おんJシャドバ部

アイシィをなんとかしようとするも、銃撃戦が繰り広げられる街を放っておけず、民間人に教会へ逃げるよう促す。
混沌とする戦場で、アイシィの部下を『加速』をフル活用して無力化していく中、同じくアイシィを倒そうとするセリーナと合流。2人で協力してその場を切り抜けるも、そこにゼシルウェンシーが現れる。

復活や分身を繰り返して絶えず戦うゼシルと共に異形も現れる中、マイザーはセリーナと共に戦う。
そこでゼシルは死ぬ直前に宿主の身体から離れ、宿主の死体を見せてマイザーの動揺を誘う。
だが、戦う上での覚悟を胸に秘めたマイザーはこれに応じず、分身した複数人のゼシルを『加速』によって一気に殺害するが……

マイザー？
なん、で…

ゼシルが取り憑いていたのは、先ほどマイザーが避難するよう促した街の住民だった。

動揺を隠せないマイザーをセリーナが必死に誤魔化すのも虚しく、ゼシルが目の前で街の住民に取り憑いて見せたことによって、何の罪もない人間を撃ち殺していたという彼の不安は確信に変わってしまう。

──セリーナ。
……俺、殺したんだ。
また。もう、これ以上はいい。

二度の過ちを犯してしまい、完全に戦意を失ったマイザーは、激昴してゼシルを殺そうとするセリーナを止める。その様子を見てゼシルは勝ちを確信し、大笑いを残して去っていく。

その後、セリーナからマイザーに罪はないと説かれるが、自分を裁く人間がいないことに対し、余計に虚無感を募らせてしまう。
そして、自分がマイザーにとっての神様になることへの踏ん切りがつかないというセリーナの告白によって、マイザーはセリーナこそが自分を裁き、罰してくれる人間であったことに気付き、

……そっか。

俺、ずっとお前に甘えてたんだな。
悪ぃ……バカだから、気付かなかった。

なぁ、セリーナ。
あのさ……

ありがとな。・・・・・・

自らが手を下すことを躊躇うセリーナに対し、自分の神様として自分に裁きを下すように求めた。