・シャドバのイクサはアイサツから始まる。「ドーモ、○○=サン。××です」「ドーモ、××=サン。○○です」ここまでアイサツを交わしてからイクサ開始。相手がアイサツをしている途中で「ぶっ殺す」と言ったり相手のタイリョクを減らすのはシツレイの極みだからしない。もししたらキャ虐にされる。古事記にもそう書いてある。つまりこれはインガオホーである。慈悲はない
(『マホウツカイ・スレイヤー、序文より抜粋』)
※プリコネ未プレイのごちうさ未視聴です許して
アイアンツールドクター「悪いなんてもんじゃないね 子宮がぐちゃぐちゃ」
キャル「そんな…」
アツド「この写真の黒いとこ 全部腐ってるよ」
キャル「じゃ…じゃあ…アタシの子宮は…」
アツド「全摘(子宮摘出)ですね
天才外科医のワタシが言うから間違いない」
キャル「赤ちゃんは…」
アツド「あ?作れるわけねーだろ」
キャル「そ…そんなの嫌…」
グスン
アツド「じゃあキミ死ぬね」
ペコリーヌ「キャルちゃん………」
ペコリーヌ「命には代えられませんよ☆」
キャル「うあああああん!!」
ギュッ
ペコリーヌ「先生!お願いしますね☆」
キャル「…」
キャル(本当になくなっちゃった…)
ポッコリ
ペコリーヌ「キャルちゃん…」
キャル(ぐっ…うぅ…お腹の下が痛い…)
プルプル
アツド「はい これ 記念に持っててね」
キャル「こ…これは…?」
ペラッ
キャル「!!」
アツド「キャルちゃんの摘出した子宮の写真だよ」
キャル「〜〜〜ッ!!!」
ペコリーヌ「なんだかお魚みたいですね☆」
キャル「…」
キャル(女の人の一番大切な部分が…)
キャル(なくなっちゃった…)
ポロッポロッ…
〜私立ランドソル中学校〜
リノ「やっぱり子供が産まれたらカッコイイ名前がいいよね!」
ツムギ「あんまり奇抜すぎるのもね〜」
ミヤコ「男の子だったらプリン!女の子だったらプリンにするなの♪」
リノ「…!」
リノ「み…ミヤコちゃん…」
ミヤコ「?」
キャル「…」
ジッ
リノ「…ご…ごめん…悪気はなかったんだよ…?」
ミヤコ「そうなの〜♪」
キャル「わかってるわよ…」
リノ「でもさ!ほら あれだろ?子宮がないってことは生理こないってことでしょ?よかったじゃん!」
ミヤコ「うらやましいの〜♪」
ツムギ「あなた元々無いでしょ」
\\ガハハハ//
キャル「…」
〜ギルドハウス〜
キャル「ハァハァ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん最近 元気ないですね」
コッコロ「子宮摘出したんだから当たり前ですよペコリーヌ様」
ペコリーヌ「あっ そうでしたね☆」
キャル「…いいわよ別に… 気にしてなんかないし 子供なんかほしいと思ったこともないから」
ペコリーヌ「食費かかりますもんね 私も子供いらないかなー」
コッコロ「ペコリーヌ様ほどではないと思いますよ」
キャル「…」
岸くん「…」
ポチポチ
岸くん「!」
岸くん(これはキャルちゃんが通ってる病院………?)
ペコリーヌ「キャルちゃんは性別を超越した存在になったんですよ!すごいことですよ!ヤバいですね☆」
コッコロ「ペコリーヌ様 もうしゃべらない方がいいですよ」
ペコリーヌ「ううん 私がキャルちゃんを元気にしてあげないと!私まで悲しんでたらキャルちゃん もっと悲しくなるよ!」
ペコリーヌ「元気出してキャルちゃん!テレビでも見ようよ!コウノドリってドラマおもしろいですよ☆」
キャル「どんなドラマなのよ」
『ランドソルの町の病院の医者が 健康な子宮を摘出しコレクションにしていた模様です』
キャル「…!!」
ペコリーヌ・コッコロ「…!!」
岸くん「…!!」
ワイ「…!!」
ペコリーヌ「あ ここキャルちゃんが手術した病院ですね!すごい!テレビに映ってます!」
キャル「ま…まさか…アタシの子宮は健康なのに コレクションのために摘出されたの…?」
ペコリーヌ「見てください!子宮たちがホルマリン浸けにされてますよ!お店屋さんみたいですね☆」
コッコロ「だ…大丈夫ですよ…キャル様の子宮は本当に病気だったんです…」
『これより院長の会見が始まります!!』
アツド『摘出したばかりの子宮を舐めたりもした』
アツド『百地 希留耶ちゃんの子宮がいちばんおいしかった 最高傑作じゃよ』
キャル「うわああああああ!!」
ガクッ
ペコリーヌ「最高傑作だって!すごいですね!キャルちゃん!」
キャル「うっ…ヴッ…ゲホッ…ゲホッ…」
ボトボトボトッ
ペコリーヌ「キャルちゃん?」
完
(『マホウツカイ・スレイヤー、序文より抜粋』)
※プリコネ未プレイのごちうさ未視聴です許して
岸くん「き、キャルちゃん! おちんちん激しくしないで!」 キャル「うるさいわね!!」シコシコシコ
岸くん「あ、あぁ〜ッ!」 ドピュドピュドピューッ!
キャル「はい、今日の搾精は終わりよ!」
岸くん「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願のギルド「美食殿」に所属したのだが、『女性ばかりの街で若い男を野放しにすると逆レされるのでは』
という懸念の声があり、結果、キャルちゃんが定期的に岸くんのオチンチンから精子をシコシコしてくれるようになった。しかしキャルちゃんはなんだか
岸くんのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想にオチンチンシコシコして、ちんちんイタイイタイなのだった。
岸くん「トホホ……キャルちゃん可愛いのにオチンチンシコシコはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてキャルちゃんの精液ピュッピュをやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな〜、ん?」
深夜なのにキャルちゃんの部屋から明かりが漏れている。
キャル「よいしょ……よいしょ……」
岸くん(き、キャルちゃんが、自分の部屋でおちんぽディルドを相手にオチンポシコシコの練習をしている!?)
キャル「ふぅ……こんなもんかしら……。もっと気持ち良くなってもらえるように頑張らないと……」
岸くん「キャルちゃーん!」 バターンッ!
キャル「ひゃあッ!?な、何なのよ!」
岸くん「キ、キャルちゃーん! ごめんよーッ! キャルちゃんは毎日ワイのためにオチンチンしこしこの練習してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハ厶ッ!ハ厶ッ! キャルちゃんの湯上りケモ耳いい食感!」
キャル「ど、ドサクサにまぎれてケモ耳を噛むんじゃないわよ!!」
岸くん「ご、ごめんねキャルちゃん……!」
キャル「べ、別に、オチンチンしこしこ練習するくらい普通だわ…。それがアタシのお仕事なんだから……。それに、アタシは下手で、あんまり気持ちよくなってもらえないから」
岸くん「そ、そんなことないよ! キャルちゃんのその気持ちだけでワイは十分オチンチン気持ちいいんだよ! あっ、そ、そうだ! キャルちゃんおてて出して!
キャル「いきなり何よ…こ、こう?」
岸くん「そう! それじゃあ今からオナニーするからね! キャルちゃんのやわらかおててにドピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
キャル「えっ、えっ?ちょ」
岸くん「ウオーッ! キャル! ぷにぷにおててに出すぞ!」ドピュドピュドピューッ!
キャル「ひゃあッ!」ビシャーッ
岸くん「くっ、ふぅ……! す、すっごい濃いのが出たぁーッ!」
キャル「や、ヤバいわね……で、でもなんで……?」
岸くん「それはね……キャルちゃんの気持ちが、ワイに伝わったからだよ! キャルちゃんの他人を思いやる優しさがね!」
キャル「アタシのやさしさ……」
ワイ「そう! だから、テクニックなんて、二の次なんだよ! オチンチンしこしこは、上手い人にやってもらうより、好きな人にやってもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
キャル「す、好きって……はわわ……もうちょっとだけ、練習に付き合わせてあげても…いいわよ…?」
岸くん「もちろん!」
その後、岸くんは一晩中キャルちゃんのおててに射精を続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、その日以来、おちんちん搾りをするときキャルちゃんが耳元で「好き好き♡」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ! 終わり
岸くん「あ、あぁ〜ッ!」 ドピュドピュドピューッ!
