サービス開始から６周年を超え、今なお増え続けているシャドバのカード。
環境で活躍する者、強すぎてナーフされたもの、様々なカードの存在と荒れた環境の中で、使い時のない「クソカード」と呼ばれるカードたちがいる。
ここはクソカード治療所。クソカードの病状を解明しながら、なんとか使い道を考える。そんなページである。
環境で活躍する者、強すぎてナーフされたもの、様々なカードの存在と荒れた環境の中で、使い時のない「クソカード」と呼ばれるカードたちがいる。
ここはクソカード治療所。クソカードの病状を解明しながら、なんとか使い道を考える。そんなページである。
補足 
このページは各々が思う「クソカード」たちとその治療法を上げていくところやで。
基準としては難しいところなので、何をクソカードとするかは個人の自由や。
ただ、現環境で既に活躍しているカードをクソカードとして扱うのは流石に見当違いなので、昔はよく使われてたけどもう使われなくなったカードや、完全に存在が空気なカードを採用していくといいと思うやで。
まあネタデッキ置き場と何が違うんやと言われたら困るけど、このページのデッキはカード単体に焦点を当てたデッキの置き場や、ネタデッキに興味を持ってもらうための軽い読み物集と思ってくれたらいいと思うで。
基準としては難しいところなので、何をクソカードとするかは個人の自由や。
ただ、現環境で既に活躍しているカードをクソカードとして扱うのは流石に見当違いなので、昔はよく使われてたけどもう使われなくなったカードや、完全に存在が空気なカードを採用していくといいと思うやで。
まあネタデッキ置き場と何が違うんやと言われたら困るけど、このページのデッキはカード単体に焦点を当てたデッキの置き場や、ネタデッキに興味を持ってもらうための軽い読み物集と思ってくれたらいいと思うで。
ほんへ
本日の患者は・・・どうぞ。
ディバインアーマーはサービス開始時からあるクラシックカードパック産のビショップクラスのカードだ。
では、早速カードの効果を見ていこう。
「ディバインアーマー 6/6/4 相手の能力で選択できない。」
なるほど、これは重症だな。
まず、コストが重すぎる。現代アンリミはリーサルターンが６ターン目であることが多く、たとえ先行でも出した次のターンにはこちらがリーサルされてしまう。
そして、効果は選択不可のみである。流石ゲーム最初期のカードと言えるだろう。
進化権の残っているターンには出すことが可能なので、進化を切れば一体除去はできるだろうが・・・体力が4であるため、たとえ選択不可であっても簡単に除去されてしまう。
総じて、出すのが厳しい、ほぼないような効果、すぐ除去されやすいと問題を抱えたディバインアーマーくんだが・・・
彼の持つ効果とスタッツを活かせる、特効薬となるデッキが存在する。
それは・・・「安息ベレロフォン」だ。
安息ベレロフォンはベレロフォンの効果で盤面処理と顔削りをこなしながら、安息の領域や回復札で耐え、クルトのバーン効果でシメるのが基本のデッキだ。
元々耐久力のあるデッキであり、過酷なアンリミでも比較的容易に6ターン目以降を迎えることができる。
デッキ自体の耐久力は、コスト詐欺のしにくいビショップにおいてディバインアーマーを活躍させるために必要な要素と言えよう。
今回は火力枠として、クルトの代わりにディバインアーマーを採用していく。
ポイントは、ディバインアーマーが生来持つ「選択不可」効果に、安息の「攻撃されない」効果が重なると、実質的に潜伏効果を持たせることができるということだ。５ターン目に安息、６ターン目にディバインアーマーを出すことで、
ディバインアーマーを守りながら、リーダーが無防備になるところは安息のダメージカットでカバーすることができる。
先にベレロフォンの効果で相手を４点削ることができれば、ディバインアーマー進化と攻撃２回で１６点が出るため、丁度２０点を削り切ることができる。
だが安息の領域には、盤面に攻撃済みのフォロワーがいると効果が発動しなくなってしまう難点がある・・・
ここで第２の特効薬を紹介しよう。癒しの奏者・アンリエットだ。
「癒しの奏者・アンリエット 7/4/5
ファンファーレ 攻撃済み状態の自分の他のフォロワー１体を、攻撃していない状態にして、体力を上限まで回復する。」
アンリエットは、「攻撃済みのフォロワーを再び攻撃可能にできる」という唯一無二の効果を持っている。
丁度コストも7なので、ディバインアーマーを出した次のターンに２回攻撃を決めてリーサルに繋げることができるのだ。
それでは最後にデッキ例を見ていこう。
実は筆者が安息ベレロフォンのことをあまり理解していないのと、本デッキを使用した救え！重症患者緊急手術大会！では比較的アグロ傾向のデッキが少ないことを予見して、耐久面で一定の信頼感がある「安息アイギーナ」のギミックを採用している。
が、通常のランクマッチでは流石に悠長であるため、普通にここは回復札などで普通の安息ベレロに寄せたほうがよいだろう。
博愛の翼人は安息の領域をコピーする使い道はもちろんのこと、後攻４ターン目までにベレロフォンを引けていない場合に、翼人の効果で安息のコストを1下げれば、１ターンの猶予を作りながら５ターン目にベレロフォン進化+安息設置を達成させることが可能だ。
ディバインアーマーくんは安息ベレロフォンと組むことによって、正しく「卑俗なる者は、その鎧に触れる事すら敵わない」と言える強力な除去耐性を手にし、フィニッシャーとなることができた。是非皆さんも使ってみてはいかがだろうか。
ア ン リ ミ
「戦乱の世を平定するべく、鎧は動き出す。その聖なる光にて、全てを浄化するために。」
では、早速カードの効果を見ていこう。
「ディバインアーマー 6/6/4 相手の能力で選択できない。」
なるほど、これは重症だな。
まず、コストが重すぎる。現代アンリミはリーサルターンが６ターン目であることが多く、たとえ先行でも出した次のターンにはこちらがリーサルされてしまう。
そして、効果は選択不可のみである。流石ゲーム最初期のカードと言えるだろう。
進化権の残っているターンには出すことが可能なので、進化を切れば一体除去はできるだろうが・・・体力が4であるため、たとえ選択不可であっても簡単に除去されてしまう。
総じて、出すのが厳しい、ほぼないような効果、すぐ除去されやすいと問題を抱えたディバインアーマーくんだが・・・
彼の持つ効果とスタッツを活かせる、特効薬となるデッキが存在する。
それは・・・「安息ベレロフォン」だ。
安息ベレロフォンはベレロフォンの効果で盤面処理と顔削りをこなしながら、安息の領域や回復札で耐え、クルトのバーン効果でシメるのが基本のデッキだ。
元々耐久力のあるデッキであり、過酷なアンリミでも比較的容易に6ターン目以降を迎えることができる。
デッキ自体の耐久力は、コスト詐欺のしにくいビショップにおいてディバインアーマーを活躍させるために必要な要素と言えよう。
今回は火力枠として、クルトの代わりにディバインアーマーを採用していく。
ポイントは、ディバインアーマーが生来持つ「選択不可」効果に、安息の「攻撃されない」効果が重なると、実質的に潜伏効果を持たせることができるということだ。５ターン目に安息、６ターン目にディバインアーマーを出すことで、
ディバインアーマーを守りながら、リーダーが無防備になるところは安息のダメージカットでカバーすることができる。
先にベレロフォンの効果で相手を４点削ることができれば、ディバインアーマー進化と攻撃２回で１６点が出るため、丁度２０点を削り切ることができる。
だが安息の領域には、盤面に攻撃済みのフォロワーがいると効果が発動しなくなってしまう難点がある・・・
ここで第２の特効薬を紹介しよう。癒しの奏者・アンリエットだ。
「癒しの奏者・アンリエット 7/4/5
ファンファーレ 攻撃済み状態の自分の他のフォロワー１体を、攻撃していない状態にして、体力を上限まで回復する。」
アンリエットは、「攻撃済みのフォロワーを再び攻撃可能にできる」という唯一無二の効果を持っている。
丁度コストも7なので、ディバインアーマーを出した次のターンに２回攻撃を決めてリーサルに繋げることができるのだ。
それでは最後にデッキ例を見ていこう。
実は筆者が安息ベレロフォンのことをあまり理解していないのと、本デッキを使用した救え！重症患者緊急手術大会！では比較的アグロ傾向のデッキが少ないことを予見して、耐久面で一定の信頼感がある「安息アイギーナ」のギミックを採用している。
が、通常のランクマッチでは流石に悠長であるため、普通にここは回復札などで普通の安息ベレロに寄せたほうがよいだろう。
博愛の翼人は安息の領域をコピーする使い道はもちろんのこと、後攻４ターン目までにベレロフォンを引けていない場合に、翼人の効果で安息のコストを1下げれば、１ターンの猶予を作りながら５ターン目にベレロフォン進化+安息設置を達成させることが可能だ。
