ざわざわ…ざわざわ…
開闢の預言者「ではこれより！『絶傑』の採用試験を始めるとしよう！�ー�身の名前、�⇒燭┐觧醂�、��自身の能力、のテンプレに合わせて、舞台の上でプレゼンをしてもらおう」
開闢「なお、君たちにはここに入る際に番号が入っている札を渡している。その順番でプレゼンをさせるから、番号が近づいた者は準備をして置いてくれよ」
ざわざわ…ざわざわ…
信者「遂に始まりましたね！ヴァーナレク様！」
従者「世界に試練を与える立場である『絶傑』の採用試験…噂に違わぬ人の多さですね…ね、ヴァーナレク様」
ヴァーナレク「そ、そうね…」
従者「…？」
使徒「しかしヴァーナレク様が絶傑に興味があるだなんて知りませんでしたな」
ヴァーナレク「え、えぇ、まあ…」
信者「…」
狂信者「ところで事前告知されてたように、『試練』の内容はお決めになられたので？私らは何も聞かされてませんが…」
ヴァーナレク「あ、その…」
信者「……」
信者「あの〜」
信者「もしかしてヴァーナレク様」
信者「勢いだけで参加されてません？」
従者・使徒・狂信者「！？」
ヴァーナレク「……」
ヴァーナレク「うぅ…だってぇ…」
信者「ハァ〜〜〜（クソデカため息）やっぱり…
おかしいと思ったんですよ、いつも自分から動かないヴァーナレク様がこんなのに参加するなんて…」
ヴァーナレク「だってぇ…絶傑になったらぁ…チヤホヤされると思ってぇ…」
狂信者「えぇ…」
信者「…それで？試練の内容は決めてるんですか？」
ヴァーナレク「えとその…」
信者「決めてないんですね」
アナウンス「エントリーナンバー1番の方、前にお越し下さい」
使徒「もう始まってる！」
信者「ヴァーナレク様は何番なんですか？」
ヴァーナレク「…1919番」
信者「ならまだ時間はありそうですね。とりあえず他の参加者を見て参考にしましょう」
開闢「ではエントリナンバー1番、プレゼンをしたまえ」
ﾀｯﾀｯﾀｯ…
パメラ「パメェ〜！パメパメラパメパメェ！」
開闢「なるほどパメラさんね、世界に与える試練は『私刑』 の試練と…まあスタンダードって感じだね」
パメラ「パメ…パメパメェパメラッチョ！」
開闢「…なんと！味方の強さを倍にする能力を持ってるのね…」
ざわざわ…ざわざわ…
「なかなかやるな」「結構やるじゃない！」「ほお…大したものですね…」「パメラ犯す」
わーわーわー
ヴァーナレク「1番の方は評価高そうね…」
信者「まあ最初ですしハードル低いってのもあるんでしょうが、実際いい能力を持ってますね」
ヴァーナレク「わ、私も同じ能力って事にしちゃえば…」
信者「被ったらその分希少度が下がっちゃいますよ、それに…」
アナウンス「では2番の方、舞台の上にどうぞ〜」
ｶﾞｼｬ…ｶﾞｼｬ…
滅殺「我は滅殺の鎧…『破壊』の試練を世界に与える者…」
開闢「なるほどかっこいいね。能力はどのようなものを？」
滅殺「能力は…そう、我の能力は破壊された味方の数だけコストが下がり、攻撃と体力が上昇する…この『破壊』の名にふさわ
開闢「盛りましたよね」
滅殺「し…」
滅殺「……」
滅殺「…………」
滅殺「あの…すいませ…」
開闢「アブソーブスペル！」
滅殺「マァァァァァァァァ！！！！？？？」
ｼｭｩｩｩｩ…
信者「あんな風になっちゃいますよ」
ヴァーナレク「」ｶﾞｸｶﾞｸ
開闢「盛ってもすぐバレるからね〜では次の人どうぞ〜」
ﾄﾞｼﾄﾞｼ
ミラ「はぁ〜い！ミラちゃんでぇ〜す☆年齢はひ・み・つ♡だけど心は永遠の17歳でぇ〜す！」
開闢「はい、ミラさん38歳ね。世界に与える試練は『老化』の試練でよかったですか？」
ミラ「ちょっとちょっと〜違いますよぉ〜失礼すぎませんか〜？私よく20代に見えるって言われてるんですよ〜？」
開闢「それは20代の時の話ですか？」
ヴァーナレク「なんかああいうのを見てると少しは気持ちが楽になるわね…」