キャル「はい、今日の搾精は終わりよ!」
岸くん「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願のギルド「美食殿」に所属したのだが、『女性ばかりの街で若い男を野放しにすると逆レされるのでは』
という懸念の声があり、結果、キャルちゃんが定期的に岸くんのオチンチンから精子をシコシコしてくれるようになった。しかしキャルちゃんはなんだか
岸くんのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想にオチンチンシコシコして、ちんちんイタイイタイなのだった。
岸くん「トホホ……キャルちゃん可愛いのにオチンチンシコシコはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてキャルちゃんの精液ピュッピュをやさしくて気持ちいものにしてもらえないかな〜、ん?」
深夜なのにキャルちゃんの部屋から明かりが漏れている。
キャル「よいしょ……よいしょ……」
岸くん(き、キャルちゃんが、自分の部屋でおちんぽディルドを相手にオチンポシコシコの練習をしている!?)
キャル「ふぅ……こんなもんかしら……。もっと気持ち良くなってもらえるように頑張らないと……」
岸くん「キャルちゃーん!」 バターンッ!
キャル「ひゃあッ!?な、何なのよ!」
岸くん「キ、キャルちゃーん! ごめんよーッ! キャルちゃんは毎日ワイのためにオチンチンしこしこの練習してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
ハ厶ッ!ハ厶ッ! キャルちゃんの湯上りケモ耳いい食感!」
キャル「ど、ドサクサにまぎれてケモ耳を噛むんじゃないわよ!!」
岸くん「ご、ごめんねキャルちゃん……!」
キャル「べ、別に、オチンチンしこしこ練習するくらい普通だわ…。それがアタシのお仕事なんだから……。それに、アタシは下手で、あんまり気持ちよくなってもらえないから」
岸くん「そ、そんなことないよ! キャルちゃんのその気持ちだけでワイは十分オチンチン気持ちいいんだよ! あっ、そ、そうだ! キャルちゃんおてて出して!
キャル「いきなり何よ…こ、こう?」
岸くん「そう! それじゃあ今からオナニーするからね! キャルちゃんのやわらかおててにドピュするからね! ちゃんと受け止めてね!」
キャル「えっ、えっ?ちょ」
岸くん「ウオーッ! キャル! ぷにぷにおててに出すぞ!」ドピュドピュドピューッ!
キャル「ひゃあッ!」ビシャーッ
岸くん「くっ、ふぅ……! す、すっごい濃いのが出たぁーッ!」
キャル「や、ヤバいわね……で、でもなんで……?」
岸くん「それはね……キャルちゃんの気持ちが、ワイに伝わったからだよ! キャルちゃんの他人を思いやる優しさがね!」
キャル「アタシのやさしさ……」
ワイ「そう! だから、テクニックなんて、二の次なんだよ! オチンチンしこしこは、上手い人にやってもらうより、好きな人にやってもらうのが一番気持ちいいんだよ!」
キャル「す、好きって……はわわ……もうちょっとだけ、練習に付き合わせてあげても…いいわよ…?」
岸くん「もちろん!」
その後、岸くんは一晩中キャルちゃんのおててに射精を続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。
でもまぁ、その日以来、おちんちん搾りをするときキャルちゃんが耳元で「好き好き♡」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ! 終わり
キャル「えっ…アタシの子宮…悪いんですか…?」*1
アイアンツールドクター「悪いなんてもんじゃないね 子宮がぐちゃぐちゃ」
キャル「そんな…」
アツド「この写真の黒いとこ 全部腐ってるよ」
キャル「じゃ…じゃあ…アタシの子宮は…」
アツド「全摘(子宮摘出)ですね
天才外科医のワタシが言うから間違いない」
キャル「赤ちゃんは…」
アツド「あ?作れるわけねーだろ」
キャル「そ…そんなの嫌…」
グスン
アツド「じゃあキミ死ぬね」
ペコリーヌ「キャルちゃん………」
ペコリーヌ「命には代えられませんよ☆」
キャル「うあああああん!!」
ギュッ
ペコリーヌ「先生!お願いしますね☆」
- 手術終了
キャル「…」
キャル(本当になくなっちゃった…)
ポッコリ
ペコリーヌ「キャルちゃん…」
キャル(ぐっ…うぅ…お腹の下が痛い…)
プルプル
アツド「はい これ 記念に持っててね」
キャル「こ…これは…?」
ペラッ
キャル「!!」
アツド「キャルちゃんの摘出した子宮の写真だよ」
キャル「〜〜〜ッ!!!」
ペコリーヌ「なんだかお魚みたいですね☆」
キャル「…」
キャル(女の人の一番大切な部分が…)
キャル(なくなっちゃった…)
ポロッポロッ…
〜私立ランドソル中学校〜
リノ「やっぱり子供が産まれたらカッコイイ名前がいいよね!」
ツムギ「あんまり奇抜すぎるのもね〜」
ミヤコ「男の子だったらプリン!女の子だったらプリンにするなの♪」
リノ「…!」
リノ「み…ミヤコちゃん…」
ミヤコ「?」
キャル「…」
ジッ
リノ「…ご…ごめん…悪気はなかったんだよ…?」
ミヤコ「そうなの〜♪」
キャル「わかってるわよ…」
リノ「でもさ!ほら あれだろ?子宮がないってことは生理こないってことでしょ?よかったじゃん!」
ミヤコ「うらやましいの〜♪」
ツムギ「あなた元々無いでしょ」
\\ガハハハ//
キャル「…」
〜ギルドハウス〜
キャル「ハァハァ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん最近 元気ないですね」
コッコロ「子宮摘出したんだから当たり前ですよペコリーヌ様」
ペコリーヌ「あっ そうでしたね☆」
キャル「…いいわよ別に… 気にしてなんかないし 子供なんかほしいと思ったこともないから」
ペコリーヌ「食費かかりますもんね 私も子供いらないかなー」
コッコロ「ペコリーヌ様ほどではないと思いますよ」
キャル「…」
岸くん「…」
ポチポチ
岸くん「!」
岸くん(これはキャルちゃんが通ってる病院………?)
ペコリーヌ「キャルちゃんは性別を超越した存在になったんですよ!すごいことですよ!ヤバいですね☆」
コッコロ「ペコリーヌ様 もうしゃべらない方がいいですよ」
ペコリーヌ「ううん 私がキャルちゃんを元気にしてあげないと!私まで悲しんでたらキャルちゃん もっと悲しくなるよ!」
ペコリーヌ「元気出してキャルちゃん!テレビでも見ようよ!コウノドリってドラマおもしろいですよ☆」
キャル「どんなドラマなのよ」
『ランドソルの町の病院の医者が 健康な子宮を摘出しコレクションにしていた模様です』
キャル「…!!」
ペコリーヌ・コッコロ「…!!」
岸くん「…!!」
ワイ「…!!」
ペコリーヌ「あ ここキャルちゃんが手術した病院ですね!すごい!テレビに映ってます!」
キャル「ま…まさか…アタシの子宮は健康なのに コレクションのために摘出されたの…?」
ペコリーヌ「見てください!子宮たちがホルマリン浸けにされてますよ!お店屋さんみたいですね☆」
コッコロ「だ…大丈夫ですよ…キャル様の子宮は本当に病気だったんです…」
『これより院長の会見が始まります!!』
アツド『摘出したばかりの子宮を舐めたりもした』
アツド『百地 希留耶ちゃんの子宮がいちばんおいしかった 最高傑作じゃよ』
キャル「うわああああああ!!」
ガクッ
ペコリーヌ「最高傑作だって!すごいですね!キャルちゃん!」
キャル「うっ…ヴッ…ゲホッ…ゲホッ…」
ボトボトボトッ
ペコリーヌ「キャルちゃん?」
完
岸くん「き、キャルちゃん!そんなにお酒飲まないで!」
キャル「うるひゃいわね!ちょっと眠ってろお前!」グリムバースト!!