ディバインアーマーくんは安息ベレロフォンと組むことによって、正しく「卑俗なる者は、その鎧に触れる事すら敵わない」と言える強力な除去耐性を手にし、フィニッシャーとなることができた。是非皆さんも使ってみてはいかがだろうか。
ア ン リ ミ
「戦乱の世を平定するべく、鎧は動き出す。その聖なる光にて、全てを浄化するために。」
（どう考えてもヴァリアントフェンサーくんはクソカード呼ばわりされるようなカードでは無いですが、大会で使ったデッキの供養も兼ねて投稿させてもらいます、すみません）
本日の患者を紹介するぞ…
どうぞ、ヴァリアントフェンサーくん
直近のパック、天示す竜剣に収録された新規軸のデッキ、ヒーローの主軸になるカードだ。
多少の耐性、進化によるリーダー付与体力バフ、エンハンスによるドローとコスト0化と、どの能力もそれなり強いのだが…
やはり現時点のヒーローカードプールの狭さ、ヒーロー特有の軽傷を負わなければ本気にならない性質などを考えると、エンハンスの爆発力が不安定なのがかなりのネックだと言える。
進化時にリーダー付与するヒーローへの+0/3補正も確かに強力だが、以前のケツドラの事を思い出してみると分かるように、今の強力になった除去カード達の前には体力アップの効果がほとんど無い事もままある。
体力バフの他に突進付与もあり、ヒーローの条件付き効果を自発的に発動させる為の物だろうが、現時点だとその効果を発動してもパワーが高いとはあまり言えず、相手がモンスターを出さないデッキだとかなり残念な動きしか出来なくなってしまうだろう。
ヒーローというデッキがまだまだこれからという事もあり、現時点のカードプールの狭さだと十全に効果を発揮出来ているとは言い難い物があるヴァリアントフェンサーくん。
今後の強化もほぼ確実に見込めるカードの為、患者と呼ぶには忍びないカードではあるが、今回は現時点のカードプールのままヴァリアントフェンサーくんを活かせる画期的な処方薬をご紹介しよう。
それが、終撃の鉄腕・ガルヴァンのカードだ。
ガルヴァンは破壊されたタイプの数によって（タイプ数×2+2）バーンを与える大型カードで、ロイヤルには珍しい、疾走に頼らない特大ダメージを与える事が出来るフィニッシャーだ。
ロイヤルには7種類のフォロワー・タイプがあるので最大で16点ものダメージを叩き込めるが、兵士、指揮官はともかく自然、機械、レヴィオン、宴楽、ヒーローは別々のギミックを備えたテーマであり、デッキ内で各ギミックを活かすのは困難を極める。
その為、比較的汎用性のあるカードをタイプごとから採用していって種類を稼ぎたい所だが、彼らはテーマ内サーチは一応ある物の、ドローギミックに乏しくどうしても種類を稼ぐプレイをすると手札が枯渇してしまう。
そんな時の救世主的ヒーローがヴァリアントフェンサーくんだ。
7ターン目にヒーローとして種類を稼ぎつつ、最低でも2、3ドロー、上手くいけば5ドローほどの爆アドを見込める為、そこで8ターン目のガルヴァンを引き込みつつ特大バーンに繋げられる。もちろん運が良ければヒーローフォロワーによる追撃の構えも取れるぞ。
しかし、当然ながら8ターン目に毎回7種完璧に稼ぐのは不可能に近い。
ガルヴァンも基本は10点くらいを目指す事になるが…そうなるとどうしても火力不足感は否めない。
途中で削るにしてもタイプをごちゃ混ぜにしたデッキでは削るのにムラがあり、後一歩届かない事も多いだろう。また、手札補充のためにヴァリアントフェンサーを使うと言ったが、そのターンに進化権が切れていた場合、その前段階でヴァリアントフェンサーのリーダー付与をしておく、もしくはエンハンスドロー込みでマッハナイトなどのヒーローを引けなければ、相手の場を全く処理出来ずにターンを返す事になってしまう…これらはガルヴァンでヴァリアントフェンサーを活かす上でかなり致命的な欠陥と言えるだろう。
そんなお悩みを解説する、特効薬のようなカードがそう、
絶大の唯我・マゼルベインのカードだ。
このデッキは元々種類稼ぎのためにピンのカードを多く採用する事になる為、マゼルベインの効果を全く無理なく発動できる。
6コス以下の盤面バーンはヴァリアントフェンサーに足りない処理能力を、6コス以上の顔面バーンはガルヴァンの少し足りない打点を補助してくれる存在であり、6マゼルベイン7ヴァリアントフェンサー8ガルヴァンと綺麗に繋ぐ事が出来る為、完璧にデッキと噛み合った効果だと言える。
特にマゼルベイン進化時に加えられる絶大の証明は特に重要なカードで、マゼルベインを出したターンに使わず温存する事が出来れば7ターン目のヴァリアントフェンサーの着地隙をさらに軽減する事や、8ターン目にガルヴァンと一緒に使う事でフルパワーで無くともタイプ破壊6種類で14+3+3の20点OTKをぶちかませる。
当然超強力カードの再臨する絶大も採用でき、多くのタイプが混同しているカード群を引き締め、デッキパワーの底上げに大きく貢献してくれるだろう。
採用するカードとしてはヴァリアントフェンサーでできるだけ大量ドローを狙いたい為、手札にトークンを加えたりあまり必要じゃ無いカードをサーチしたりするカードはタイプ持ちでも採用は控える方がいいだろう。
しかし、だからと言ってドローするカードを非採用にしすぎると今後はヴァリアントフェンサーを引けなかった時に苦しむ事になる。
兵士指揮官自然機械レヴィオン宴楽ヒーロー…各タイプに所属しているカードの種類も膨大であり、脇を固めるカードもロイヤルは優秀なカードばかり、枚数の調整も考えるとまさに選択肢は無限大…ここはデッキビルダーの腕の見せ所と言ったところか。
というわけで、今回の診察は以上だ。
最後にデッキレシピを紹介しよう。（見切れてるガルヴァンは2枚）
と、言ってもこのデッキはほんの一例過ぎない。
先ほど述べたようにこのデッキは無限に近い型が存在する上に、30分くらいで作ったデッキのため正直全然練られてないぞ！
ヴァリアントフェンサーのヒーローという点を活かすためにもっとヒーローカードを採用するべきだとは思うな。
それと、タイプフォロワーを詰め込む必要がある都合上除去スペルが少なくなってしまう為、1枚で大型を処理出来る一斉砲撃を採用してみたぞ。
こういった色気を出せるのもこのデッキならでは…？なのかもしれない。
[追記]
八獄魔境アズヴォルトにてタイプ八獄が追加された事により更にガルヴァンの最大火力と平均火力が向上！🔥
加熱したガルヴァンの最大火力はついに18点という危険な領域へと突入する…
さらに前リストではいなかったマキシマムジェネラルを採用する事でタイプ稼ぎに革命がもたらされるッ！
なんとマキジェネ1枚で兵士指揮官宴楽ヒーロー八獄の5タイプも稼げちまうんだ！
（運が絡みます）
だが以前として手札の枯れやすさは変わってない…しかし、だからこそ我らがヒーローが輝く！✨
こんな状況からでも…
圧倒的ドロー力！爆アドォ！
流石は我らがヴァリアントフェンサー！ガルヴァンは引けましたか…？
フルパワー！（ヤケクソ）
世界を回すのはヒーローだけじゃない！ロイヤルの優秀なカード群による序盤中盤の安定感もこのデッキの強みだ！
環境クラスのデッキだとしても対処を間違えると寝首をかかれるぞ！
多サイなカードによるアドリブ力もこのデッキの特徴だ！5ターン目にパトリックを置く事で…
ミストリオンを確定でサーチ！そのままリーサルに繋げられるぞ！
自分から顔を削る愚かな吸血鬼は悔い改めなサイ🦏
英雄 1人に全てを託すのではなく、スムーズに切り札に繋げる潤滑油として採用する事で、多くのタイプをまとめあげたこのデッキ。
強さはほどほど構築の自由度は無限大、使ってて楽しいデッキなのでカジュアル対戦用に一度は組んでみてはいかがだろうか。
本日の患者を紹介するぞ…
どうぞ、ヴァリアントフェンサーくん
直近のパック、天示す竜剣に収録された新規軸のデッキ、ヒーローの主軸になるカードだ。
多少の耐性、進化によるリーダー付与体力バフ、エンハンスによるドローとコスト0化と、どの能力もそれなり強いのだが…
やはり現時点のヒーローカードプールの狭さ、ヒーロー特有の軽傷を負わなければ本気にならない性質などを考えると、エンハンスの爆発力が不安定なのがかなりのネックだと言える。
進化時にリーダー付与するヒーローへの+0/3補正も確かに強力だが、以前のケツドラの事を思い出してみると分かるように、今の強力になった除去カード達の前には体力アップの効果がほとんど無い事もままある。
体力バフの他に突進付与もあり、ヒーローの条件付き効果を自発的に発動させる為の物だろうが、現時点だとその効果を発動してもパワーが高いとはあまり言えず、相手がモンスターを出さないデッキだとかなり残念な動きしか出来なくなってしまうだろう。
ヒーローというデッキがまだまだこれからという事もあり、現時点のカードプールの狭さだと十全に効果を発揮出来ているとは言い難い物があるヴァリアントフェンサーくん。
今後の強化もほぼ確実に見込めるカードの為、患者と呼ぶには忍びないカードではあるが、今回は現時点のカードプールのままヴァリアントフェンサーくんを活かせる画期的な処方薬をご紹介しよう。
それが、終撃の鉄腕・ガルヴァンのカードだ。