信者「明日は我が身ですよヴァーナレク様。あんな風にスベりたくないなら必死に『試練』と『能力』を考えて下さい」
ヴァーナレク「うぅ…そんな事言われても…」
信者「ほらヴァーナレク様、あなたなんかかっこいい羽生やす能力あったでしょ！あれでいいじゃないですか」
ヴァーナレク「嫌よ！『なんかかっこいい羽生やす能力』なんて言っても採用されるわけないじゃない！」
信者「まだ採用される気でいたんですか…もう諦めてスベらないように無難なやつにしましょうよ…」
アナウンス「では次の方〜」
信者「あ、また進みましたよ」
開闢「はい、では名前と試練と能力を」
ネレイア「ネレイアと申しますわ。試練は『SM』の試練を与えようかと…」
開闢「なるほど、なかなか個性的な試練をお考えになってるようで。ところで…能力の方は？」
ネレイア「いえ、その…わたくし、大した能力を持ってませんの…」
開闢「そうなんですか…こちらとしては何か能力が無いと採用の考慮に入れられないのですが…」
ヴァーナレク「ふっ、どうやら私と同じような人がいたようね」
信者「ヴァーナレク様よりはマシだと思いますよ」
ネレイア「ただ…」
ヴァーナレク「？」
ネレイア「イージスってあるじゃないですか〜」
開闢「ええ、あの私を超える完全なる耐性を持つ最強の御仁ですが….それが何か？」
ネレイア「あれ…」
ネレイア「倒せます！」
…
うおおおおお！！！？？？？？
「あのイージスを倒せるだって！？」「なんて奴だ！」「神よ…」「これマジ？イージス信仰するのやめます」「GO is GOD」
ざわざわ…ざわざわ…
ヴァーナレク「なんて事！あの人…自分から先にハードルを下げる事によって、その後の能力の印象を強めたのね！なんて事を思いつくの…」
信者「ただのマッチポンプじゃないですか」
ヴァーナレク「くっ、私も何か思いつかないと！あんなのに負けないインパクトのあるやつを！」
信者「主旨変わってません？」
アナウンス「では次の方〜」
ヴァーナレク「もう人のなんて聞いてる場合じゃないわ！早く考えなきゃ…」
バハムート「盤面ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！
ヴァーナレク「とりあえずかっこよくてインパクトのあるやつに…」
狂信者「自傷したら+1/+1するやつで良くないですか〜？」
ヴァーナレク「そんなの見習い魔法剣士と対して変わらないじゃない！」
信者「あれよりはまだ強いでしょ！」
ピュートーン「山札ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！
信者「とりあえず嘘だけは無しで！地味でいいんですってば！」
ヴァーナレク「みんなすごい能力ばかりなのよ！こんな中で地味な能力なんて言ったらバカにされちゃうわ！」
信者「大丈夫です！私はもう充分あなたをバカにしてます！」
アルヤスカ「鼓膜ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！？？？？
聖獅子「スマホってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！？？？？
キャル「ベクシンスキーってあるわよね？」
うおおおおおおお！！！！？？？？
…………
……
…
アナウンス「では次、1918番の方〜」
ヴァーナレク「うーん能力能力……ん？1918番？」
従者「確かヴァーナレク様の番号は…」
ヴァーナレク「この次私じゃない！！！どどどどどどどうしましょうううううう！！！！？？？」
使徒「とりあえず落ち着いて！腹式呼吸して落ち着いて！」
ヴァーナレク「ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…ふぅ…ありがとう、落ち着いたわ」