岸くん「グエ死」
キャルちゃんは私立ランドソル中学校を卒業しリノやツムギと同じ高校に行こうとしたのだが頭が致命的に悪く、この地域でも偏差値最低&モラルがない事で有名なエロメン高校に進学した。
しかし、その名前や口調、ランクマでの暴れっぷりからシャ民に嫌われいじめられるようになり、結果酒に溺れるアル中になってしまったのだった。
キャル「オェ…美食殿の貯金も底を尽きてきたしコロ助も体壊して日雇いのバイト出来なくなったんで酒を買う金が無いわよ…けど流石に今度万引きが見つかったら警察突き出されるし…」
キャル「コロ助の稼いだ金がまだ少し残ってるし、安く買える方法はないかしら…『格安 アルコール🔍』っと」ポチポチ
キャル「ア!1.9リットル1,919円で売ってるじゃないの!飲用不可って書いてあるけど同じアルコールなんだから平気よね!早速買うわよ!!」
キャル「ゴキュゴキュ…プハーーーッ!! や、ヤバいわよ…こんな刺激、今まで味わったことない!」グビグビ
コッコロ「キャルさ…まぁ…メタノールは…飲んではいけな…ゴホッゴホッ!!」
キャル「うっさいわね!大体アンタがアスベスト中毒になったのが悪いのよ!ガイド役ならアタシの酒代ぐらい稼ぎなさいよね!!」
キャル (あれ…視界が…クラクラする…)バタッ
コッコロ「キャル…さ…ま?」
岸くん「ただいまー!いやー3万スっちゃったよガハハ…?き、キャルちゃんが倒れてる!救急車を!!」
〜ランドソル病院〜
キャル (あ、あれ?アタシ…ギルドハウスでアルコールを飲んで…それから記憶が…)
岸くん「キャルちゃんが目覚めた!大丈夫?死んじゃうかと思ったよ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん気分はどうですか?」
キャル「アンタたちいたのね…とにかく部屋の電気をつけなさいよ!暗くて何も見えないんだけど!」
岸くん「…キャルちゃん、今は真昼だよ…病室のカーテンも開けてある…」
キャル「…はぁ?アンタ何言って―」
岸くん「キャルちゃんは目が見えなくなったんだよ…」
キャル「え …なんで」
ペコリーヌ「キャルちゃんが飲んだのはメチルアルコールといって一般的なお酒に含まれるエタノールとは別物なんですよ☆メタノールを飲むと失明や腎不全、最悪死に至るんですよ☆いくらなんでもエタノールとメタノールを間違えて飲んじゃうなんてヤバいですね☆」
岸くん「キャルちゃんの命が助かっただけでもよかったよ」
キャル「で、でも治療すればいいのよね!?」
岸くん「残念だけど治すことは出来ないんだ…」
ペコリーヌ「でも頑張ればギルドの活動も出来ますし学校にも行けますからね☆」
キャル (嘘だ…もう光が見えないなんて…そんな…)
ペコリーヌ「あ!岸くん!すたみな次郎の予約時間が迫ってます!急ぎましょう!」
岸くん「本当だ!今日は給料日だからな!よっしゃ食うぞー!!」
ペコリーヌ・岸くん「ほな、また…」
キャル (嫌…置いてかないで…何も見えない…怖いよ…)
キャル「ひとりに…しないでよ…グスッ…うあぁ…」
END
キャル「うるひゃいわね!ちょっと眠ってろお前!」グリムバースト!!
岸くん「グエ死」
キャルちゃんは私立ランドソル中学校を卒業しリノやツムギと同じ高校に行こうとしたのだが頭が致命的に悪く、この地域でも偏差値最低&モラルがない事で有名なエロメン高校に進学した。
しかし、その名前や口調、ランクマでの暴れっぷりからシャ民に嫌われいじめられるようになり、結果酒に溺れるアル中になってしまったのだった。
キャル「オェ…美食殿の貯金も底を尽きてきたしコロ助も体壊して日雇いのバイト出来なくなったんで酒を買う金が無いわよ…けど流石に今度万引きが見つかったら警察突き出されるし…」
キャル「コロ助の稼いだ金がまだ少し残ってるし、安く買える方法はないかしら…『格安 アルコール🔍』っと」ポチポチ
キャル「ア!1.9リットル1,919円で売ってるじゃないの!飲用不可って書いてあるけど同じアルコールなんだから平気よね!早速買うわよ!!」
キャル「ゴキュゴキュ…プハーーーッ!! や、ヤバいわよ…こんな刺激、今まで味わったことない!」グビグビ
コッコロ「キャルさ…まぁ…メタノールは…飲んではいけな…ゴホッゴホッ!!」
キャル「うっさいわね!大体アンタがアスベスト中毒になったのが悪いのよ!ガイド役ならアタシの酒代ぐらい稼ぎなさいよね!!」
キャル (あれ…視界が…クラクラする…)バタッ
コッコロ「キャル…さ…ま?」
岸くん「ただいまー!いやー3万スっちゃったよガハハ…?き、キャルちゃんが倒れてる!救急車を!!」
〜ランドソル病院〜
キャル (あ、あれ?アタシ…ギルドハウスでアルコールを飲んで…それから記憶が…)
岸くん「キャルちゃんが目覚めた!大丈夫?死んじゃうかと思ったよ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん気分はどうですか?」
キャル「アンタたちいたのね…とにかく部屋の電気をつけなさいよ!暗くて何も見えないんだけど!」
岸くん「…キャルちゃん、今は真昼だよ…病室のカーテンも開けてある…」
キャル「…はぁ?アンタ何言って―」
岸くん「キャルちゃんは目が見えなくなったんだよ…」
キャル「え …なんで」
ペコリーヌ「キャルちゃんが飲んだのはメチルアルコールといって一般的なお酒に含まれるエタノールとは別物なんですよ☆メタノールを飲むと失明や腎不全、最悪死に至るんですよ☆いくらなんでもエタノールとメタノールを間違えて飲んじゃうなんてヤバいですね☆」
岸くん「キャルちゃんの命が助かっただけでもよかったよ」
キャル「で、でも治療すればいいのよね!?」
岸くん「残念だけど治すことは出来ないんだ…」
ペコリーヌ「でも頑張ればギルドの活動も出来ますし学校にも行けますからね☆」
キャル (嘘だ…もう光が見えないなんて…そんな…)
ペコリーヌ「あ!岸くん!すたみな次郎の予約時間が迫ってます!急ぎましょう!」
岸くん「本当だ!今日は給料日だからな!よっしゃ食うぞー!!」
ペコリーヌ・岸くん「ほな、また…」
キャル (嫌…置いてかないで…何も見えない…怖いよ…)
キャル「ひとりに…しないでよ…グスッ…うあぁ…」
END
※(ごちうさ要素は)ないです。
今から話すのはアタシの実体験で、なんていうか……まだ終わっていないか……
ーーーーーーーーーーーーーーーー
アタシは14歳の獣人で、美食殿というギルドに所属している。
ギルドのメンバーは、ペコリーヌ(17)・コッコロ(11)・ユウキ(35)とアタシの四人。
ユウキはこの春から就職のため一人暮らしを始める予定。
その日も、ギルドハウスで「RAGE Shadowverse 2020 Winter」を見ながらアタシとアホリーヌとコロ助で
ペコリーヌ「ユウキくんの家はどこにしますか?」
コッコロ「あるじ様が一人暮らし…とても心配です」
などとユウキのことで話をしており、ユウキはアタシと同じ部屋の自室で、就職に関する支度をしていた。
ザザ……ザザザザ……
不意にTVにノイズが入った。
すぐにおさまったので、アタシは気にせずTVを見続けながら、「……んでさぁ」と、話しを進めていたんだが、ふたりに目線を移すと、ある異変に気付いた。
アホリーヌとコロ助が口を半開きにして、何かに驚いたように目を全開に見開きTVを見ていた。
「!!……え!?……何!?どうしたのよ!?」
アタシは、今まで見たことのないふたりの顔に動揺しながら聞いた。
2人「…………」
しかし、ふたりはアタシを無視しTVを見続けた。
突然、ふたりの見開いた目だけがアタシを見た。
「!!!!え!!?」
次の瞬間、まるで今までなにもなかったように、
ペコリーヌ「でも自炊とかは厳しいかもしれませんね☆」
コッコロ「やはりわたくしが毎日様子を見にいきましょうか」
と話し出した。
「いや……ちょっ!!ちょっと待って!!今の何!?今のは何!?」
アホリーヌはともかく…コロ助は普段からあまり冗談とかは言わない方で、真面目な性格だった。
だから、冗談でもあんなことをするとは到底思えなかった。
ペコリーヌ「今のってなんですか?」
コッコロ「……??キャル様、具合が悪いのですか?」
キョトンとした顔をしている。
ふたりの性格を知っているアタシは、それが誰かを騙すためのリアクションではなく、素のリアクションであることが解り、同時に違和感を覚えた。
「え……今の……って……」
ふたりは覚えていない……自分たちがあんな顔をしていたことを……
「いや……なんでも……ないわよ」
アタシは口ごもり、下向いた。
ペコリーヌ「ところで、キャルちゃんはいつ死ぬんですか?」
「は?」
コッコロ「そういえば、その話もした方がいいですね。いつにしますか?自殺ですか?事故ですか?」
「は?」
意味がわからなかった。
突然のことの連発にかなり困惑しているアタシは、
「あ……あ?え?アタシが…死……?え?……は?」
と、かなりしどろもどろだった。
しかし、ふたりはまるで当たり前のように話を進めた。
ペコリーヌ「私達も今まで待ってましたからね!そろそろいいと思います☆」
コッコロ「キャル様、わたくしが手伝って差し上げますので。安心してください。ね」
ふたりはなおも淡々と話をしている。
首吊りは汚いとか、睡眠薬がいいとか、飛び降りは途中で気絶すれば痛くないとか、まるで見たことがあるように……
会話の端々では、どこが面白いのかアハハと笑い声も聞こえた……
「ちょっ……ちょっと!!!さっきから何変なこと言ってるのよ!!!」
明らかにいつもと違うふたりに不安と怖さを感じて、アタシは大声で怒鳴った。
ふたりが自分の方に顔を向けた。
「う……!!!」
ふたりの目が左右逆を向いていた。
「ひ!!!!!!」
目は左右逆を向いていたが、顔はしっかり自分の方を向きながら、壊れた人形のように繰り返し連呼していた。
アタシは耐えられなくなり、ユウキの居る部屋に逃げ込んだ。
バン!!