ガルヴァンは破壊されたタイプの数によって（タイプ数×2+2）バーンを与える大型カードで、ロイヤルには珍しい、疾走に頼らない特大ダメージを与える事が出来るフィニッシャーだ。
ロイヤルには7種類のフォロワー・タイプがあるので最大で16点ものダメージを叩き込めるが、兵士、指揮官はともかく自然、機械、レヴィオン、宴楽、ヒーローは別々のギミックを備えたテーマであり、デッキ内で各ギミックを活かすのは困難を極める。
その為、比較的汎用性のあるカードをタイプごとから採用していって種類を稼ぎたい所だが、彼らはテーマ内サーチは一応ある物の、ドローギミックに乏しくどうしても種類を稼ぐプレイをすると手札が枯渇してしまう。
そんな時の救世主的ヒーローがヴァリアントフェンサーくんだ。
7ターン目にヒーローとして種類を稼ぎつつ、最低でも2、3ドロー、上手くいけば5ドローほどの爆アドを見込める為、そこで8ターン目のガルヴァンを引き込みつつ特大バーンに繋げられる。もちろん運が良ければヒーローフォロワーによる追撃の構えも取れるぞ。
しかし、当然ながら8ターン目に毎回7種完璧に稼ぐのは不可能に近い。
ガルヴァンも基本は10点くらいを目指す事になるが…そうなるとどうしても火力不足感は否めない。
途中で削るにしてもタイプをごちゃ混ぜにしたデッキでは削るのにムラがあり、後一歩届かない事も多いだろう。また、手札補充のためにヴァリアントフェンサーを使うと言ったが、そのターンに進化権が切れていた場合、その前段階でヴァリアントフェンサーのリーダー付与をしておく、もしくはエンハンスドロー込みでマッハナイトなどのヒーローを引けなければ、相手の場を全く処理出来ずにターンを返す事になってしまう…これらはガルヴァンでヴァリアントフェンサーを活かす上でかなり致命的な欠陥と言えるだろう。
そんなお悩みを解説する、特効薬のようなカードがそう、
絶大の唯我・マゼルベインのカードだ。
このデッキは元々種類稼ぎのためにピンのカードを多く採用する事になる為、マゼルベインの効果を全く無理なく発動できる。
6コス以下の盤面バーンはヴァリアントフェンサーに足りない処理能力を、6コス以上の顔面バーンはガルヴァンの少し足りない打点を補助してくれる存在であり、6マゼルベイン7ヴァリアントフェンサー8ガルヴァンと綺麗に繋ぐ事が出来る為、完璧にデッキと噛み合った効果だと言える。
特にマゼルベイン進化時に加えられる絶大の証明は特に重要なカードで、マゼルベインを出したターンに使わず温存する事が出来れば7ターン目のヴァリアントフェンサーの着地隙をさらに軽減する事や、8ターン目にガルヴァンと一緒に使う事でフルパワーで無くともタイプ破壊6種類で14+3+3の20点OTKをぶちかませる。
当然超強力カードの再臨する絶大も採用でき、多くのタイプが混同しているカード群を引き締め、デッキパワーの底上げに大きく貢献してくれるだろう。
採用するカードとしてはヴァリアントフェンサーでできるだけ大量ドローを狙いたい為、手札にトークンを加えたりあまり必要じゃ無いカードをサーチしたりするカードはタイプ持ちでも採用は控える方がいいだろう。
しかし、だからと言ってドローするカードを非採用にしすぎると今後はヴァリアントフェンサーを引けなかった時に苦しむ事になる。
兵士指揮官自然機械レヴィオン宴楽ヒーロー…各タイプに所属しているカードの種類も膨大であり、脇を固めるカードもロイヤルは優秀なカードばかり、枚数の調整も考えるとまさに選択肢は無限大…ここはデッキビルダーの腕の見せ所と言ったところか。
というわけで、今回の診察は以上だ。
最後にデッキレシピを紹介しよう。（見切れてるガルヴァンは2枚）
と、言ってもこのデッキはほんの一例過ぎない。
先ほど述べたようにこのデッキは無限に近い型が存在する上に、30分くらいで作ったデッキのため正直全然練られてないぞ！
ヴァリアントフェンサーのヒーローという点を活かすためにもっとヒーローカードを採用するべきだとは思うな。
それと、タイプフォロワーを詰め込む必要がある都合上除去スペルが少なくなってしまう為、1枚で大型を処理出来る一斉砲撃を採用してみたぞ。
こういった色気を出せるのもこのデッキならでは…？なのかもしれない。
[追記]
八獄魔境アズヴォルトにてタイプ八獄が追加された事により更にガルヴァンの最大火力と平均火力が向上！🔥
加熱したガルヴァンの最大火力はついに18点という危険な領域へと突入する…
さらに前リストではいなかったマキシマムジェネラルを採用する事でタイプ稼ぎに革命がもたらされるッ！
なんとマキジェネ1枚で兵士指揮官宴楽ヒーロー八獄の5タイプも稼げちまうんだ！
（運が絡みます）
だが以前として手札の枯れやすさは変わってない…しかし、だからこそ我らがヒーローが輝く！✨
こんな状況からでも…
圧倒的ドロー力！爆アドォ！
流石は我らがヴァリアントフェンサー！
フルパワー！（ヤケクソ）
世界を回すのはヒーローだけじゃない！ロイヤルの優秀なカード群による序盤中盤の安定感もこのデッキの強みだ！
環境クラスのデッキだとしても対処を間違えると寝首をかかれるぞ！
多サイなカードによるアドリブ力もこのデッキの特徴だ！5ターン目にパトリックを置く事で…
ミストリオンを確定でサーチ！そのままリーサルに繋げられるぞ！
自分から顔を削る愚かな吸血鬼は悔い改めなサイ🦏
強さはほどほど構築の自由度は無限大、使ってて楽しいデッキなのでカジュアル対戦用に一度は組んでみてはいかがだろうか。
本日の患者を紹介するぞ…
どうぞ、飛空の剣士くん
約4年前のパック、蒼空の騎士に収録されたカードだ。君の効果を教えてくれるかな？
なるほど、これは重症だな
�．灰好箸粒笋紡兩�が貧弱である
�△修両紊琶嫉里鮟个垢里帽垢縫灰好箸�かかる
�Ｄ樟榲�なリーサルに貢献しない
パッと見ただけでも以上の3つの課題が見受けられる。今回はこの問題点を1つ1つ解決していくとするぞ
まず第一に、効果を存分に活かすには最低でも1ターンは生き残って貰いたい。｢攻撃されない｣を持つとはいえ、それだけで相手のターンを凌げるかは不安なところだ
ここで紹介したい特効薬がこちら
セラフィックレオ・ガルエルとニュクスだ
ガルエル→ニュクス→ガルエル進化と繋げることで、たったの2コストで任意のフォロワーに破壊耐性と対象耐性を付与することができる
そうまでしても通常は戦闘で破壊されてしまうのだが、飛空の剣士は元から攻撃耐性を持つため非常に相性が良いぞ
続いて、隠したい兵士を出すのに更にコストが必要になるという問題がある。兵士を出すコストをあらかじめ払っておけるカードや多大なコストを払ってまで｢攻撃されない｣を付与したい兵士がほしいところだな
そこで紹介したいのがこちら
静寂の元帥と銃士の誓いだ
静寂の元帥は当時2pickをやっていたホモなら全員知っているであろう、毎ターン2/2兵士を出す進化時能力を持つ。あらかじめコストを払っておける点でも、また連携を稼ぎやすいため他のカードの採用範囲が広まる点でも魅力的だ。
銃士の誓いは、なんといってもアラミスとポルトスに攻撃されないを付与できるコンボが魅力的だ。継続的にアドを稼ぎ、リーサルにもなり得るため是非とも狙いたいコンボだな
このデッキは飛空の剣士に耐性を付与するために基本6~8ターンから動き始めるのだが、このカードは5ターン目の動きを安定させてくれるためその点においても好相性だ
さて、最後の問題点｢直接的なリーサルに貢献しない｣という点を治療しよう
静寂の元帥やガルエルに進化権を使う都合上、全ての試合でリーサルを銃士に頼るのは少し無理がある。本体の攻撃力も3と低く、あまり圧をかけられないため高いフィニッシュ力のある兵士フォロワーが必要だ
ここで、特効薬を紹介しよう
隣の病室で寝ていた拙速の斧使いくんだ
このカードは天象の楽土で登場した7コストの兵士・フォロワーで、突進と｢相手のフォロワーが破壊されるたび、+2/+2する｣効果を持つ。相手フォロワーを数体倒すだけでムキムキになるが本来なら必殺などで取られてしまうところを、飛空の剣士やガルエルでカバーすることが可能であり目を見張るほどの盤面制圧力を誇っているぞ
さて、ここまでで治療はほぼ完了だが、1試合の中で全てのギミックが成功するなどとは私も思っていない。
横並べが有効でない相手や高スタッツが意味をなさない相手など対戦相手のデッキは様々であり、状況に応じて処方薬を変えなければいけないのだ
そこで、この状況を一変させるあるカードが存在する
それはこの病院、不朽の王城国立病院だ
このカードは残りppと同じコストを持つフォロワーをデッキから出す能力を持ち、4・5・7コストのフォロワーを1種類に絞ることで必要な時に必要な患者を呼び出すことが可能だ
さながら逆ナースコールといったところか
他にも、劇的な撤退により0コストにしたガルエルを呼び出すことが可能と、非常に取り回しが良い
長くなったが、ここでデッキレシピだ
序盤は連携を稼ぎながらドローを進め、中盤に飛空の剣士を中心とした各種コンボを狙い、終盤は拙速の斧使いや銃士の誓いによる超パワーでフィニッシュだ