アナウンス「では1919番の方〜」
ヴァーナレク「うわぁぁぁぁぁぁ！！！！（ﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭ！！！！！！ﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟﾋﾟﾄﾞﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｭｭｭｭﾌﾞﾘﾘｲﾘﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞｩｩｩｩｯｯｯ！！！！！！！ ）」
信者「ダメみたいですね…」
開闢「では舞台の上にお上がり下さい」
ｶﾂ…ｶﾂ…
ヴァーナレク「うぅ…ヴァーナレク…です」
開闢「はい、ヴァーナレクさんですね。では試練と能力を」
信者（もうこの際なんでもいいんですよヴァーナレク様！どうせ受かりませんし！地味な能力なら多分嘘ついてもバレませんよ！無難でいいんです無難で！盛るのだけはやめて下さい！）
ヴァーナレク「えーと…その…試練はぁ…」
ヴァーナレク（うぅ…何も思いつかない…頑張って考えてたのに…みんなが一緒に考えてくれたのに…ごめんなさいみんな…）
ヴァーナレク（あぁ信者ちゃんがこっちを一生懸命見てくれてる…応援してくれてる…うぅ…相変わらずスケベな胸してるわね…）
開闢「スケベ？」
ヴァーナレク「え？」ﾎﾟｶｰﾝ
開闢「今なんと仰ったのですか…？私にはスケベと聞こえたのですが…」
ヴァーナレク（やっば！！！声に出ちゃってたの！！？？もう何やってんだかこの状況で……）
ヴァーナレク（ん…？待てよ…スケベ…？）
開闢「あのぉ〜時間も押してるので早く答えて貰ってよろしいですか？こちらとしても色んな方の能力を聞きたいから…」
ヴァーナレク「…できます」
開闢「え？今なんと？」
ヴァーナレク「ど、」
開闢「ど？」
ヴァーナレク「どんな物だろうと、一瞬でイカせられます！！！！！」
…
信者（や、）
信者（やりやがったぁ〜！）
…
……
………
…………
……………
う、
うおおおおおおおおお！！！！！！？？？？？？
「すげぇ！」「どんな物でもだと！？」「しかも一瞬で！？」「まさか無機物も！？」
ヴァーナレク「い、いけますが？」
うおおおおおおおおおおおお！！！!！！！？？？？？？？
ヴァーナレク「な、なんなら触らずともいけますが？」
うおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！？？？？？？？？？
開闢「あ、あああぁぁぁぁぁ！！！」
ｶﾞﾀｯ（驚きのあまり20/20が椅子から転げ落ちる音）
開闢「つ、つまりあ、あなたが世界に与える『試練』とは…？」
ヴァーナレク「『姦淫』ですけど？」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！？？？？？？？？
開闢「うわああああぁぁぁぁ！！！？？？」
ﾄﾞﾊﾞｯｼｬｧ!（驚きのあまり20/20がコケて海を真っ二つに割る音）
ざわざわ…ざわざわ…
「なんて奴だ…」「人類の繁栄に必要不可欠な姦淫を試練にするとは…」「考えもしなかった…」
「あまりにもスケールが違いすぎる…」「こんなのを見てしまったら今までの全てが茶番にしか見えなくなってしまうじゃあないか！」
信者（…）
信者（なんで上手くいってるの…）
「そ、それで！『姦淫』の試練とは具体的にはどのようなものなのですか！？」
ヴァーナレク「ドッキーン！（何も考えてねぇー！）え、えとその…」
「内容を教えてください！」「ヴァーナレク様お答えを！」「ヴァーナレク様…いや、ヴァーナレク性神様お答えを！」
ヴァーナレク「えーとその…て、手コキカラオ…」
？？？「静まらんか塵芥共！」ﾋﾟｼｬｯ!