ユウキ「テメーふざけんな!!部屋に入る時はノックしろって言ったろ!!」
ユウキはなぜかスボンを脱ぎ、その手には入浴中のペコリーヌの豊満なポディを写した写真が握られていた。
「や……ヤバいわよ!!アホリーヌとコロ助が!目が逆で……しねって言って……あ!その前にTVにノイズが……!!」
ユウキ「いや、ごめん。何言ってんのかわからん」
自分でも何を言ってるかわからなかった。今のアタシに起こってることが理解出来なかった。
「あの……あの……だから……」
わけがわからなくなり頭を抱えた。
「と……とにかく、アホリーヌとコロ助が変なのよ……!!」
ユウキが口を半開き、目を目一杯見開いていた……
「あ……あぁ」
ふたりがおかしくなって、ユウキまで……
徐々にユウキの目が左右逆を向いていくのを見て、アタシは玄関に走った。
なんなのよ!!なんなのよ!!なんなのよ!!
玄関から外に出る前、チラッと居間が目に入った。
アホリーヌとコロ助がこちらを向いて立っていた。
やはり目は左右逆を向いていた……
全速力で人が通りが多い場所まで走った。
その後、知り合いのママサレンに相談すべく急いでサレンディア救護院に行った。
ママサレンは霊とかお化けが見える人で、普通だったら理解不能なアタシの話を真剣に聞いてくれた。
「そっか……よし、明日知り合いの寺に行ってなんとかしてもらいましょう。今日はまず休んで。貴方ひどく疲れた顔をしてますよ」
その日は救護院に泊まった。一睡もできなかったのは言うまでもない。
次の日の朝六時、救護院からチャリで三十分くらいの寺に連れて行ってもらい、そこの住職に前夜のことを話した。
「わかりました……大変だったでしょう。憔悴しきっている……」
アタシの顔を見て、住職は心配そうに言って下さった。
その後、「そのままではいけない」と言われ、ママサレンと住職とアタシの三人でギルドハウスに戻ることにした。
ギルドハウスの中は地獄だった。
アホリーヌは両腕、両足から血をダラダラ流しながら、居間と廊下を歩いていた。
居間の隅には、血の付いた包丁が数本捨ててあった。
ペコリーヌ「あと2往復したら、右足の血管を…… あと3往復したら、二の腕の血管を……」
ブツブツと独り言を言っていた。
コロ助は風呂場にいた。
満タンに水のはった浴槽に自らの頭を突っ込んで、出てを繰り返していた。
自らの手で頭を押しながら……
コッコロ「あはは がばっ
あはは がばっ
あはは がば
死ぬ手前!!!死ぬ手前!!!死ぬ手前ぇええええええええええ!!!」
ユウキは机に向かって文字を書いていた。
ただ……手にはカッターを持ち、机の上には鏡があった。
『アストライア大陸 ランドソル王国』
ギルドハウスの住所を体に刻んでいた。
アタシは恐ろしさで泣いた。
その後三人共、なんとか住職さんと応援に呼んだ他の寺の人に助けてもらった。
おかげで今はなんともなく過ごせてる。
ただ、今でもユウキとアホリーヌの体には傷が残っていて、温泉とか行くとかなり鬱になる。
後日談
あの後、住職さんに聞いたんだけど、仲間たちがあのようになってしまった原因は、アタシの行いにあったみたい。
アタシがランクマで暴れすぎたから、黄色くてギョロ目のがっしりした男たちが呪いをかけたらしい。
しかも呪い方も惨くて、ただ殺すのではなく、仲間
が出来てから乗り移り、ゆっくりと時間を掛けて追い詰めていくやり方だと聞かされた。
ただ呪いが強すぎて、住職さんでは完全にはとれず、皆は常に御守りを持ち歩いてる。
……アタシ達にかけられた呪いは、まだ続いている……
ーーーーーーーーーーーーーーーー
アタシは14歳の獣人で、美食殿というギルドに所属している。
ギルドのメンバーは、ペコリーヌ(17)・コッコロ(11)・ユウキ(35)とアタシの四人。
ユウキはこの春から就職のため一人暮らしを始める予定。
その日も、ギルドハウスで「RAGE Shadowverse 2020 Winter」を見ながらアタシとアホリーヌとコロ助で
ペコリーヌ「ユウキくんの家はどこにしますか?」
コッコロ「あるじ様が一人暮らし…とても心配です」
などとユウキのことで話をしており、ユウキはアタシと同じ部屋の自室で、就職に関する支度をしていた。
ザザ……ザザザザ……
不意にTVにノイズが入った。
すぐにおさまったので、アタシは気にせずTVを見続けながら、「……んでさぁ」と、話しを進めていたんだが、ふたりに目線を移すと、ある異変に気付いた。
アホリーヌとコロ助が口を半開きにして、何かに驚いたように目を全開に見開きTVを見ていた。
「!!……え!?……何!?どうしたのよ!?」
アタシは、今まで見たことのないふたりの顔に動揺しながら聞いた。
2人「…………」
しかし、ふたりはアタシを無視しTVを見続けた。
突然、ふたりの見開いた目だけがアタシを見た。
「!!!!え!!?」
次の瞬間、まるで今までなにもなかったように、
ペコリーヌ「でも自炊とかは厳しいかもしれませんね☆」
コッコロ「やはりわたくしが毎日様子を見にいきましょうか」
と話し出した。
「いや……ちょっ!!ちょっと待って!!今の何!?今のは何!?」
アホリーヌはともかく…コロ助は普段からあまり冗談とかは言わない方で、真面目な性格だった。
だから、冗談でもあんなことをするとは到底思えなかった。
ペコリーヌ「今のってなんですか?」
コッコロ「……??キャル様、具合が悪いのですか?」
キョトンとした顔をしている。
ふたりの性格を知っているアタシは、それが誰かを騙すためのリアクションではなく、素のリアクションであることが解り、同時に違和感を覚えた。
「え……今の……って……」
ふたりは覚えていない……自分たちがあんな顔をしていたことを……
「いや……なんでも……ないわよ」
アタシは口ごもり、下向いた。
ペコリーヌ「ところで、キャルちゃんはいつ死ぬんですか?」
「は?」
コッコロ「そういえば、その話もした方がいいですね。いつにしますか?自殺ですか?事故ですか?」
「は?」
意味がわからなかった。
突然のことの連発にかなり困惑しているアタシは、
「あ……あ?え?アタシが…死……?え?……は?」
と、かなりしどろもどろだった。
しかし、ふたりはまるで当たり前のように話を進めた。
ペコリーヌ「私達も今まで待ってましたからね!そろそろいいと思います☆」
コッコロ「キャル様、わたくしが手伝って差し上げますので。安心してください。ね」
ふたりはなおも淡々と話をしている。
首吊りは汚いとか、睡眠薬がいいとか、飛び降りは途中で気絶すれば痛くないとか、まるで見たことがあるように……
会話の端々では、どこが面白いのかアハハと笑い声も聞こえた……
「ちょっ……ちょっと!!!さっきから何変なこと言ってるのよ!!!」
明らかにいつもと違うふたりに不安と怖さを感じて、アタシは大声で怒鳴った。
ふたりが自分の方に顔を向けた。
「う……!!!」
ふたりの目が左右逆を向いていた。
「ひ!!!!!!」
目は左右逆を向いていたが、顔はしっかり自分の方を向きながら、壊れた人形のように繰り返し連呼していた。
アタシは耐えられなくなり、ユウキの居る部屋に逃げ込んだ。
バン!!
ユウキ「テメーふざけんな!!部屋に入る時はノックしろって言ったろ!!」
ユウキはなぜかスボンを脱ぎ、その手には入浴中のペコリーヌの豊満なポディを写した写真が握られていた。
「や……ヤバいわよ!!アホリーヌとコロ助が!目が逆で……しねって言って……あ!その前にTVにノイズが……!!」
ユウキ「いや、ごめん。何言ってんのかわからん」
自分でも何を言ってるかわからなかった。今のアタシに起こってることが理解出来なかった。
「あの……あの……だから……」
わけがわからなくなり頭を抱えた。
「と……とにかく、アホリーヌとコロ助が変なのよ……!!」
ユウキが口を半開き、目を目一杯見開いていた……
「あ……あぁ」
ふたりがおかしくなって、ユウキまで……
徐々にユウキの目が左右逆を向いていくのを見て、アタシは玄関に走った。
なんなのよ!!なんなのよ!!なんなのよ!!