プレイングはかなり状況や個人のセンスに寄るところが多いので、紹介していない各カードについて採用理由を解説するに留めよう
ロイヤルは兵士/指揮官といった要素によって差別化が容易なのが魅力だな。みんなもこれを機に自分だけの患者を見つけてほしい
どうぞ、飛空の剣士くん
約4年前のパック、蒼空の騎士に収録されたカードだ。君の効果を教えてくれるかな？
5コスト3/3、攻撃されない
自分の場に兵士・フォロワーが出るたび、それは「このフォロワーは攻撃されない」を持つ
自分の場に兵士・フォロワーが出るたび、それは「このフォロワーは攻撃されない」を持つ
なるほど、これは重症だな
�．灰好箸粒笋紡兩�が貧弱である
�△修両紊琶嫉里鮟个垢里帽垢縫灰好箸�かかる
�Ｄ樟榲�なリーサルに貢献しない
パッと見ただけでも以上の3つの課題が見受けられる。今回はこの問題点を1つ1つ解決していくとするぞ
まず第一に、効果を存分に活かすには最低でも1ターンは生き残って貰いたい。｢攻撃されない｣を持つとはいえ、それだけで相手のターンを凌げるかは不安なところだ
ここで紹介したい特効薬がこちら
セラフィックレオ・ガルエルとニュクスだ
ガルエル→ニュクス→ガルエル進化と繋げることで、たったの2コストで任意のフォロワーに破壊耐性と対象耐性を付与することができる
そうまでしても通常は戦闘で破壊されてしまうのだが、飛空の剣士は元から攻撃耐性を持つため非常に相性が良いぞ
続いて、隠したい兵士を出すのに更にコストが必要になるという問題がある。兵士を出すコストをあらかじめ払っておけるカードや多大なコストを払ってまで｢攻撃されない｣を付与したい兵士がほしいところだな
そこで紹介したいのがこちら
静寂の元帥と銃士の誓いだ
静寂の元帥は当時2pickをやっていたホモなら全員知っているであろう、毎ターン2/2兵士を出す進化時能力を持つ。あらかじめコストを払っておける点でも、また連携を稼ぎやすいため他のカードの採用範囲が広まる点でも魅力的だ。
銃士の誓いは、なんといってもアラミスとポルトスに攻撃されないを付与できるコンボが魅力的だ。継続的にアドを稼ぎ、リーサルにもなり得るため是非とも狙いたいコンボだな
このデッキは飛空の剣士に耐性を付与するために基本6~8ターンから動き始めるのだが、このカードは5ターン目の動きを安定させてくれるためその点においても好相性だ
さて、最後の問題点｢直接的なリーサルに貢献しない｣という点を治療しよう
静寂の元帥やガルエルに進化権を使う都合上、全ての試合でリーサルを銃士に頼るのは少し無理がある。本体の攻撃力も3と低く、あまり圧をかけられないため高いフィニッシュ力のある兵士フォロワーが必要だ
ここで、特効薬を紹介しよう
隣の病室で寝ていた拙速の斧使いくんだ
このカードは天象の楽土で登場した7コストの兵士・フォロワーで、突進と｢相手のフォロワーが破壊されるたび、+2/+2する｣効果を持つ。相手フォロワーを数体倒すだけでムキムキになるが本来なら必殺などで取られてしまうところを、飛空の剣士やガルエルでカバーすることが可能であり目を見張るほどの盤面制圧力を誇っているぞ
さて、ここまでで治療はほぼ完了だが、1試合の中で全てのギミックが成功するなどとは私も思っていない。
横並べが有効でない相手や高スタッツが意味をなさない相手など対戦相手のデッキは様々であり、状況に応じて処方薬を変えなければいけないのだ
そこで、この状況を一変させるあるカードが存在する
それはこの病院、不朽の王城国立病院だ
このカードは残りppと同じコストを持つフォロワーをデッキから出す能力を持ち、4・5・7コストのフォロワーを1種類に絞ることで必要な時に必要な患者を呼び出すことが可能だ
さながら逆ナースコールといったところか
他にも、劇的な撤退により0コストにしたガルエルを呼び出すことが可能と、非常に取り回しが良い
長くなったが、ここでデッキレシピだ
序盤は連携を稼ぎながらドローを進め、中盤に飛空の剣士を中心とした各種コンボを狙い、終盤は拙速の斧使いや銃士の誓いによる超パワーでフィニッシュだ
プレイングはかなり状況や個人のセンスに寄るところが多いので、紹介していない各カードについて採用理由を解説するに留めよう
 | バトルメイド |
| 多面処理に難があると思ったので採用。主に8コストで拙速の斧使い→バトルメイドと繋げて超スタッツを目指す | |
 | 劇的な撤退 |
| 場に高確率でスティールナイトが存在するため、ドローソースとして採用。0コストのガルエルを作って展開を早めたり、場を空ける目的でも使う | |
 | 華の大将・タケツミ |
| パワカ。処理にEP回復にとなんでもござれで、伊達の大見得は連携10以上の時に、このデッキが苦手とする効果ダメージによる除去に対してささやかながら有効である | |
 | 未来への飛翔 |
| EP回復・リソース回復のため採用。連携20は割と容易に達成できるので、フィニッシャーとしても使える。その場合は撤退王城とのコンボで20点削りきることが可能 | |
 | 撲滅の兵団長 |
| 守護兼、飛空の剣士の弱点である｢ランダムダメージ｣への軽い対策として採用。アクセラも手札から出した本体の効果も共に痒いところに手の届く性能をしている | |
 | アルティメットバハムート |
| どうしようもなくなった時のリーサル手段や鳳凰の庭園などのアミュレットに依存するデッキの対策として採用。先5で静寂の元帥と相性がよい(一生使わない知識) |
23/6/10更新
第一版。最も基本となる形
今回の患者は彼女たち、十天衆を総べし者・グラン＆ジータ
まずこのカード、デッキに直接入るカードではなく未来への飛翔の解放奥義が条件となるため極めて出すことが難しいというのが第一の問題点である。
解放奥義の厳しさは御周知のことと思うが、これだけが彼女たちの病状ではない。
たとえ出せたとしても第二の問題点、連携20を達成しなければほぼTDN5点疾走だ。連携20という値は人形や連携が増えやすいタイプのネクロとかセッカエルフでないとまともなターン数に達成することができない。折角のニュートラルにも関わらず事実上この世の5/8の医薬品を断った物凄い患者だ
達成して二回攻撃に到達したとしても二回攻撃にさらにバフをかける手段はデッキの兼ね合いから難度がさらに上がるため実用的ではなく、ここまでの条件を満たしてやっと5コス10点疾走というのは余りにも味気なさすぎる。連携が増える過程で勝手に増えるカウントや進化回数参照フィニッシャーを使った方が遥かに打点が出てしまう。
だがこのカードにはまだテキストに続きがある。それは自動進化して+5/+5するという能力だ。この能力が発動できれば前代未聞の5コス20点OTKの領域に足を踏み入れることができてしまう。
だが、強い効果には相応の代償が付き物。この効果の代償とは一体何なのか。
連携40、連携40である！
先程連携20で5クラス程絶対に治療に参加できないクラスが発生したがさらにエルフネメシスも論外枠になるほど法外な要求値。これをまともなターン数で達成できるクラスは「お前の影響で出る音は全て消えるの術」を持つかの名医を擁するあのクラスしか存在しないといっても過言でない
そして例え連携40を達成できたとしてもこいつ自体は超クソデカ疾走に過ぎず、守護やダメージカットに全くと言っていいほど無力だ
これは重症だな…………(スペルとしての運用は一回放り投げる)
だがここにはこんなロマンしかないこのカードへの適切な処方箋がある
まず一つ目の特効薬は絶叫の沈黙・ルルナイ。
意味不明な速度で連携を稼ぐことが可能なため、そこそこまともなターンに連携40に到達することが可能だ
また、どうしても相当治療期間が長引いてしまうカードだが彼が盤面圧殺の危険性を完全にケアしてくれるので安全に戦い続けることが可能だ。
二つ目の特効薬はバトルキョンシーガール
こちらもリアニメイト3なのでルルナイと同時に扱うことこそできないものの解放奥義の達成速度には目を見張るものがある。
連携20まで到達できればリーサルラインまでいけるレベルの盤面圧殺能力やルルナイの欠勤時の穴埋めとしても魅力的だ
そして三つ目の特効薬はグレモリー、リメイクの方ではないぞ
これは主に前述の二つの特効薬をサポートする役割を持つ。ルルナイと組み合わせてエンハンスで一気に解放奥義を進めたりバトキョンとの組合せで貧弱ゥ！なハンドを大幅にカバーできる。
これらの偉大な特効薬をもってすればこいつの連携40効果を拝むことも不可能ではない
ここでデッキレシピだ。
リアニメイトを保有するカードや葬送を持つカード以外で一際目を引くカードは骸骨虫だろうか、ルルナイと併用することにより空中戦にも多少は対応できるから採用した。
他に積むべきカードがあるならクランプス辺りだろうか？自壊効果持ちのカードは何かと便利だ。
そしてこのデッキで何回それぞれの効果を発動できたかについてだが…………某大会での六戦中解放奥義が一回、連携20も一回、連携40はなんと0回だ。