ヴァーナレク「！？」
ｼｰﾝ…
？？？「このお方のスケールの大きさ、偉大さを貴様らは体感したであろう！そんなお方に矢継ぎ早に質問など…無礼にも程があるぞ！」
ﾀｯ…ﾀｯ…
ヴァーナレク「あ、あなたはまさか…」
ヴァーナレク「あの伝説の性獣…ケリュネイアさん！？」
ケリュネイア「この私めなんぞに敬称を付けるだなんてお辞め下さい…我はあなたのその力に感服し、服従しに来たのです。ほら、他にも…」
ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…
アルベール「その性への無類の強さ、認めざるを得ないッ！我が雷迅卿騎士団！全身全霊を込めてあなたに従いますッ！」
ヴァーナレク「騎士団長のアルベールさん！？」
ﾊﾟﾒｯ…ﾊﾟﾒｯ…
パメ犯「姦淫を操る者がワイ以外にもこの世に存在したとはな…しかもワイより強大ときた…ワイもまだまだみたいやな。敬服するで！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
パメラ「んぐぉぉ！？❤」
ヴァーナレク「パメ犯ニキさん！？」
ざわざわ…
「すげぇ…」「名だたるビッグネームが一様に服従している…」「やっぱりこの人は、『本物』なんだ…」
「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強――――――――
そうしてヴァーナレクは絶傑の一人に選ばれた。
数ヶ月後の約束の日、各会場で選ばれた絶傑達が一同に介し、世界に『試練』を与えようとしていた…
ヴァーナレク（あぁ…遂にこの日がやってきてしまった…他のみんなはちゃんと選りすぐられて来たというのに私だけこんな…うぅ、ごめんなさい…他の絶傑の方々…ごめんなさい…開闢の預言者さん…）
マゼルベイン（受けた試験会場に我しかいなかった…）
リーシェナ（見た目だけで合格にされた…）
ルルナイ（黙ってたらなんか受かってた…）
マーウィン（寝てたら寝言で会話してて何故か受かってしまった…）
ガメラ（なんかパメラと勘違いされて受かってしまった…）
エズディア（全部6づくしだったから6コストと勘違いされて受かってしまった…）
オクトリス（癖で人の持ち物奪ったら絶傑の採用通知だった…）
ギルネリーゼ（おねショタの話で意気投合したら受かってた…）
ライオ「これが世界の真の姿！」
今、世界に『試練』が始まろうとしている…
開闢の預言者「ではこれより！『絶傑』の採用試験を始めるとしよう！�ー�身の名前、�⇒燭┐觧醂�、��自身の能力、のテンプレに合わせて、舞台の上でプレゼンをしてもらおう」
開闢「なお、君たちにはここに入る際に番号が入っている札を渡している。その順番でプレゼンをさせるから、番号が近づいた者は準備をして置いてくれよ」
ざわざわ…ざわざわ…
信者「遂に始まりましたね！ヴァーナレク様！」
従者「世界に試練を与える立場である『絶傑』の採用試験…噂に違わぬ人の多さですね…ね、ヴァーナレク様」
ヴァーナレク「そ、そうね…」
従者「…？」
使徒「しかしヴァーナレク様が絶傑に興味があるだなんて知りませんでしたな」
ヴァーナレク「え、えぇ、まあ…」
信者「…」
狂信者「ところで事前告知されてたように、『試練』の内容はお決めになられたので？私らは何も聞かされてませんが…」
ヴァーナレク「あ、その…」
信者「……」
信者「あの〜」
信者「もしかしてヴァーナレク様」
信者「勢いだけで参加されてません？」
従者・使徒・狂信者「！？」
ヴァーナレク「……」
ヴァーナレク「うぅ…だってぇ…」
信者「ハァ〜〜〜（クソデカため息）やっぱり…
おかしいと思ったんですよ、いつも自分から動かないヴァーナレク様がこんなのに参加するなんて…」
ヴァーナレク「だってぇ…絶傑になったらぁ…チヤホヤされると思ってぇ…」
狂信者「えぇ…」
信者「…それで？試練の内容は決めてるんですか？」
ヴァーナレク「えとその…」
信者「決めてないんですね」
アナウンス「エントリーナンバー1番の方、前にお越し下さい」
使徒「もう始まってる！」
信者「ヴァーナレク様は何番なんですか？」
ヴァーナレク「…1919番」
信者「ならまだ時間はありそうですね。とりあえず他の参加者を見て参考にしましょう」
開闢「ではエントリナンバー1番、プレゼンをしたまえ」
ﾀｯﾀｯﾀｯ…
パメラ「パメェ〜！パメパメラパメパメェ！」
開闢「なるほどパメラさんね、世界に与える試練は
パメラ「パメ…パメパメェパメラッチョ！」
開闢「…なんと！味方の強さを倍にする能力を持ってるのね…」
ざわざわ…ざわざわ…
