おんJシャドバ部

(相変わらず低MPの屑)

ALTアディショナルにて追加されたマスターディーラー・アルヤスカを敢えて軸の中心にしたミッドレンジロイヤル。スパルタクスは副軸なのでディスカードの名前を入れました。長ぇ！
前回の魔女ウィッチから勝率7割ほどで2000盛ることができ、なかなか満足いく形になったので初投稿です。
ミッドレンジロイヤル本来の優秀な盤面展開力、簒奪の使徒による盤面制圧力はそのままに、いくつかの札をアルヤスカとシナジーのあるカードにする事で、鬼のような安定感と対面範囲の広さを得ることができました。
今回のロイヤルデッキの特徴は4つ。
・非常に処理に困る大型守護であり、手札を入れ替えることでハンドを強くできるアルヤスカ
・兵士サーチで使徒やワルツ、アルヤスカをハンドに寄せられるので、アグロ・ミッドレンジにも、コントロールにも役割を持てるスパルタクス
・ディスカード軸を隠蔽したり、逆に隠蔽されたりする結果奇襲性を得たレイサムミッドレンジロイヤル
・数々のクラス、デッキに刺さるメタカードの存在
このデッキのセールスポイントをひとことで表すなら「柔軟性」です、カード一枚一枚に採用理由があるので今回は解説多め。

このデッキはパッとみてわかる通り、従来のスパルタクスデッキに入るようなドローソースをかなり絞っています。
これは現状のローテスパルタクスのキルターンが9tであること、9tのキルターン自体はクロノスを入れれば多少ドロソを絞っても強引にリーサルが取れることから、数枚の役割をクロノスに集約させ、その分ミッドレンジ軸のカードを入れていきました。アルヤスカを軸にしたのはクロノスを入れる場合、スパルタクスを主軸にして構築する必要がそこまで感じられなかったからです。
ということで、アルヤスカから説明を。

マスターディーラー・アルヤスカ

7/5/9守護という化け物パワカ、サタンを上から取れるのはアホみたいに頼もしい。現環境は大型処理に困るデッキが実は多く、こと守護があるとなるとアグロはこれを置かれるだけで憤死したりする。強烈なドロー効果によってハンドが一新するため、マリガンで手放したフィニッシャーを引き込みやすいのがポイント。この守護の裏にレイサムが置けるとホンッッットに強い、予想外の動きによくお相手氏が固まる。

白と黒の決闘	従来のロイヤルとは少し違い1tにできることが限られているので、その分打ちやすい1枚。エンハンスは0コスで手札を1枚増やせるためアルヤスカとのシナジーが◯。
空の指揮官・セリア	展開、フィニッシュ共に使い勝手のいいカード。スパルタクスを引けている場合、5tに白セリアを出せるとだいぶ安定するので意識してみよう。
月の刃・リオード	この一枚でアグロムーブが確立する有能札。進化時にハンドが一枚増えるのは地味にポイントで、アルヤスカのバリューを上げたい場合は潜伏させておいたままいざという時に進化させるのもポイント。
簒奪の蛇剣	処理札。手札に加えられる黄金カードはアルヤスカのバリューを上げる他、使徒とのシナジーがあるのも忘れてはいけない。アグロ相手にはディスカードせず取っておこう。
魔導狙撃士・ワルツ	このカードがあるとないとでは安心感が違う。一応出した時点ではハンドを消費していないのでアルヤスカのバリューにも一応繋がっている。兵士フォロワーだけど入れたいカードその1。
簒奪の絶傑・オクトリス	このカードがあるかないかで勝率の変わる相手が出てくる、というメタカード。7tアルヤスカで保持しつつ次ターンに進化して盤面維持できるのもナイス。
白翼の戦神・アイテール	超キーカード、入ってないデッキの方が珍しい。3tはほぼ後攻のみの動きでピン先陣、4tは対アグロ用に使徒、5tはスパルタクス、6tは対アグロ用と手札チェンジでアルヤスカ、7t以降はレイサム。
先陣の騎兵	ピン採用。今回のデッキはスパルタクス軸の場合展開が重要なわけではなくなるので、出すとしたら1番強く出せる後攻4tを意識しよう、それ以外に役割がなさそうならディスカード。一応レイサム後に鬼のように回復することもできるのを忘れてはいけない。
簒奪の使徒	なんかぼちぼち増えてるアグロタイプのデッキはこれ一枚で憤死します。キーターンは7、アルヤスカを立てて耐えるか簒奪の使徒で処理するかは、8t以降に現状の手札でどのように動けるのかを意識して選択しよう。
ドラゴンナイツ	本当に使いやすいカード。守護を立てつつ処理、アグロムーヴの一押し等々、汎用性に富んでいる。アルヤスカで流してしまった枚数含め、デッキに後何枚あるかはちゃんと数えておこう。
高潔なる騎士・レイサム	超万能フォロワー。さきに述べますが、今回スパルタクスの関連カードはレイサムとの相性がいいかどうかで考えています。