主な原因、それはこれ出せるくらいまで待ってくれる相手はダメカ守護いっぱい持ってるかルルキョンで圧殺できるしどっちにも当てはまらないやつはOTKなり顔打点で一切待ってくれないのだ。ある意味そりゃそうだという結果に落ち着いた。
このデッキで勝てばよいのならばレイダーデスタインパの愉快な仲間たちを連れてこればいいのだがそれをやってしまえばこいつの救われなさは加速してしまう。つまりどうしようもないのだ。
連携40到達が無理難題ということを考えればバフを組んでワンショットするという治療法も考えられる。頭バフ出来るデッキと解放奥義連携20の両立を可能なデッキが重なれば良いのだが、乗り物以外に頭大量バフするやつなんてネメシスのアレとかデスタスペルくらいしかないし前者は妖怪一足りない発生するわ後者も墓地エコしないと足りなくなるから最大の強みのネクロマンスガンガン使えるっていう点が消し飛ぶわであまり良い治療法とは言えなさそうだ
というわけで診察は終了だ。当医院では適切な治療が出来なかった為、大きな病院に紹介状を書くという流れになる。
最後にこのカードについて、これまで触れていなかったスペルとしての運用はかなり汎用性も高いが解放奥義は現代医療で救うことは最早不可能といっても過言ではない。最大限活用できるデッキでそもそも出せないなんて状況私の腕ではどうにかできるようなものではない。セカンドオピニオンに期待するしかない。ただしロマンだけは上々なので皆さんも一度は治療を試み、絶望していってみてほしい
まずこのカード、デッキに直接入るカードではなく未来への飛翔の解放奥義が条件となるため極めて出すことが難しいというのが第一の問題点である。
解放奥義の厳しさは御周知のことと思うが、これだけが彼女たちの病状ではない。
たとえ出せたとしても第二の問題点、連携20を達成しなければほぼTDN5点疾走だ。連携20という値は人形や連携が増えやすいタイプのネクロとかセッカエルフでないとまともなターン数に達成することができない。折角のニュートラルにも関わらず事実上この世の5/8の医薬品を断った物凄い患者だ
達成して二回攻撃に到達したとしても二回攻撃にさらにバフをかける手段はデッキの兼ね合いから難度がさらに上がるため実用的ではなく、ここまでの条件を満たしてやっと5コス10点疾走というのは余りにも味気なさすぎる。連携が増える過程で勝手に増えるカウントや進化回数参照フィニッシャーを使った方が遥かに打点が出てしまう。
だがこのカードにはまだテキストに続きがある。それは自動進化して+5/+5するという能力だ。この能力が発動できれば前代未聞の5コス20点OTKの領域に足を踏み入れることができてしまう。
だが、強い効果には相応の代償が付き物。この効果の代償とは一体何なのか。
連携40、連携40である！
先程連携20で5クラス程絶対に治療に参加できないクラスが発生したがさらにエルフネメシスも論外枠になるほど法外な要求値。これをまともなターン数で達成できるクラスは「お前の影響で出る音は全て消えるの術」を持つかの名医を擁するあのクラスしか存在しないといっても過言でない
そして例え連携40を達成できたとしてもこいつ自体は超クソデカ疾走に過ぎず、守護やダメージカットに全くと言っていいほど無力だ
これは重症だな…………(スペルとしての運用は一回放り投げる)
だがここにはこんなロマンしかないこのカードへの適切な処方箋がある
まず一つ目の特効薬は絶叫の沈黙・ルルナイ。
意味不明な速度で連携を稼ぐことが可能なため、そこそこまともなターンに連携40に到達することが可能だ
また、どうしても相当治療期間が長引いてしまうカードだが彼が盤面圧殺の危険性を完全にケアしてくれるので安全に戦い続けることが可能だ。
二つ目の特効薬はバトルキョンシーガール
こちらもリアニメイト3なのでルルナイと同時に扱うことこそできないものの解放奥義の達成速度には目を見張るものがある。
連携20まで到達できればリーサルラインまでいけるレベルの盤面圧殺能力やルルナイの欠勤時の穴埋めとしても魅力的だ
そして三つ目の特効薬はグレモリー、リメイクの方ではないぞ
これは主に前述の二つの特効薬をサポートする役割を持つ。ルルナイと組み合わせてエンハンスで一気に解放奥義を進めたりバトキョンとの組合せで貧弱ゥ！なハンドを大幅にカバーできる。
これらの偉大な特効薬をもってすればこいつの連携40効果を拝むことも不可能ではない
ここでデッキレシピだ。
リアニメイトを保有するカードや葬送を持つカード以外で一際目を引くカードは骸骨虫だろうか、ルルナイと併用することにより空中戦にも多少は対応できるから採用した。
他に積むべきカードがあるならクランプス辺りだろうか？自壊効果持ちのカードは何かと便利だ。
そしてこのデッキで何回それぞれの効果を発動できたかについてだが…………某大会での六戦中解放奥義が一回、連携20も一回、連携40はなんと0回だ。
主な原因、それはこれ出せるくらいまで待ってくれる相手はダメカ守護いっぱい持ってるかルルキョンで圧殺できるしどっちにも当てはまらないやつはOTKなり顔打点で一切待ってくれないのだ。ある意味そりゃそうだという結果に落ち着いた。
このデッキで勝てばよいのならばレイダーデスタインパの愉快な仲間たちを連れてこればいいのだがそれをやってしまえばこいつの救われなさは加速してしまう。つまりどうしようもないのだ。
連携40到達が無理難題ということを考えればバフを組んでワンショットするという治療法も考えられる。頭バフ出来るデッキと解放奥義連携20の両立を可能なデッキが重なれば良いのだが、乗り物以外に頭大量バフするやつなんてネメシスのアレとかデスタスペルくらいしかないし前者は妖怪一足りない発生するわ後者も墓地エコしないと足りなくなるから最大の強みのネクロマンスガンガン使えるっていう点が消し飛ぶわであまり良い治療法とは言えなさそうだ
というわけで診察は終了だ。当医院では適切な治療が出来なかった為、大きな病院に紹介状を書くという流れになる。
最後にこのカードについて、これまで触れていなかったスペルとしての運用はかなり汎用性も高いが解放奥義は現代医療で救うことは最早不可能といっても過言ではない。最大限活用できるデッキでそもそも出せないなんて状況私の腕ではどうにかできるようなものではない。セカンドオピニオンに期待するしかない。ただしロマンだけは上々なので皆さんも一度は治療を試み、絶望していってみてほしい
クロノウィッチでなんとかしてみる編
コメント欄にクロノウィッチと相性いいんじゃないの？と言ってくれたニキがいたので検証してみた。
クロノウィッチ以外の特殊なカードとしては連携稼ぎのサモンスノー、バフ盛りのギルド会議、射出のオズの大魔女といったところか。
超越もいいんじゃないかと言われたが入れたら絶対グラジタ抜いて終わりになるので自重した。過剰投薬ってやつ
で、どういう結果になったかというと…………
まあ出せるには出せた。しかしPP見れば分かるように余りにも遅いターンな上にCDBチェスにすら負けてアーサータコ殴りにしてる状態だし不純物多すぎてスペブとして回せたもんじゃないし連携20行けたもんじゃないし問題は文字通り山積みだ。スペルとしての運用で差別化できるようでいてこいつをスペルで切ったら二枚目を即座に引き込まないとリーサル出来なくなる特大級の罠まで付いている。というかなんで現代デッキでアーサーといい勝負しているのだろうか。
クソカード、グラジタはつよすぎる。だめだ…わたしのてにはおえない！
クロノウィッチ以外の特殊なカードとしては連携稼ぎのサモンスノー、バフ盛りのギルド会議、射出のオズの大魔女といったところか。
超越もいいんじゃないかと言われたが入れたら絶対グラジタ抜いて終わりになるので自重した。過剰投薬ってやつ
で、どういう結果になったかというと…………
まあ出せるには出せた。しかしPP見れば分かるように余りにも遅いターンな上にCDBチェスにすら負けてアーサータコ殴りにしてる状態だし不純物多すぎてスペブとして回せたもんじゃないし連携20行けたもんじゃないし問題は文字通り山積みだ。スペルとしての運用で差別化できるようでいてこいつをスペルで切ったら二枚目を即座に引き込まないとリーサル出来なくなる特大級の罠まで付いている。というかなんで現代デッキでアーサーといい勝負しているのだろうか。
クソカード、グラジタはつよすぎる。だめだ…わたしのてにはおえない！
チートを使って治療編
うおおおお二連で後9グラジタリーサル！！！！！グラジタ最強グラジタ最強！！！！！！！！
なお
加護ありでなお9にやっとこさってやっぱりロマン砲だとしても重すぎると思うの…………
連携稼ぎの専門家を呼んできたよ！！編
都度三度目(加護編は快癒の夢)の当医院への来院となるこのデッキの患者はこれ、十天衆を総べし者・グラン&ジータ。
簡潔に解説するとNになって有用なアクセラが付いて進化切らずとも20点が出せるようになった代わりに要求値が連携40の解放奥義になって消滅が消滅したレーディエルだ。これは重症だな。