「なかなかやるな」「結構やるじゃない！」「ほお…大したものですね…」「パメラ犯す」
わーわーわー
ヴァーナレク「1番の方は評価高そうね…」
信者「まあ最初ですしハードル低いってのもあるんでしょうが、実際いい能力を持ってますね」
ヴァーナレク「わ、私も同じ能力って事にしちゃえば…」
信者「被ったらその分希少度が下がっちゃいますよ、それに…」
アナウンス「では2番の方、舞台の上にどうぞ〜」
ｶﾞｼｬ…ｶﾞｼｬ…
滅殺「我は滅殺の鎧…『破壊』の試練を世界に与える者…」
開闢「なるほどかっこいいね。能力はどのようなものを？」
滅殺「能力は…そう、我の能力は破壊された味方の数だけコストが下がり、攻撃と体力が上昇する…この『破壊』の名にふさわ
開闢「盛りましたよね」
滅殺「し…」
滅殺「……」
滅殺「…………」
滅殺「あの…すいませ…」
開闢「アブソーブスペル！」
滅殺「マァァァァァァァァ！！！！？？？」
ｼｭｩｩｩｩ…
信者「あんな風になっちゃいますよ」
ヴァーナレク「」ｶﾞｸｶﾞｸ
開闢「盛ってもすぐバレるからね〜では次の人どうぞ〜」
ﾄﾞｼﾄﾞｼ
ミラ「はぁ〜い！ミラちゃんでぇ〜す☆年齢はひ・み・つ♡だけど心は永遠の17歳でぇ〜す！」
開闢「はい、ミラさん38歳ね。世界に与える試練は『老化』の試練でよかったですか？」
ミラ「ちょっとちょっと〜違いますよぉ〜失礼すぎませんか〜？私よく20代に見えるって言われてるんですよ〜？」
開闢「それは20代の時の話ですか？」
ヴァーナレク「なんかああいうのを見てると少しは気持ちが楽になるわね…」
信者「明日は我が身ですよヴァーナレク様。あんな風にスベりたくないなら必死に『試練』と『能力』を考えて下さい」
ヴァーナレク「うぅ…そんな事言われても…」
信者「ほらヴァーナレク様、あなたなんかかっこいい羽生やす能力あったでしょ！あれでいいじゃないですか」
ヴァーナレク「嫌よ！『なんかかっこいい羽生やす能力』なんて言っても採用されるわけないじゃない！」
信者「まだ採用される気でいたんですか…もう諦めてスベらないように無難なやつにしましょうよ…」
アナウンス「では次の方〜」
信者「あ、また進みましたよ」
開闢「はい、では名前と試練と能力を」
ネレイア「ネレイアと申しますわ。試練は『SM』の試練を与えようかと…」
開闢「なるほど、なかなか個性的な試練をお考えになってるようで。ところで…能力の方は？」
ネレイア「いえ、その…わたくし、大した能力を持ってませんの…」
開闢「そうなんですか…こちらとしては何か能力が無いと採用の考慮に入れられないのですが…」
ヴァーナレク「ふっ、どうやら私と同じような人がいたようね」
信者「ヴァーナレク様よりはマシだと思いますよ」
ネレイア「ただ…」
ヴァーナレク「？」
ネレイア「イージスってあるじゃないですか〜」
開闢「ええ、あの私を超える完全なる耐性を持つ最強の御仁ですが….それが何か？」
ネレイア「あれ…」
ネレイア「倒せます！」
…
うおおおおお！！！？？？？？
「あのイージスを倒せるだって！？」「なんて奴だ！」「神よ…」「これマジ？イージス信仰するのやめます」「GO is GOD」
ざわざわ…ざわざわ…
ヴァーナレク「なんて事！あの人…自分から先にハードルを下げる事によって、その後の能力の印象を強めたのね！なんて事を思いつくの…」
信者「ただのマッチポンプじゃないですか」
ヴァーナレク「くっ、私も何か思いつかないと！あんなのに負けないインパクトのあるやつを！」
信者「主旨変わってません？」
アナウンス「では次の方〜」
ヴァーナレク「もう人のなんて聞いてる場合じゃないわ！早く考えなきゃ…」
バハムート「盤面ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！
ヴァーナレク「とりあえずかっこよくてインパクトのあるやつに…」
狂信者「自傷したら+1/+1するやつで良くないですか〜？」
ヴァーナレク「そんなの見習い魔法剣士と対して変わらないじゃない！」
信者「あれよりはまだ強いでしょ！」
ピュートーン「山札ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！
信者「とりあえず嘘だけは無しで！地味でいいんですってば！」
ヴァーナレク「みんなすごい能力ばかりなのよ！こんな中で地味な能力なんて言ったらバカにされちゃうわ！」
信者「大丈夫です！私はもう充分あなたをバカにしてます！」
アルヤスカ「鼓膜ってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！？？？？
