうどうしようもなくなるということは想像に難くない。

また、回復に限らず強力な盤面力を構築されてこうした細かい打点をリーダーではなく敵フォロワーに割かねばならなくなった場合もやはり辛いだろう。

つまり?

「手札から打点」の意味は3つ。
  • 序盤から相手に圧力を与えられる火力
  • 中盤にライフアドを稼いでイニシアチブを奪う決定力
  • 強引にゲームエンドに持ち込むフィニッシュ力

そして「not 手札から打点」が持つ
  • 相手の抵抗を許さない盤面力

総括してこれら4つの要素の内複数を兼ね備えたデッキがT1になる傾向にあるのだ。

逆に言えば、人が強いと言ったデッキでも、こういった要素をどれだけ持ち合わせているかというかを基準に吟味することでよりフラットな見方をすることが出来るだろう。

ところで、これらの要素はデッキの馬力といえるのだが、馬力を出すためのエンジンとは何だろうか。
ドローソース?である。

この2つ……つまり、手札から出せる打点とドロソを持たないならばどれだけ強いコンボを持っていても基本的には運用は難しい……と、筆者は考えている。

余談

中盤、もしくは序盤からこの「手札から打点」に完全に頼り、盤面を放棄するデッキを「空中戦デッキ」ということもある。

このページへのコメント

頭シャドバのホモからすれば知ってるYO!って話だけど
初心者向け解説も必要だとおもいました(こなみ)

8
Posted by 名無し(ID:vnwM8QuxOg) 2020年02月04日(火) 13:21:05 返信

概ね同意だけど手札から打点って昔から使われてるイメージ
なんならアグロが流行るたびにデモストとか舞踏がそんな呼ばれ方することもあったと思う

1
Posted by 名無し(ID:ieV2gWCXxA) 2020年02月04日(火) 12:50:57 返信

丁寧でとてもいいと思いました(小並感)
TCG用語やし一般向け解説記事も必要だと思う

7
Posted by 名無し(ID:iCRFZwFKDQ) 2020年02月04日(火) 12:22:47 返信

天喰らう異形…あ、なんでもないです

0
Posted by 名無し(ID:JWemOKLDDA) 2020年02月04日(火) 11:58:32 返信

ワイは記事制作ニキが思う通りに書けばいいと思うで

0
Posted by 名無し(ID:8Ps7gjsbfQ) 2020年02月04日(火) 11:16:38 返信

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