だがここに特効薬と彼女らを救う為に集まった医療チームが存在する。
まず特攻薬のグレモリー。一度目の治療でも使ったようにこいつのエンハンスはとんでもなく進化が増えるので医療チームとのアンシナ(ラスワ付与したからって…………)を抜きにしてもNcでこの患者を救うなら必須級のカードだろう。
そしてマスカレードゴースト率いる幽霊の医療チームはかなり連携コスパが良いカードが多く、ロイヤルが泡吹いて倒れるレベルだ。
参考リストはこんな感じ。顔圧が高すぎて相手が解放奥義まで保ってくれるかが不安だが、やはり連携力はとても高い。多分連携が114514くらい溜まるはずだ。これはイケる。(楽観視)
そんなこんなで13000スレ記念！推しの子ライブ大会の方に持ち込ませてもらった当デッキ、サンドバッグ相手に殴るの自重+飛翔初手引き+ヴァニッシュ引いてないなどいろいろな事情はあったもののなんと通常ルールで9グラジタをぶっぱすることに成功！！！
うおおおおグラジタ最強グラジタ最強グラジタ最強！！！！！！
怒らないで聞いてくださいね？サンドバッグ相手に9リーサルで喜ぶとかバカみたいじゃないですか。
簡潔に解説するとNになって有用なアクセラが付いて進化切らずとも20点が出せるようになった代わりに要求値が連携40の解放奥義になって消滅が消滅したレーディエルだ。これは重症だな。
だがここに特効薬と彼女らを救う為に集まった医療チームが存在する。
まず特攻薬のグレモリー。一度目の治療でも使ったようにこいつのエンハンスはとんでもなく進化が増えるので医療チームとのアンシナ(ラスワ付与したからって…………)を抜きにしてもNcでこの患者を救うなら必須級のカードだろう。
そしてマスカレードゴースト率いる幽霊の医療チームはかなり連携コスパが良いカードが多く、ロイヤルが泡吹いて倒れるレベルだ。
参考リストはこんな感じ。顔圧が高すぎて相手が解放奥義まで保ってくれるかが不安だが、やはり連携力はとても高い。多分連携が114514くらい溜まるはずだ。これはイケる。(楽観視)
そんなこんなで13000スレ記念！推しの子ライブ大会の方に持ち込ませてもらった当デッキ、サンドバッグ相手に殴るの自重+飛翔初手引き+ヴァニッシュ引いてないなどいろいろな事情はあったもののなんと通常ルールで9グラジタをぶっぱすることに成功！！！
うおおおおグラジタ最強グラジタ最強グラジタ最強！！！！！！
怒らないで聞いてくださいね？サンドバッグ相手に9リーサルで喜ぶとかバカみたいじゃないですか。
クロノス+¿編
本日の患者を紹介するぞ...
どうぞ、クロノスくん
第7弾カードパック「時空転生」で看板を飾った、レジェンドカードだ。
それでは効果のほうを見ていこう。
総じて
��強気のスタッツ
��豪快なドロー効果を永続付与
��呪いの如く相手に過剰なドローを強要
どうぞ、クロノスくん
第7弾カードパック「時空転生」で看板を飾った、レジェンドカードだ。
それでは効果のほうを見ていこう。
ファンファーレ
このバトル中、お互いのリーダーは「自分のターン終了時、
「自分のフォロワーの最大攻撃力の値」と同じだけカードを引く」を持つ。
リーダーはこの能力を重複して持たない。
このバトル中、お互いのリーダーは「自分のターン終了時、
「自分のフォロワーの最大攻撃力の値」と同じだけカードを引く」を持つ。
リーダーはこの能力を重複して持たない。
なるほど、これは健康だな！
まず目を引くのがファンファーレによる豪快なリーダー効果の付与だ。
こいつを一回場に出すだけで手札切れの心配なんてオサラバさ！
しかも、相手にも付与するおかげでLOでの勝利が容易に目指せる！
こいつ自身も、8/4/3とあのファイターすら吹き飛ばす強力なスタッツを持っているとくれば、出したターンも隙なしだな！
こんなフォロワーが場に出ようものならリタイアすら考えたくなるよな？
まず目を引くのがファンファーレによる豪快なリーダー効果の付与だ。
こいつを一回場に出すだけで手札切れの心配なんてオサラバさ！
しかも、相手にも付与するおかげでLOでの勝利が容易に目指せる！
こいつ自身も、8/4/3とあのファイターすら吹き飛ばす強力なスタッツを持っているとくれば、出したターンも隙なしだな！
こんなフォロワーが場に出ようものならリタイアすら考えたくなるよな？
総じて
��強気のスタッツ
��豪快なドロー効果を永続付与
��呪いの如く相手に過剰なドローを強要
と、三拍子そろったTier1もびっくりなフォロワーだろ？
インチキ効果もいい加減にしろ！
インチキ効果もいい加減にしろ！
……って言われたって信じるなよ？ 時空すら些事！螺旋をひっくり返せ！
本日の患者を紹介するぞ...
どうぞ、ローフラッドくん
第17弾カードパック「運命の神々」で看板を飾ったレジェンドカードだ。
それでは効果のほうを見ていこう。
進化後については本筋ではないため省略させてもらおう。
目玉なのはやはりエンハンス7で得られるトークンスペル「真偽の逆転」だろう。
効果は以下の通り。
長々とあるが、要するに自身のデッキを相手が使ったカードに変更し、自分のLOをエクストラウィンにしてしまうという効果だ。かなり面白い効果ではあるが、このエクストラウィンを主軸に据えるとなると中々難しい。
総じて
��エンハンス後、自分の手札が完全に相手依存
��それなりに展開される頃合いにミラーで耐久
��山札を減らせるカードが来ないと自己LOまでが遠い
と中々の疾患を抱えるローフラッドくん(正確には真偽の逆転)だが、今回はこの問題点を解消してくれる特効薬たちを紹介していこう。
その患者特効薬はこちら。
クロノスだ。
このフォロワーの能力はローフラッドくんがすでに説明したようなので説明は省かせてもらおう。
クロノスによるシナジーは大きく3つ挙げられる。今週の3つ
3つ目のポイントについて補足しておこう。
クロノスの支配下では、手札を調整されたところで痛手にはならないことが多い。
なぜなら、盤面を作ると、自分の関知しないカードが相手(ローフラッド側)の手札に大量に加わることになるからだ。
(処理順として、クロノスによるドロー→こちらへのコピーとなる点に注意)
かといって盤面を作らなければ、結局こちらが延命することに繋がる。
このように、ターン終了時に強制的に引かせるクロノスの能力は、どっちに転ぼうが負け筋を断ち切れないという、相手にとって苦渋の決断を強いることができるため、ローフラッドと戦術的に噛み合っていると言える。
さらに、相手のデッキタイプがカードを掘り進めて戦うものなら、「盤面を作るとLOしてしまうぞ」という圧力も与えられるのも魅力だ。LOデッキというネタの主軸にばかり採用されてきたクロノスの効果だが、今回、相手LOによる勝利はあくまでサブプラン の勝ち筋としてだけ持っておくという転換を経たわけだな。
長くなったので併用薬は特に重要なものについてだけ簡単に触れておこう。
それはセラフィックレオ・ガルエルだ。
最新弾で颯爽と現れたニュートラル界の救世主である。
以前から構想自体はあったものの、ローフラッドのエンハンスが7であるのに対し、クロノスが8コストなため、どうしてもテンポロスが避けられず、ロマンの域を出なかった。そんな中、こいつが実装されたことでコンボがより現実的になったのである。某女将とかの影響で巻き添えのナーフを受けそうで怖い。*1
こちらの能力に関しては上の「飛空の剣士」編でも触れられているようなので説明は割愛させてもらおう。
クロノス+ガルエルの他に、神樹のねーちゃん、いつも飢えてる姐さんなども挙げられるが、とにかくこのデッキで重要なのは、これらを駆使して、"意味なんてなかった"ことにされないドロソを真偽の逆転より前に得ることだ。
というわけで、今回の診察は以上だ。
最後に大会に持ち込んだときのデッキレシピを紹介しておく。これを読んで興味を持ってくれたなら嬉しい。
紹介していないが投入できるカードは他にまだまだあるぞ！
調整の余地があるデッキなのでぜひ色々試してみてほしい。
どうぞ、ローフラッドくん
第17弾カードパック「運命の神々」で看板を飾ったレジェンドカードだ。
それでは効果のほうを見ていこう。
能力によって破壊されない。(攻撃か能力によるダメージでは破壊される)
ファンファーレ エンハンス 7；真偽の逆転1枚を手札に加え、これは消滅する。
ファンファーレ エンハンス 7；真偽の逆転1枚を手札に加え、これは消滅する。
進化後については本筋ではないため省略させてもらおう。
目玉なのはやはりエンハンス7で得られるトークンスペル「真偽の逆転」だろう。
効果は以下の通り。
長々とあるが、要するに自身のデッキを相手が使ったカードに変更し、自分のLOをエクストラウィンにしてしまうという効果だ。かなり面白い効果ではあるが、このエクストラウィンを主軸に据えるとなると中々難しい。
総じて
��エンハンス後、自分の手札が完全に相手依存
��それなりに展開される頃合いにミラーで耐久
��山札を減らせるカードが来ないと自己LOまでが遠い