聖獅子「スマホってあるじゃないですか〜」
うおおおおおおお！！！！？？？？
キャル「ベクシンスキーってあるわよね？」
うおおおおおおお！！！！？？？？
…………
……
…
アナウンス「では次、1918番の方〜」
ヴァーナレク「うーん能力能力……ん？1918番？」
従者「確かヴァーナレク様の番号は…」
ヴァーナレク「この次私じゃない！！！どどどどどどどうしましょうううううう！！！！？？？」
使徒「とりあえず落ち着いて！腹式呼吸して落ち着いて！」
ヴァーナレク「ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…ふぅ…ありがとう、落ち着いたわ」
アナウンス「では1919番の方〜」
ヴァーナレク「うわぁぁぁぁぁぁ！！！！（ﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭ！！！！！！ﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟﾋﾟﾄﾞﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｭｭｭｭﾌﾞﾘﾘｲﾘﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞｩｩｩｩｯｯｯ！！！！！！！ ）」
信者「ダメみたいですね…」
開闢「では舞台の上にお上がり下さい」
ｶﾂ…ｶﾂ…
ヴァーナレク「うぅ…ヴァーナレク…です」
開闢「はい、ヴァーナレクさんですね。では試練と能力を」
信者（もうこの際なんでもいいんですよヴァーナレク様！どうせ受かりませんし！地味な能力なら多分嘘ついてもバレませんよ！無難でいいんです無難で！盛るのだけはやめて下さい！）
ヴァーナレク「えーと…その…試練はぁ…」
ヴァーナレク（うぅ…何も思いつかない…頑張って考えてたのに…みんなが一緒に考えてくれたのに…ごめんなさいみんな…）
ヴァーナレク（あぁ信者ちゃんがこっちを一生懸命見てくれてる…応援してくれてる…うぅ…相変わらずスケベな胸してるわね…）
開闢「スケベ？」
ヴァーナレク「え？」ﾎﾟｶｰﾝ
開闢「今なんと仰ったのですか…？私にはスケベと聞こえたのですが…」
ヴァーナレク（やっば！！！声に出ちゃってたの！！？？もう何やってんだかこの状況で……）
ヴァーナレク（ん…？待てよ…スケベ…？）
開闢「あのぉ〜時間も押してるので早く答えて貰ってよろしいですか？こちらとしても色んな方の能力を聞きたいから…」
ヴァーナレク「…できます」
開闢「え？今なんと？」
ヴァーナレク「ど、」
開闢「ど？」
ヴァーナレク「どんな物だろうと、一瞬でイカせられます！！！！！」
…
信者（や、）
信者（やりやがったぁ〜！）
…
……
………
…………
……………
う、
うおおおおおおおおお！！！！！！？？？？？？
「すげぇ！」「どんな物でもだと！？」「しかも一瞬で！？」「まさか無機物も！？」
ヴァーナレク「い、いけますが？」
うおおおおおおおおおおおお！！！!！！！？？？？？？？
ヴァーナレク「な、なんなら触らずともいけますが？」
うおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！？？？？？？？？？
開闢「あ、あああぁぁぁぁぁ！！！」
ｶﾞﾀｯ（驚きのあまり20/20が椅子から転げ落ちる音）
開闢「つ、つまりあ、あなたが世界に与える『試練』とは…？」
ヴァーナレク「『姦淫』ですけど？」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！？？？？？？？？
開闢「うわああああぁぁぁぁ！！！？？？」
ﾄﾞﾊﾞｯｼｬｧ!（驚きのあまり20/20がコケて海を真っ二つに割る音）
ざわざわ…ざわざわ…
「なんて奴だ…」「人類の繁栄に必要不可欠な姦淫を試練にするとは…」「考えもしなかった…」
「あまりにもスケールが違いすぎる…」「こんなのを見てしまったら今までの全てが茶番にしか見えなくなってしまうじゃあないか！」
信者（…）
信者（なんで上手くいってるの…）
「そ、それで！『姦淫』の試練とは具体的にはどのようなものなのですか！？」
ヴァーナレク「ドッキーン！（何も考えてねぇー！）え、えとその…」
「内容を教えてください！」「ヴァーナレク様お答えを！」「ヴァーナレク様…いや、ヴァーナレク性神様お答えを！」
ヴァーナレク「えーとその…て、手コキカラオ…」
？？？「静まらんか塵芥共！」ﾋﾟｼｬｯ!