玄関から外に出る前、チラッと居間が目に入った。
アホリーヌとコロ助がこちらを向いて立っていた。
やはり目は左右逆を向いていた……
全速力で人が通りが多い場所まで走った。
その後、知り合いのママサレンに相談すべく急いでサレンディア救護院に行った。
ママサレンは霊とかお化けが見える人で、普通だったら理解不能なアタシの話を真剣に聞いてくれた。
「そっか……よし、明日知り合いの寺に行ってなんとかしてもらいましょう。今日はまず休んで。貴方ひどく疲れた顔をしてますよ」
その日は救護院に泊まった。一睡もできなかったのは言うまでもない。
次の日の朝六時、救護院からチャリで三十分くらいの寺に連れて行ってもらい、そこの住職に前夜のことを話した。
「わかりました……大変だったでしょう。憔悴しきっている……」
アタシの顔を見て、住職は心配そうに言って下さった。
その後、「そのままではいけない」と言われ、ママサレンと住職とアタシの三人でギルドハウスに戻ることにした。
ギルドハウスの中は地獄だった。
アホリーヌは両腕、両足から血をダラダラ流しながら、居間と廊下を歩いていた。
居間の隅には、血の付いた包丁が数本捨ててあった。
ペコリーヌ「あと2往復したら、右足の血管を…… あと3往復したら、二の腕の血管を……」
ブツブツと独り言を言っていた。
コロ助は風呂場にいた。
満タンに水のはった浴槽に自らの頭を突っ込んで、出てを繰り返していた。
自らの手で頭を押しながら……
コッコロ「あはは がばっ
あはは がばっ
あはは がば
死ぬ手前!!!死ぬ手前!!!死ぬ手前ぇええええええええええ!!!」
ユウキは机に向かって文字を書いていた。
ただ……手にはカッターを持ち、机の上には鏡があった。
『アストライア大陸 ランドソル王国』
ギルドハウスの住所を体に刻んでいた。
アタシは恐ろしさで泣いた。
その後三人共、なんとか住職さんと応援に呼んだ他の寺の人に助けてもらった。
おかげで今はなんともなく過ごせてる。
ただ、今でもユウキとアホリーヌの体には傷が残っていて、温泉とか行くとかなり鬱になる。
後日談
あの後、住職さんに聞いたんだけど、仲間たちがあのようになってしまった原因は、アタシの行いにあったみたい。
アタシがランクマで暴れすぎたから、黄色くてギョロ目のがっしりした男たちが呪いをかけたらしい。
しかも呪い方も惨くて、ただ殺すのではなく、仲間
が出来てから乗り移り、ゆっくりと時間を掛けて追い詰めていくやり方だと聞かされた。
ただ呪いが強すぎて、住職さんでは完全にはとれず、皆は常に御守りを持ち歩いてる。
……アタシ達にかけられた呪いは、まだ続いている……
キャル「またミス?あんたの代わりはいくらでもいるんだけど?」
ユウキ「すみません…」
キャル「はぁ…あんたほんとに無能。こんな能力の低さでよく生きてこれたわね?美食殿追放されたらこの後どう生きてくつもりなのよ?」
ユウキ「うう…」
キャル「まあ仲間に加えてやっているという意識を忘れないことね。あたしたちがいないとあんた野垂れ死ぬんだから!」
ユウキ「…………」
〜〜〜〜
キャル「あのくらい言っとかないとユウキのためにならないじゃない。でも頑張ってるから今日はご褒美にケーキを買ってきたわよ!」ガチャ
キャル「ユウキ!ちょっと休まない……あれ?いないわね」
キャル「留守番任せておいたのに全く…2階かしら?」
キャル「うっ…なんなのよこの強い臭い…!?あたしの部屋から…?」
キャル「ユウキ?」ガチャ
喉を掻き切った血塗れの騎士くん「」
キャル「ヒッ…!え?え!?」
部屋一面の壁の文字『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
キャル「あ……ひ…嘘……ユウキ……なんで…」へなへな
ペコリーヌ「キャルちゃーん!ユウキくーん!2人で何して…」ガチャ
キャル「あひ…あ…ぁ…」ジョバー
ペコリーヌ「ヴェアアアアア!!?なんですか!?これ!ああっユウキくんが!」ダダッ
ペコリーヌ「どうしたんですか!?何があったんですか!?しっかり…!」ゆさゆさ
ペコリーヌ「うう…もう冷たくなってる…なんで…」
キャル「あ…あたしは…あたしは何も…何もしてない…勝手に…ユウキが勝手に…」ガタガタ
ペコリーヌ「自殺しちゃうなんて、ユウキくんどうして…キャルちゃん何か心当たりはありますか?」
キャル「わ…わからない…むしろこっちが聞きたいぐらいよ…」ブルブル
ペコリーヌ「…最近キャルちゃんきつく当たったりしてませんでしたか?ユウキくん繊細だから、そういうのすごく気にしてましたし…」
キャル「しっ…してないわよ!してないって言ってるじゃない…!あたしを疑うの!?」
ペコリーヌ「き、キャルちゃん顔が怖いですよ…!うう…とにかく、まず警察(インパルス高倉)を呼ばないと」携帯ポチポチ
キャル「っ!」
バシッ!カラカラ…
ペコリーヌ「え?キャルちゃん…?!」
キャル「つ…通報の必要はないわよ。こいつはただ…理由はわからないけど、ただ自殺しちゃっただけよ。事件性は、ない…」
ペコリーヌ「で、でも!こういう時は警察(インパルス高倉)に言わないと…」
キャル「……じゃない」
ペコリーヌ「えっ?」
キャル「あたし達で…埋葬まで済ませればいいじゃない。こいつは目立つの嫌いだったし、きっと他の人に見られるなんて望んでない。そうに決まってる。絶対人に見せない方がいい…」
ペコリーヌ「……」
ペコリーヌ(キャルちゃん、さっきから汗と息遣いが普通じゃない…言ってることも、なんだか…)
ペコリーヌ「キャルちゃん!」だきっ
キャル「っ!?」
ペコリーヌ「私、キャルちゃんの味方です☆…大丈夫ですよ、何があっても絶対見捨てませんから…」ぎゅっ
キャル「な…なによこんな時に…」
ペコリーヌ「……キャルちゃんは、どうしたいですか?」
キャル「え…」
ペコリーヌ「今は、細かな事情は聞きません。けど、時間が経てば、誰かが気づきます。そうなる前に……」
キャル「……」
ペコリーヌ「私…まだキャルちゃんと一緒にいたいです…だから、キャルちゃんが、この事誰にも知られたくないなら…協力します」
キャル「ペコリーヌ……そ、そんなこと言ったって、どうしたら…」ちら
血が乾き始めた騎士くん「」
キャル「うっ…!ゔぇえ…」ビチャビチャ
ペコリーヌ「ユウキくん…私に相談してくれれば何かできたかもしれないのに…ごめんなさい」
ペコリーヌ「…さ、あまり時間がありませんよ。やるなら早くやりましょう。キャルちゃんしっかり!」
キャル「だ…だから何をすれば…」
ペコリーヌ「服を入れてある大きめの衣装ケースがありましたよね。ここに持ってきてください!私はゴミ袋と新聞紙とガムテープと台車用意しますから、急いで!」ダッ
キャル「あ…うん…」タタッ
一面新聞紙の入った60キロ前後の衣装ケース「」
ペコリーヌ「ふう、よし…と。壁の文字は後回しにしましょう。キャルちゃんそっち側持って下さい、玄関まで下ろします」
キャル「はぁ…はぁ…どうしてこんな事に…」グッ
ペコリーヌ「せーの!」よろよろ
キャル&ペコリーヌ「「あっ!」」ずるっ
ゴロゴロゴロ、ドガドガドカゴトォォン!!!!