大安売り	結構小回りの効くカード。被ったクロノスやスパルタクスを捨てつつデッキを圧縮できるのは精神的な安心感がある。歴戦の武具も盤面のコントロールに一役かっており、レイサムのとシナジーもあるのがポイント。
マジックディーラー・エルネスタ	ドローソースの使い勝手は大安売りと同じ。2/2/2という最低限の役割を果たす他、姉と違い「サーチ」ではなく「ドロー」なのでデッキ残り0枚でもトドメを指すことが可能。かわいい。
スパルタクス	リーシェナ絶対◯すマン、コントロール相手はこれ一枚で憤死する。兵士サーチ先はエルネスタ3、ワルツ2、使徒2、アルヤスカ3。自前の右手含めかなり高確率でアルヤスカを引ける比率。
クロノス	ドローソースを絞っているこのデッキにおいて、9tに特殊勝利を決める際に必ずと言っていいほど必要な札。ランプの進んでいないドラゴンが後攻7tサタンを決めてきた場合、8tでクロノスをぶつけてあげると猛烈な択を強いることができます。リーサル計算式については後述。

ちなみに今回採用を見送らせていただいたカード達

ウェポンディーラー・イルミスナ

ハブられた姉。3コストが微妙なこと、兵士であること、ドローではなくサーチなので残りデッキ0枚のときに役割がないことから今回はお休み。

その他ドローソースはクロノスに代替、マグノリアやアーサーといった圧縮札も考えましたが構築が歪むのでやめにしました、でも可能性はありそう。

デッキ40枚から6、7、8tにスパルタクス、アルヤスカ、クロノスと置けることを前提に9tまでに何枚大安売り、エルネスタ、アイテールを使う必要があるのか計算します。

• 先行の場合

マリガン3枚+9tまでに自前の右手で9枚ドロー=12
6tスパルタクス=2
7tハンド9枚アルヤスカ(以降のハンドバリューはこれと同じ)=7
8tクロノスポン置き=4
9tアルヤスカ=7+5(クロノス効果)=12
12+2+7+4+12=37
引かなければならないカードは40+1なので、41-37で4枚引ければOK。4回大安売り、エルネスタ、アイテール(サーチなのでトドメには無理だが9tに残りppで出せないので問題なし)を使うか、クロノス後に進化権があるなら2枚分浮くので2回ドローすれば勝ち。

• 後攻の場合

超単純。1tに2枚ドローしている以外は変わらないので、先行の条件にマイナス1してあげればOK。
ちなみにクロノスを出さず、8、9tにアルヤスカを出す場合…
8クロノス(4)、9アルヤスカ(12)=16枚
8アルヤスカ(7)、9アルヤスカ(7)=14枚
なので、先ほどの前提条件にプラス2してあげればOK。8アルヤスカ+大安売り、9アルヤスカ+エルネスタができれば条件は同じになるので、スパルタクスまでに先行なら4回、後攻なら3回ドローでどうにか間に合います。でも厳しめ。
最速は9tですが、安定を取るなら10tリーサルでいいかなと思います。後攻最速リーシェナでも人形が消費できなければ大体黒が8t置きになるので、10tリーサルでも間に合います。そのために継戦力を底上げし、万が一の場合に備えてワルツを入れた構築にしました。