ヴァーナレク「！？」
ｼｰﾝ…
？？？「このお方のスケールの大きさ、偉大さを貴様らは体感したであろう！そんなお方に矢継ぎ早に質問など…無礼にも程があるぞ！」
ﾀｯ…ﾀｯ…
ヴァーナレク「あ、あなたはまさか…」
ヴァーナレク「あの伝説の性獣…ケリュネイアさん！？」
ケリュネイア「この私めなんぞに敬称を付けるだなんてお辞め下さい…我はあなたのその力に感服し、服従しに来たのです。ほら、他にも…」
ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…
アルベール「その性への無類の強さ、認めざるを得ないッ！我が雷迅卿騎士団！全身全霊を込めてあなたに従いますッ！」
ヴァーナレク「騎士団長のアルベールさん！？」
ﾊﾟﾒｯ…ﾊﾟﾒｯ…
パメ犯「姦淫を操る者がワイ以外にもこの世に存在したとはな…しかもワイより強大ときた…ワイもまだまだみたいやな。敬服するで！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
パメラ「んぐぉぉ！？❤」
ヴァーナレク「パメ犯ニキさん！？」
ざわざわ…
「すげぇ…」「名だたるビッグネームが一様に服従している…」「やっぱりこの人は、『本物』なんだ…」
「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強！」「ヴァーナレク最強――――――――
そうしてヴァーナレクは絶傑の一人に選ばれた。
数ヶ月後の約束の日、各会場で選ばれた絶傑達が一同に介し、世界に『試練』を与えようとしていた…
ヴァーナレク（あぁ…遂にこの日がやってきてしまった…他のみんなはちゃんと選りすぐられて来たというのに私だけこんな…うぅ、ごめんなさい…他の絶傑の方々…ごめんなさい…開闢の預言者さん…）
マゼルベイン（受けた試験会場に我しかいなかった…）
リーシェナ（見た目だけで合格にされた…）
ルルナイ（黙ってたらなんか受かってた…）
マーウィン（寝てたら寝言で会話してて何故か受かってしまった…）
ガメラ（なんかパメラと勘違いされて受かってしまった…）
エズディア（全部6づくしだったから6コストと勘違いされて受かってしまった…）
オクトリス（癖で人の持ち物奪ったら絶傑の採用通知だった…）
ギルネリーゼ（おねショタの話で意気投合したら受かってた…）
ライオ「これが世界の真の姿！」
今、世界に『試練』が始まろうとしている…
このページへのコメント
嘘をつきすぎたヴァーナレク
オオカミに食べられたらしい
「鼓膜ってあるじゃないですか〜」で草生え散らかした
足音がﾊﾟﾒｯ…ﾊﾟﾒｯ…なのほんと草
ライオ君さてはなんも考えてねぇなこれ
真理とは無益
実際エズディアが6コスならぶっちぎりで最強だから絶傑に選ばれるのも無理はない
なお