ペコリーヌ「お…落としちゃった…」
コッコロ「キャル様、ペコリーヌ様、どうされたのですか」
コッコロ「なんですか、これは?随分重たいものが入っているようですが」
キャル「さ、触らないでよ!!」ダッ
コッコロ「な、何を焦っていらっしゃるのですか…ペコリーヌ様まで…」
ペコリーヌ「ううん、なんでもありません!ちょっと本の整理をしているだけなので…さ、キャルちゃん台車に載せますよ」
ずしっ
ペコリーヌ「川まで押していきますよ」ヒソヒソ
キャル「うう……」ガチャ
コッコロ「外は雨ですよ…どこへ持っていくのでしょう…」
ザアアアア…
ペコリーヌ「やっぱり川が増水してる…ごめんなさいユウキくん、こうするしかなかったんです。嫌いじゃなかったのに…」
キャル「流すの…ユウキを…見つかるわよ、こんなの。絶対バレちゃう…」
ペコリーヌ「このまま流したら、そうですね。だから…開けて…んっ!」ゴッゴッゴッ
キャル「なっ、何してるのよ!?どうしてユウキの体を石なんかで…!」
ペコリーヌ「…ユウキくんは、この大雨で足を滑らせて川に落ちちゃって…流されて揉まれるうちに、あちこちぶつけて傷ついちゃった。そう見せかけます」
ペコリーヌ「このケースと中身も別々に流しましょう。まずはユウキくんから…足の方持ってくださいキャルちゃん」ぐいっ
キャル「う…おえ……」がし
ペコリーヌ「せぇ、のっ!」ぱっ
ばしゃっ…
ペコリーヌ「もう見えなくなっちゃった。濁流だもんね…本当にごめんなさいユウキくん…」
キャル「うう…う…なんでこんなことに…ごめん、ユウキ」ポロポロ
ペコリーヌ「……キャルちゃんが悪いんですよ」
キャル「え…?」
ペコリーヌ「…ううん、なんでもないです。ケースの指紋全部拭いてから、こっちも流しちゃいましょう。帰ったら油性ペン消せるスプレーで部屋のお掃除。それで、全部、元通りです☆」キュッキュッ
コッコロ「おかえりなさいませキャル様ペコリーヌ様、って2人ともずぶ濡れですよ!どこへ行ってたのですか…」
ペコリーヌ「えへへ、ちょっとゴミ捨て場に行ってただけですよ☆ね?キャルちゃん」
キャル「…ごみ……ごみ、では……」
ペコリーヌ「キャルちゃん?」
キャル「っ…そ、そう!いらないものをまとめて捨ててきたのよ!」
コッコロ「そうですか…何も今行かなくてもよかったのでは…そういえば、あるじ様がいませんね?」
キャル「!」びくっ
ペコリーヌ「ユウキくんはしばらく自分探しの旅にてるそうですよ☆」
ーーーーーーーーーーーーー
風呂「」かぽーん
ペコリーヌ「はぁ〜今日は大変でしたね☆お風呂であったまって、全部洗い流しましょう☆」ザバァ
キャル「…………」
ペコリーヌ「も〜どうしたんですかキャルちゃん?いつもより元気がないですよ?」
キャル「ペコリーヌ…あんた平気なの?ついさっき、あたしたちは…ユウキを…」ブルブル
ペコリーヌ「引きずったらダメですよ☆キャルちゃんだって、元の楽しい日常に戻りたくて隠そうとしたんでしょ?」
ペコリーヌ「ユウキくんキャルちゃんのこと気になってたみたいですし。きっと天国で気に病まないで欲しがってると思いますよ☆」
キャル「え…初耳なんだけど…」
ペコリーヌ「ヴェ!?気づいてなかったの!?キャルちゃんのこと好きじゃなきゃ、あんなに毎日叱られたら嫌になってギルドすぐ辞めちゃったはずですよ☆」
キャル「そんな…ユウキの奴、いつも目を合わせようとしなかったし、あたしの前でだけ口数少なかったから、てっきり嫌われてるんだと…だからあたしもきつい言葉を…」
ペコリーヌ「照れくさかったんだと思いますよ。そっか、キャルちゃんユウキくんの気持ち気づいてなかったんですね…キャルちゃん、好きな人の前じゃ逆にきつく当たっちゃうタイプですもんね☆」
キャル「べ、別に…そんなことは…」
ペコリーヌ「でも、死んじゃってるの見た時にまず隠そうとしてたし。実はあんまり好きじゃなかったんですか?」
キャル「あれは…動転してたのよ…もし他の誰かが倒れてたとしても、たぶん同じことを言ったと思う」
ペコリーヌ「そっか…やっぱり好きだったんだ。キャルちゃんとユウキくん、お互いに…」
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ「しょうがないですよね」ぼそっ
キャル「……?」
ペコリーヌ「でも、大丈夫ですよキャルちゃん。私は何があってもずっと、キャルちゃんの味方ですから」ぎゅっ
キャル「ありがとう……けど…ユウキに申し訳ないよ…謝りたい…」
ペコリーヌ「その気持ちも、きっと無間地獄にいるであろうユウキくんに届いてるよ。だから大丈夫ですよ…」なでなで
キャル「うう…」ポロポロ
ペコリーヌ「キャルちゃんは別に何もしてないんですから。自殺しちゃったユウキくんを自然に還しただけですもん。人の多い共同墓地より自然の中の方が気にいるばすですよ、人混み嫌いなユウキくんも」
キャル「そういうものかしら…」
ペコリーヌ「はい、だから大丈夫です!私達は、今まで通り全部元どおり。ユウキくんが来る前と同じに戻っただけなんですから」なでなで
〜10日後〜
キャル「ユウキ、やっぱり事故死扱い。新聞にちょこっと載ってたわ…」
ペコリーヌ「うふふ、やり方が完璧だったんですね☆ハイターッチ!」
キャル「する気にならないわよ……そういえば、ちょっと気になることがあるんだけど…ユウキって左利きだったわよね?」
ペコリーヌ「え?そうなんですか?普通に右利きかと思ってました」
キャル「コーヒー飲んだりトースト切る時左手だったから。それなのに、あの時ナイフは右手に持って倒れてた…わざわざ力の入りにくい右手で首を切ったの?」
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ「…さあ?」
キャル「それと、あのナイフは川で一緒に捨てたっけ…?衣装ケースに入れた覚えがないような…部屋に戻った時にはなかったはずだけど」
ペコリーヌ「うん、私がケースとか新聞紙と一緒に川に捨てておきましたよ☆間違いないです!」フンス
キャル「……そう」
キャル「…天気もいいことだし。気分転換に散歩と買い物にでも行かない?」
ペコリーヌ「行きましょう!キャルちゃんと一緒ならどこでも楽しいです☆」
〜夜、自室〜
ペコリーヌ「ん〜、今日も楽しかったなぁ。キャルちゃんと一緒にいられる時間、最高に幸せでした!」
ペコリーヌ「ふふ。ユウキくんが美食殿に来ちゃった時はすごく焦ったけど」引き出しを開ける
薄く血のついたナイフ「」
ペコリーヌ「もういなくなっちゃったから大丈夫。私とキャルちゃんの仲が裂かれるなんてこと、もうありえないですよね☆」
ペコリーヌ「自殺に見せかけるつもりだったけど…結局キャルちゃんに押されて事故死になっちゃった。キャルちゃんにあんな顔されたら、協力してあげたくなっちゃいますもん」
ペコリーヌ「お陰で私たち、誰にも言えない秘密を2人だけで共有してる。2人だけの特別な関係…」うっとり
ペコリーヌ「ずっと一緒にいましょうね、キャルちゃん♡」ナイフにキス
〜数日後〜
ペコリーヌ「う〜ん!美味しかったです!キャルちゃんお菓子作りの腕上がりました?」
キャル「別に、前からずっと変な味わいだけど」
ペコリーヌ「も〜キャルちゃんってばライバル意識強いんだから!」
キャル「…ユウキも、甘いものが好きだった」
ペコリーヌ「へ?もう、キャルちゃんてばまたユウキくんの話して!私と遊んでてもいなくなったユウキくんのことばかり…」
キャル「あんたがやったのよね」
ペコリーヌ「えっ?」
キャル「あんただよね、ユウキを殺したの」
ペコリーヌ「な…!何言ってるんですかキャルちゃん!?そんなわけないでしょー!!」
キャル「…これ」スッ
ペコリーヌ「えっ…ナイフ!?えっえっ、なんで…なんでキャルちゃんが持ってるの!?部屋の引き出しに入れてあるはずなのに…」
キャル「あんたの服のポケットの中に、うっすら血の跡が残ってたのよ。川に色々捨てる時、ナイフ見た覚えなかったし、あたしは触ってなかったから、考えられるのは…あんたが持ち出したってことだけ」
キャル「あんたの部屋に忍び込んで探したらすぐ見つかったわよ。引き出しの、あたしとの写真の上に置いてあるなんて…」
ペコリーヌ「う……ど…どうする気ですか、キャルちゃん…?」
キャル「…別に、誰かに言う気はないわよ」
ペコリーヌ「えっ!?」
キャル「ただ……」
ドスッ
ペコリーヌ「は……え……?キャル、ちゃ……」ごぽっ
ペコリーヌ「うぐ…あ…!」どさっ