と中々の疾患を抱えるローフラッドくん(正確には真偽の逆転)だが、今回はこの問題点を解消してくれる特効薬たちを紹介していこう。
その
クロノスだ。
このフォロワーの能力はローフラッドくんがすでに説明したようなので説明は省かせてもらおう。
クロノスによるシナジーは大きく3つ挙げられる。今週の3つ
- 一つ、クロノスで得られるドロー効果はリーダー付与であるという点。
このおかげで、真偽の逆転によって無に帰すことはない。 - 二つ、過剰なまでの爆発的なドロー力。通常、自分の手札を溢れさせるほどドローするのはデメリットだ。
しかし、真偽の逆転後はデッキを引き切りさえすれば、問答無用で勝利を掴むことができる。したがってドロー力はいくらあってもよく、この場合はむしろメリットになる。 - 三つ、相手に大量ドローをターン終了時に強要させる点。
真偽の逆転後、相手からすれば、盤面を作って早めに決着をつけたいところだろう。その上、相手は手札を減らしたい、つまりこちらへ不用意に手札を与えたくないとも考えるはずだ。なら 、どうするか ？
相手に使わせたくない手札を消費しておき、フォロワーを並べてさっさと顔を詰める準備をすれば済む──
3つ目のポイントについて補足しておこう。
クロノスの支配下では、手札を調整されたところで痛手にはならないことが多い。
なぜなら、盤面を作ると、自分の関知しないカードが相手(ローフラッド側)の手札に大量に加わることになるからだ。
(処理順として、クロノスによるドロー→こちらへのコピーとなる点に注意)
かといって盤面を作らなければ、結局こちらが延命することに繋がる。
このように、ターン終了時に強制的に引かせるクロノスの能力は、どっちに転ぼうが負け筋を断ち切れないという、相手にとって苦渋の決断を強いることができるため、ローフラッドと戦術的に噛み合っていると言える。
さらに、相手のデッキタイプがカードを掘り進めて戦うものなら、「盤面を作るとLOしてしまうぞ」という圧力も与えられるのも魅力だ。LOデッキというネタの主軸にばかり採用されてきたクロノスの効果だが、今回、相手LOによる勝利はあくまで
長くなったので併用薬は特に重要なものについてだけ簡単に触れておこう。
それはセラフィックレオ・ガルエルだ。
最新弾で颯爽と現れたニュートラル界の救世主である。
以前から構想自体はあったものの、ローフラッドのエンハンスが7であるのに対し、クロノスが8コストなため、どうしてもテンポロスが避けられず、ロマンの域を出なかった。そんな中、こいつが実装されたことでコンボがより現実的になったのである。某女将とかの影響で巻き添えのナーフを受けそうで怖い。*1
こちらの能力に関しては上の「飛空の剣士」編でも触れられているようなので説明は割愛させてもらおう。
クロノス+ガルエルの他に、神樹のねーちゃん、いつも飢えてる姐さんなども挙げられるが、とにかくこのデッキで重要なのは、これらを駆使して、"意味なんてなかった"ことにされないドロソを真偽の逆転より前に得ることだ。
というわけで、今回の診察は以上だ。
最後に大会に持ち込んだときのデッキレシピを紹介しておく。これを読んで興味を持ってくれたなら嬉しい。
紹介していないが投入できるカードは他にまだまだあるぞ！
調整の余地があるデッキなのでぜひ色々試してみてほしい。
本日の患者を紹介するぜ、どうぞ
レヴナントソウル・アーカスくん
第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」のアディショナルで登場したレジェンドのネクロマンサー・フォロワーで、かつてのネクロマンサーを支えた強力カード、幽霊支配人・アーカスのリメイクカードだ。
では、早速効果を見ていこう。
結晶 3；カウントダウン 10
これは能力によって破壊されず、消滅しない。(カウントダウンによっては破壊される)
自分のフォロワーが進化するたび、ゴースト1体を出し、このカウントダウンを2進める。
ラストワード レヴナントソウル・アーカス1体を出す。
------ これは能力によって破壊されず、消滅しない。(攻撃によるダメージや、能力によるダメージでは破壊される)
自分のターン終了時、攻撃力/体力をX/Xにする。
Xは「この自分のターン数」である。
なるほど、これは重症だな。
まず第一に、このカードを用いるなら活用したい結晶のコスト,カウントダウンが重すぎるという点が挙げられる。
本体が場に出てくる結晶カードは他にも多く存在するが、スピリットイーターや深淵の大佐、幽暗の墓守が2コストであるのに対し、新アーカスのコストは3であり、また置いた時に特別な効果を発揮するわけでもないので実質的に3ターン目をパスするような形となってしまう。
カウントダウンも10と他のカードに比べて長く、フォロワーが進化するたびにカウントダウンを加速させる事ができるものの、結晶のコストも相まって、葬送によって進むカウント4の幽暗や、ネクロマンスによって進むカウント8のスピリットイーターに比べて悠長であると言わざるを得ない。
上記の通り、アーカスを早いターンに出すための土台は揃っているが、いざその方向で運用しようとなると、自ずと次の問題にぶち当たることになる。
このカードの持つ最大の問題点、それは「コスト詐欺を許さない効果」である。
「自分のターン終了時、攻撃力/体力をX/Xにする。Xは「この自分のターン数」である。」
というテキストが指し示す通り、アーカスを4tや5tなどの早期に着地させることに成功しても、ターン終了時にスタッツがターン数に対応した分にされてしまうのである。
好意的に解釈すれば戦闘で失った体力をリセットできる、とも取れるが、いかに破壊消滅への耐性が優秀だとしても、そのスタッツが4/4や5/5では相手のフォロワーとの戦闘で討ち取られるのは必至だ。
何ターン目になろうがそのコスト相応のスタッツにしかなれないアーカスは、なぜか己にコスト詐欺を許さない制約を掛けているカードであると言える。
加えて、リメイク元のアーカス(旧アーカスとする)は、低コストのフォロワーをゴーストに変換することでリーサルを狙う「アーカスネクロ」というデッキアーキタイプの核となっていた事もあり、かつての旧アーカスに思い入れを持っていた人からすれば肩透かしを喰らった気分であっただろう。
実際、当時のローテーション環境において新アーカスが採用された事は一度もなく、活躍度においてはリメイク元にさえ劣るという結果となってしまった。
総じて、
1):重すぎる結晶
2):弱すぎる本体効果
3):リメイク前の方が強い
と、致命的な欠陥を抱えた新アーカスではあるが、彼のみが持つ個性である
・結晶から本体が出てくる為、(着地するターンに)支払うコストが0で良い
・かつ効果で破壊されないという優秀な耐性
の2つを活かして治療法を考えていくことにする。
まず、効果破壊耐性という優秀な効果を活かすことのできる第一の特効薬が、
セイレーンの涙
だ。
セイレーンの涙は２コストのアミュレットで、場のネクロマンサーフォロワーを破壊してニュートラルフォロワーにスタッツを受け継がせる事ができる。
本来であれば対象にするネクロフォロワーは破壊されてしまう為特別アドを取ることは難しいが、ここでアーカスの効果破壊耐性が活きる。
アーカスの効果は自分の効果でも破壊されないため、アーカス自身を場に残しながらNフォロワーのパンプアップを行う事が可能なのである。
アーカスとセイレーンの涙によってNフォロワーを強化するという方針が見えたため、次に考えたいのが「どのNフォロワーを強化するか」という問題である。
そこで採用したい第二の特効薬が、
闘技場の司会者・チャット
である。
チャットは5コストのニュートラルフォロワーで、場にいる限り他のフォロワーに守護を付与するという、生きた力比べのような効果を持つ。
チャットとセイレーンアーカスとの相性は抜群で、アーカスの攻撃力分スタッツアップしたチャットを、耐性によって場に残りチャットの効果で守護を持ったアーカスが戦闘から守ってくれる。
また、セイレーンの涙の効果は複数あると重複するため、2枚展開することでチャットのスタッツを飛躍的に上昇させる事が可能である。
さて、セイレーンアーカス+チャットという、新アーカスにしか出来ないシナジーを紹介したのでこれで治療は終了、としても問題は無いのだが、やはり特定のカード3枚を使ったコンボであるため、その成功率には疑問が残る。
アーカスはネクロマンサー・フォロワーをサーチする事のできる百鬼夜行、セイレーンの涙はアミュレットをサーチするウリエルで手札に加える事が可能だが、チャットに関してはサーチ手段が乏しく、どうしても序盤にドローを回す事で手札に引き込むしか無い。
また、アーカスセイレーンで強化するカードがチャットの3枚だけでは成功し辛いのは当然であり、もう一種類ほど強化先となるNフォロワーが欲しいところである。
そこで採用したい、現在の構築が抱える
・序盤にドローを回したい
・セイレーンでの強化先となるNフォロワーが欲しい