マリガンは基本的にミッドレンジの軸を意識していきます。先行の理想は2コスフォロワー、ワルツ、アイテール。この並びで出していくと5tまでの動きが確約される他、ワルツと使徒を引いているためスパルタクスからアルヤスカを引ける確率がグンと上がります。後攻は2コスフォロワーの代わりに簒奪の蛇剣が入ったり。
マリガンで確実にキープしたくない、流したい札は大安売りと5コス以上でレイサム以外のカード。先行時でスパルタクスが有利な相手にはスパルタクス、ネメシス相手にはクロノスもありです。大安売りはアルヤスカで流した後に余りppで使うのが強いので基本返します。
マリガン後のプレイングですが、ディスカード札をどう切るかがポイントです。相手がどんなデッキかを予想立てながら、スパルタクス軸が腐りそうだという判断を下せたなら容赦なくスパルタクスすらディスカードしましょう。思い切ってみて良いカードが引けた結果勝てたこともあります。ミッドレンジ軸でも役割があるのでアルヤスカはなるべく捨てちゃダメよ？

• 対エルフ

よほどぶん回られでもしない限りどのデッキタイプにも有利。簒奪の使徒で火を吹き、アルヤスカで泣く。アルヤスカの攻撃力が5と高いので、リナレナ、ギルネといったフィニッシャー達に有利交換を許さないのが鬼。

• 対ロイヤル

このデッキはミラーにも強いのがポイント、最近なんだかたまにみる潜伏アグロロイヤルは少々厳しめ。アルヤスカの突破が地味に難しいことと、従来のミッドレンジロイヤルよりドローソースに富んでいるため、構築からマウントが取りやすい。でも負けるときは負ける。

• 対ウィッチ

マナリア不利、秘術微有利。マナリア相手はよほど事故ってもくれない限り厳しい、ミッドレンジ軸よりかはスパルタクス軸の方が勝機はあります。
秘術は盗めるんで……

• 対ドラゴン

サタンまでに3回ブーストされなければ勝機アリ、この構築だと意外と辛くない。
クロノスを置けるかどうかは手札にあったら考えておきたいところ、こちらには守護を貼る手段がいくらかあるので、どうにか耐えつつ倒し切ることが可能。
総じてスパルタクス軸が刺さりやすいので意識してみよう。なお負けるときは負けます。

• 対ネクロ

微有利。簒奪の使徒が相変わらず刺さります。アルヤスカのおかげでアーカスにそれなりの体制ができているので、ミッドレンジ、スパルタクスどちらの軸でも戦えます。
リアニメイトネクロはミッドレンジ軸を意識して。最速スパルタクス狙いであれば有利なのですがなかなかうまくいかず、ワルツで聖弾をキープして隙あらば殴り展開の方が勝てたと思います。スパルタクスでもいけないことはないですがギャンブル要素強め。

• 対ヴァンプ

2000盛るまでに会った回数はたったの1、復讐ゥマァンプでしたがアルヤスカがとても苦手そうでした。
闇蝙蝠はロイヤル従来の展開力があるので相性は悪くないですが、先1信者に対する回答を用意していないので有利とは言えないです。

• 対ビショ

負け無しでした。聖獅子にはアルヤスカで耐えつつ特殊勝利、もしくはレイサム着地をすることができ、天狐はスパルタクスで特殊勝利とうまく対応できます。ラピス相手は聖弾を握る必要があるのでワルツのチョイス先には気をつけて。

• 対ネメシス

純人形以外は有利。シェナ軸は最速スパルタクスとクロノスをとにかく意識、ワルツが引ければ無問題。一発くらい食らってやるの意識も時には大事です。
AFは地味にクロノスが刺さります。鬼のような盤面力には使徒という回答があるのでそれを意識して。守護を過信するのはいけないですがメイシアが飛んできたりするので来そうな雰囲気があったらアルヤスカを置いて回避。
純人形はかなりきついです、特にシェナ入り。シェナに進化されると、シェナ特化では放置していた盤面をある程度優勢に保つ必要が出てくるため、対応が追いつきません。どうすりゃ良いんだと唯一思ったのがこのデッキ。

ア来杯ローテーションのデッキ模索をしていた際に、ホモのニーちゃんに触発されて作ってみたデッキを練り直したものになります。
今までのコンセプトデッキと比べるとかなりガチ寄りな構成ですが、たまにはこういうのも良いかなって…クロノス入ってる時点でガチとは言いにくいんですが……
問題点が2つ。択が多すぎて頭が混乱しそうになることと、ひと試合の時間がおおよそ12〜3分と長いことです。勝てるけど回転率なぁ…

アルヤスカの効果使うときはギャンブルのそれを味わえて脳内物質やばいんで、みんなも、やろう！
あと、スパルタクスの計算ガバってたら修正いたしますんで一応確認オナシャス…(小声