キャル「ユウキに、謝ってきて。あたしを独占したかったの?あたしはユウキも、あんたともずっと一緒にいたいと思っていたのに…」
キャル「あれから何をしても楽しくない。ご飯の味も感じない。ユウキに謝りたくて、でも他に方法がなくて」
キャル「一緒に謝りに行くわよ…ペコリーヌ」ザクッ
キャル「う……」ブシュッ、どさり
〜半月後、病室〜
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ(私だけ生き残っちゃった。傷が浅かったから。でもキャルちゃんは、自分で首を切って…助からなかった)
ペコリーヌ(私はキャルちゃんとずっと仲良くしたかっただけなのに…それなのに、どうして)
急ペコリーヌ(キャルちゃんがいなくなっちゃったこと、信じられない。ギルドハウスに行けばいつもみたいに居る気がするもん)
ペコリーヌ(…謝りたいとか、ご飯が美味しくないとか。わたしにも分かったよ…すごく辛いよ)
ペコリーヌ(だから……)
窓を開ける
ペコリーヌ「…ふふ。風が気持ちいいなぁ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん…ユウキくん。私も行くから…」
ペコリーヌ「殺しちゃってごめんなさい。今度は3人で、仲良くギルド活動したり、遊びに行ったり、美味しいもの食べたり…みんなで遊ぼっ」たんっ
ペコリーヌ(ああ落ちてく…怖いなぁ、でももうすぐキャルちゃんに会え
ぐしゃっ
〜おしまい〜
ユウキ「すみません…」
キャル「はぁ…あんたほんとに無能。こんな能力の低さでよく生きてこれたわね?美食殿追放されたらこの後どう生きてくつもりなのよ?」
ユウキ「うう…」
キャル「まあ仲間に加えてやっているという意識を忘れないことね。あたしたちがいないとあんた野垂れ死ぬんだから!」
ユウキ「…………」
〜〜〜〜
キャル「あのくらい言っとかないとユウキのためにならないじゃない。でも頑張ってるから今日はご褒美にケーキを買ってきたわよ!」ガチャ
キャル「ユウキ!ちょっと休まない……あれ?いないわね」
キャル「留守番任せておいたのに全く…2階かしら?」
キャル「うっ…なんなのよこの強い臭い…!?あたしの部屋から…?」
キャル「ユウキ?」ガチャ
喉を掻き切った血塗れの騎士くん「」
キャル「ヒッ…!え?え!?」
部屋一面の壁の文字『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
キャル「あ……ひ…嘘……ユウキ……なんで…」へなへな
ペコリーヌ「キャルちゃーん!ユウキくーん!2人で何して…」ガチャ
キャル「あひ…あ…ぁ…」ジョバー
ペコリーヌ「ヴェアアアアア!!?なんですか!?これ!ああっユウキくんが!」ダダッ
ペコリーヌ「どうしたんですか!?何があったんですか!?しっかり…!」ゆさゆさ
ペコリーヌ「うう…もう冷たくなってる…なんで…」
キャル「あ…あたしは…あたしは何も…何もしてない…勝手に…ユウキが勝手に…」ガタガタ
ペコリーヌ「自殺しちゃうなんて、ユウキくんどうして…キャルちゃん何か心当たりはありますか?」
キャル「わ…わからない…むしろこっちが聞きたいぐらいよ…」ブルブル
ペコリーヌ「…最近キャルちゃんきつく当たったりしてませんでしたか?ユウキくん繊細だから、そういうのすごく気にしてましたし…」
キャル「しっ…してないわよ!してないって言ってるじゃない…!あたしを疑うの!?」
ペコリーヌ「き、キャルちゃん顔が怖いですよ…!うう…とにかく、まず警察(インパルス高倉)を呼ばないと」携帯ポチポチ
キャル「っ!」
バシッ!カラカラ…
ペコリーヌ「え?キャルちゃん…?!」
キャル「つ…通報の必要はないわよ。こいつはただ…理由はわからないけど、ただ自殺しちゃっただけよ。事件性は、ない…」
ペコリーヌ「で、でも!こういう時は警察(インパルス高倉)に言わないと…」
キャル「……じゃない」
ペコリーヌ「えっ?」
キャル「あたし達で…埋葬まで済ませればいいじゃない。こいつは目立つの嫌いだったし、きっと他の人に見られるなんて望んでない。そうに決まってる。絶対人に見せない方がいい…」
ペコリーヌ「……」
ペコリーヌ(キャルちゃん、さっきから汗と息遣いが普通じゃない…言ってることも、なんだか…)
ペコリーヌ「キャルちゃん!」だきっ
キャル「っ!?」
ペコリーヌ「私、キャルちゃんの味方です☆…大丈夫ですよ、何があっても絶対見捨てませんから…」ぎゅっ
キャル「な…なによこんな時に…」
ペコリーヌ「……キャルちゃんは、どうしたいですか?」
キャル「え…」
ペコリーヌ「今は、細かな事情は聞きません。けど、時間が経てば、誰かが気づきます。そうなる前に……」
キャル「……」
ペコリーヌ「私…まだキャルちゃんと一緒にいたいです…だから、キャルちゃんが、この事誰にも知られたくないなら…協力します」
キャル「ペコリーヌ……そ、そんなこと言ったって、どうしたら…」ちら
血が乾き始めた騎士くん「」
キャル「うっ…!ゔぇえ…」ビチャビチャ
ペコリーヌ「ユウキくん…私に相談してくれれば何かできたかもしれないのに…ごめんなさい」
ペコリーヌ「…さ、あまり時間がありませんよ。やるなら早くやりましょう。キャルちゃんしっかり!」
キャル「だ…だから何をすれば…」
ペコリーヌ「服を入れてある大きめの衣装ケースがありましたよね。ここに持ってきてください!私はゴミ袋と新聞紙とガムテープと台車用意しますから、急いで!」ダッ
キャル「あ…うん…」タタッ
一面新聞紙の入った60キロ前後の衣装ケース「」
ペコリーヌ「ふう、よし…と。壁の文字は後回しにしましょう。キャルちゃんそっち側持って下さい、玄関まで下ろします」
キャル「はぁ…はぁ…どうしてこんな事に…」グッ
ペコリーヌ「せーの!」よろよろ
キャル&ペコリーヌ「「あっ!」」ずるっ
ゴロゴロゴロ、ドガドガドカゴトォォン!!!!
ペコリーヌ「お…落としちゃった…」
コッコロ「キャル様、ペコリーヌ様、どうされたのですか」
コッコロ「なんですか、これは?随分重たいものが入っているようですが」
キャル「さ、触らないでよ!!」ダッ
コッコロ「な、何を焦っていらっしゃるのですか…ペコリーヌ様まで…」
ペコリーヌ「ううん、なんでもありません!ちょっと本の整理をしているだけなので…さ、キャルちゃん台車に載せますよ」
ずしっ
ペコリーヌ「川まで押していきますよ」ヒソヒソ
キャル「うう……」ガチャ
コッコロ「外は雨ですよ…どこへ持っていくのでしょう…」
ザアアアア…
ペコリーヌ「やっぱり川が増水してる…ごめんなさいユウキくん、こうするしかなかったんです。嫌いじゃなかったのに…」
キャル「流すの…ユウキを…見つかるわよ、こんなの。絶対バレちゃう…」
ペコリーヌ「このまま流したら、そうですね。だから…開けて…んっ!」ゴッゴッゴッ
キャル「なっ、何してるのよ!?どうしてユウキの体を石なんかで…!」
ペコリーヌ「…ユウキくんは、この大雨で足を滑らせて川に落ちちゃって…流されて揉まれるうちに、あちこちぶつけて傷ついちゃった。そう見せかけます」
ペコリーヌ「このケースと中身も別々に流しましょう。まずはユウキくんから…足の方持ってくださいキャルちゃん」ぐいっ
キャル「う…おえ……」がし
ペコリーヌ「せぇ、のっ!」ぱっ
ばしゃっ…
ペコリーヌ「もう見えなくなっちゃった。濁流だもんね…本当にごめんなさいユウキくん…」
キャル「うう…う…なんでこんなことに…ごめん、ユウキ」ポロポロ
ペコリーヌ「……キャルちゃんが悪いんですよ」
キャル「え…?」
ペコリーヌ「…ううん、なんでもないです。ケースの指紋全部拭いてから、こっちも流しちゃいましょう。帰ったら油性ペン消せるスプレーで部屋のお掃除。それで、全部、元通りです☆」キュッキュッ
コッコロ「おかえりなさいませキャル様ペコリーヌ様、って2人ともずぶ濡れですよ!どこへ行ってたのですか…」
ペコリーヌ「えへへ、ちょっとゴミ捨て場に行ってただけですよ☆ね?キャルちゃん」
キャル「…ごみ……ごみ、では……」
ペコリーヌ「キャルちゃん?」
キャル「っ…そ、そう!いらないものをまとめて捨ててきたのよ!」
コッコロ「そうですか…何も今行かなくてもよかったのでは…そういえば、あるじ様がいませんね?」
キャル「!」びくっ
ペコリーヌ「ユウキくんはしばらく自分探しの旅にてるそうですよ☆」
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風呂「」かぽーん
ペコリーヌ「はぁ〜今日は大変でしたね☆お風呂であったまって、全部洗い流しましょう☆」ザバァ
キャル「…………」
ペコリーヌ「も〜どうしたんですかキャルちゃん?いつもより元気がないですよ?」
キャル「ペコリーヌ…あんた平気なの?ついさっき、あたしたちは…ユウキを…」ブルブル
ペコリーヌ「引きずったらダメですよ☆キャルちゃんだって、元の楽しい日常に戻りたくて隠そうとしたんでしょ?」
ペコリーヌ「ユウキくんキャルちゃんのこと気になってたみたいですし。きっと天国で気に病まないで欲しがってると思いますよ☆」
キャル「え…初耳なんだけど…」
ペコリーヌ「ヴェ!?気づいてなかったの!?キャルちゃんのこと好きじゃなきゃ、あんなに毎日叱られたら嫌になってギルドすぐ辞めちゃったはずですよ☆」
キャル「そんな…ユウキの奴、いつも目を合わせようとしなかったし、あたしの前でだけ口数少なかったから、てっきり嫌われてるんだと…だからあたしもきつい言葉を…」
ペコリーヌ「照れくさかったんだと思いますよ。そっか、キャルちゃんユウキくんの気持ち気づいてなかったんですね…キャルちゃん、好きな人の前じゃ逆にきつく当たっちゃうタイプですもんね☆」
キャル「べ、別に…そんなことは…」
ペコリーヌ「でも、死んじゃってるの見た時にまず隠そうとしてたし。実はあんまり好きじゃなかったんですか?」
キャル「あれは…動転してたのよ…もし他の誰かが倒れてたとしても、たぶん同じことを言ったと思う」
ペコリーヌ「そっか…やっぱり好きだったんだ。キャルちゃんとユウキくん、お互いに…」
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ「しょうがないですよね」ぼそっ
キャル「……?」
ペコリーヌ「でも、大丈夫ですよキャルちゃん。私は何があってもずっと、キャルちゃんの味方ですから」ぎゅっ
キャル「ありがとう……けど…ユウキに申し訳ないよ…謝りたい…」
ペコリーヌ「その気持ちも、きっと無間地獄にいるであろうユウキくんに届いてるよ。だから大丈夫ですよ…」なでなで
キャル「うう…」ポロポロ
ペコリーヌ「キャルちゃんは別に何もしてないんですから。自殺しちゃったユウキくんを自然に還しただけですもん。人の多い共同墓地より自然の中の方が気にいるばすですよ、人混み嫌いなユウキくんも」
キャル「そういうものかしら…」
ペコリーヌ「はい、だから大丈夫です!私達は、今まで通り全部元どおり。ユウキくんが来る前と同じに戻っただけなんですから」なでなで
〜10日後〜
キャル「ユウキ、やっぱり事故死扱い。新聞にちょこっと載ってたわ…」
ペコリーヌ「うふふ、やり方が完璧だったんですね☆ハイターッチ!」
キャル「する気にならないわよ……そういえば、ちょっと気になることがあるんだけど…ユウキって左利きだったわよね?」
ペコリーヌ「え?そうなんですか?普通に右利きかと思ってました」
キャル「コーヒー飲んだりトースト切る時左手だったから。それなのに、あの時ナイフは右手に持って倒れてた…わざわざ力の入りにくい右手で首を切ったの?」
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ「…さあ?」
キャル「それと、あのナイフは川で一緒に捨てたっけ…?衣装ケースに入れた覚えがないような…部屋に戻った時にはなかったはずだけど」
ペコリーヌ「うん、私がケースとか新聞紙と一緒に川に捨てておきましたよ☆間違いないです!」フンス
キャル「……そう」
キャル「…天気もいいことだし。気分転換に散歩と買い物にでも行かない?」
ペコリーヌ「行きましょう!キャルちゃんと一緒ならどこでも楽しいです☆」
〜夜、自室〜
ペコリーヌ「ん〜、今日も楽しかったなぁ。キャルちゃんと一緒にいられる時間、最高に幸せでした!」
ペコリーヌ「ふふ。ユウキくんが美食殿に来ちゃった時はすごく焦ったけど」引き出しを開ける
薄く血のついたナイフ「」
ペコリーヌ「もういなくなっちゃったから大丈夫。私とキャルちゃんの仲が裂かれるなんてこと、もうありえないですよね☆」
ペコリーヌ「自殺に見せかけるつもりだったけど…結局キャルちゃんに押されて事故死になっちゃった。キャルちゃんにあんな顔されたら、協力してあげたくなっちゃいますもん」
ペコリーヌ「お陰で私たち、誰にも言えない秘密を2人だけで共有してる。2人だけの特別な関係…」うっとり
ペコリーヌ「ずっと一緒にいましょうね、キャルちゃん♡」ナイフにキス
〜数日後〜
ペコリーヌ「う〜ん!美味しかったです!キャルちゃんお菓子作りの腕上がりました?」
キャル「別に、前からずっと変な味わいだけど」
ペコリーヌ「も〜キャルちゃんってばライバル意識強いんだから!」
キャル「…ユウキも、甘いものが好きだった」
ペコリーヌ「へ?もう、キャルちゃんてばまたユウキくんの話して!私と遊んでてもいなくなったユウキくんのことばかり…」
キャル「あんたがやったのよね」
ペコリーヌ「えっ?」
キャル「あんただよね、ユウキを殺したの」
ペコリーヌ「な…!何言ってるんですかキャルちゃん!?そんなわけないでしょー!!」
キャル「…これ」スッ
ペコリーヌ「えっ…ナイフ!?えっえっ、なんで…なんでキャルちゃんが持ってるの!?部屋の引き出しに入れてあるはずなのに…」
キャル「あんたの服のポケットの中に、うっすら血の跡が残ってたのよ。川に色々捨てる時、ナイフ見た覚えなかったし、あたしは触ってなかったから、考えられるのは…あんたが持ち出したってことだけ」
キャル「あんたの部屋に忍び込んで探したらすぐ見つかったわよ。引き出しの、あたしとの写真の上に置いてあるなんて…」
ペコリーヌ「う……ど…どうする気ですか、キャルちゃん…?」
キャル「…別に、誰かに言う気はないわよ」
ペコリーヌ「えっ!?」
キャル「ただ……」
ドスッ
ペコリーヌ「は……え……?キャル、ちゃ……」ごぽっ
ペコリーヌ「うぐ…あ…!」どさっ
キャル「ユウキに、謝ってきて。あたしを独占したかったの?あたしはユウキも、あんたともずっと一緒にいたいと思っていたのに…」
キャル「あれから何をしても楽しくない。ご飯の味も感じない。ユウキに謝りたくて、でも他に方法がなくて」
キャル「一緒に謝りに行くわよ…ペコリーヌ」ザクッ
キャル「う……」ブシュッ、どさり
〜半月後、病室〜
ペコリーヌ「…………」
ペコリーヌ(私だけ生き残っちゃった。傷が浅かったから。でもキャルちゃんは、自分で首を切って…助からなかった)
ペコリーヌ(私はキャルちゃんとずっと仲良くしたかっただけなのに…それなのに、どうして)
急ペコリーヌ(キャルちゃんがいなくなっちゃったこと、信じられない。ギルドハウスに行けばいつもみたいに居る気がするもん)
ペコリーヌ(…謝りたいとか、ご飯が美味しくないとか。わたしにも分かったよ…すごく辛いよ)
ペコリーヌ(だから……)
窓を開ける
ペコリーヌ「…ふふ。風が気持ちいいなぁ…」
ペコリーヌ「キャルちゃん…ユウキくん。私も行くから…」
ペコリーヌ「殺しちゃってごめんなさい。今度は3人で、仲良くギルド活動したり、遊びに行ったり、美味しいもの食べたり…みんなで遊ぼっ」たんっ
ペコリーヌ(ああ落ちてく…怖いなぁ、でももうすぐキャルちゃんに会え
ぐしゃっ
〜おしまい〜
・ご注文はうさぎですか?(第1期)
・ご注文はうさぎですか??(第2期)
・ご注文はうさぎですか? BLOOM(第3期)
・プリンセスコネクト!
・『超異域公主連結☆Re:Dive』*2
・狂った家族
・ご注文はうさぎですか??(第2期)
・ご注文はうさぎですか? BLOOM(第3期)
・プリンセスコネクト!
・『超異域公主連結☆Re:Dive』*2
・狂った家族
- *1 : ソース元https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB...
- *2 : 繁体字版(影之詩みたいなもん)
このページへのコメント
これはキャ虐に見せかけた高度なコロ虐ですね…
コッコロちゃんにひどいことしないで
ワイもキャルちゃんの子宮全摘してヘコみまくるキャルちゃんドチャクソに甘やかして共依存しながらドロドロに溶けて幸せな死を迎えたいわ
よくわからないままに主様死んでキャルちゃんとペコリーヌが死んだコッコロママが一番の被害者なのでは…?
インパルス高倉が気になってしょうがなかった
追加されたのキャ虐と思って読んでたのにペコ虐やん・・・
申し訳ないがペコ虐はNG