という2つの問題を解決することのできる最後の特効薬が、
導く鐘・ベルエンジェル
である。
ベルエンジェルはラストワードと進化時のドローで序盤の盤面を維持しつつ手札を回す事ができ、かつ1度受けるダメージを0にするという耐性によってアーカスセイレーンでバフする事により、リーダーを守る強固な守護を形成する事ができる。
また、ベルエンジェルが2という低コストであるのも扱いやすく、アーカスが割れるターンにセイレーンの涙とベルエンを手札から置く事が可能で、最低限の下準備からコンボを開始する事ができるのも大きなメリットと言えるだろう。
最後に新アーカスを用いたデッキ構築の一例を示す。
・百鬼夜行はアーカス、王墓をサーチ
・フレイアは王墓をサーチ
・ウリエルはセイレーンをサーチ
にし、攻撃力1のNフォロワーを多く採用することで百鬼夜行の安定感を高めている。
王墓の骸はドローを回しつつ、エンハンス6で自動進化を行う事ができ、霊体の侵入と合わせて先行で進めるのが遅れがちな結晶アーカスのカウントダウンを加速させることができる。
ガルエルはチャットのコストを下げることができるほか、ベルエン/チャットに効果破壊耐性を付与し、より盤石な状況を作り出すことが可能である。(場にガルエルを残すとセイレーンのバフ対象になってしまうため、出来ることなら相打ち/下当たりをしておきたい)
癖の強いカードではあるものの、独自の耐性と結晶である事を活かしたセイレーンの涙とのコンボは新アーカスにしか出来ないものであり、強固な盤面を作れた時の感動はひとしおである為、皆さんも是非使ってみてはいかがだろうか。
レヴナントソウル・アーカスくん
第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」のアディショナルで登場したレジェンドのネクロマンサー・フォロワーで、かつてのネクロマンサーを支えた強力カード、幽霊支配人・アーカスのリメイクカードだ。
では、早速効果を見ていこう。
結晶 3；カウントダウン 10
これは能力によって破壊されず、消滅しない。(カウントダウンによっては破壊される)
自分のフォロワーが進化するたび、ゴースト1体を出し、このカウントダウンを2進める。
ラストワード レヴナントソウル・アーカス1体を出す。
------ これは能力によって破壊されず、消滅しない。(攻撃によるダメージや、能力によるダメージでは破壊される)
自分のターン終了時、攻撃力/体力をX/Xにする。
Xは「この自分のターン数」である。
なるほど、これは重症だな。
まず第一に、このカードを用いるなら活用したい結晶のコスト,カウントダウンが重すぎるという点が挙げられる。
本体が場に出てくる結晶カードは他にも多く存在するが、スピリットイーターや深淵の大佐、幽暗の墓守が2コストであるのに対し、新アーカスのコストは3であり、また置いた時に特別な効果を発揮するわけでもないので実質的に3ターン目をパスするような形となってしまう。
カウントダウンも10と他のカードに比べて長く、フォロワーが進化するたびにカウントダウンを加速させる事ができるものの、結晶のコストも相まって、葬送によって進むカウント4の幽暗や、ネクロマンスによって進むカウント8のスピリットイーターに比べて悠長であると言わざるを得ない。
しかし、結晶、本体両方が効果によって破壊、消滅されないという独特の耐性を持っているのは特筆すべきポイントである。除去カードにはめっぽう強く、また近年は進化を主軸としたカードが推されているため、実装当時よりも早期に着地を狙う事が出来る。 またネクロマンサーといえば、葬送とリアニメイトを駆使して元コストよりも低いコストで活用する事が可能であり、4tまでにアーカスを葬送しフェイタルオーダーで蘇生させる事が出来れば、本体の耐性によって相手ターン終了時に消滅するというデメリットも打ち消す事ができ、相性は抜群と言える。
上記の通り、アーカスを早いターンに出すための土台は揃っているが、いざその方向で運用しようとなると、自ずと次の問題にぶち当たることになる。
このカードの持つ最大の問題点、それは「コスト詐欺を許さない効果」である。
「自分のターン終了時、攻撃力/体力をX/Xにする。Xは「この自分のターン数」である。」
というテキストが指し示す通り、アーカスを4tや5tなどの早期に着地させることに成功しても、ターン終了時にスタッツがターン数に対応した分にされてしまうのである。
好意的に解釈すれば戦闘で失った体力をリセットできる、とも取れるが、いかに破壊消滅への耐性が優秀だとしても、そのスタッツが4/4や5/5では相手のフォロワーとの戦闘で討ち取られるのは必至だ。
何ターン目になろうがそのコスト相応のスタッツにしかなれないアーカスは、なぜか己にコスト詐欺を許さない制約を掛けているカードであると言える。
加えて、リメイク元のアーカス(旧アーカスとする)は、低コストのフォロワーをゴーストに変換することでリーサルを狙う「アーカスネクロ」というデッキアーキタイプの核となっていた事もあり、かつての旧アーカスに思い入れを持っていた人からすれば肩透かしを喰らった気分であっただろう。
実際、当時のローテーション環境において新アーカスが採用された事は一度もなく、活躍度においてはリメイク元にさえ劣るという結果となってしまった。
総じて、
1):重すぎる結晶
2):弱すぎる本体効果
3):リメイク前の方が強い
と、致命的な欠陥を抱えた新アーカスではあるが、彼のみが持つ個性である
・結晶から本体が出てくる為、(着地するターンに)支払うコストが0で良い
・かつ効果で破壊されないという優秀な耐性
の2つを活かして治療法を考えていくことにする。
まず、効果破壊耐性という優秀な効果を活かすことのできる第一の特効薬が、
セイレーンの涙
だ。
セイレーンの涙は２コストのアミュレットで、場のネクロマンサーフォロワーを破壊してニュートラルフォロワーにスタッツを受け継がせる事ができる。
本来であれば対象にするネクロフォロワーは破壊されてしまう為特別アドを取ることは難しいが、ここでアーカスの効果破壊耐性が活きる。
アーカスの効果は自分の効果でも破壊されないため、アーカス自身を場に残しながらNフォロワーのパンプアップを行う事が可能なのである。
アーカスとセイレーンの涙によってNフォロワーを強化するという方針が見えたため、次に考えたいのが「どのNフォロワーを強化するか」という問題である。
そこで採用したい第二の特効薬が、
闘技場の司会者・チャット
である。
チャットは5コストのニュートラルフォロワーで、場にいる限り他のフォロワーに守護を付与するという、生きた力比べのような効果を持つ。
チャットとセイレーンアーカスとの相性は抜群で、アーカスの攻撃力分スタッツアップしたチャットを、耐性によって場に残りチャットの効果で守護を持ったアーカスが戦闘から守ってくれる。
また、セイレーンの涙の効果は複数あると重複するため、2枚展開することでチャットのスタッツを飛躍的に上昇させる事が可能である。
さて、セイレーンアーカス+チャットという、新アーカスにしか出来ないシナジーを紹介したのでこれで治療は終了、としても問題は無いのだが、やはり特定のカード3枚を使ったコンボであるため、その成功率には疑問が残る。
アーカスはネクロマンサー・フォロワーをサーチする事のできる百鬼夜行、セイレーンの涙はアミュレットをサーチするウリエルで手札に加える事が可能だが、チャットに関してはサーチ手段が乏しく、どうしても序盤にドローを回す事で手札に引き込むしか無い。
また、アーカスセイレーンで強化するカードがチャットの3枚だけでは成功し辛いのは当然であり、もう一種類ほど強化先となるNフォロワーが欲しいところである。
そこで採用したい、現在の構築が抱える
・序盤にドローを回したい
・セイレーンでの強化先となるNフォロワーが欲しい
という2つの問題を解決することのできる最後の特効薬が、
導く鐘・ベルエンジェル
である。
ベルエンジェルはラストワードと進化時のドローで序盤の盤面を維持しつつ手札を回す事ができ、かつ1度受けるダメージを0にするという耐性によってアーカスセイレーンでバフする事により、リーダーを守る強固な守護を形成する事ができる。
また、ベルエンジェルが2という低コストであるのも扱いやすく、アーカスが割れるターンにセイレーンの涙とベルエンを手札から置く事が可能で、最低限の下準備からコンボを開始する事ができるのも大きなメリットと言えるだろう。
最後に新アーカスを用いたデッキ構築の一例を示す。
・百鬼夜行はアーカス、王墓をサーチ
・フレイアは王墓をサーチ
・ウリエルはセイレーンをサーチ
にし、攻撃力1のNフォロワーを多く採用することで百鬼夜行の安定感を高めている。
王墓の骸はドローを回しつつ、エンハンス6で自動進化を行う事ができ、霊体の侵入と合わせて先行で進めるのが遅れがちな結晶アーカスのカウントダウンを加速させることができる。
ガルエルはチャットのコストを下げることができるほか、ベルエン/チャットに効果破壊耐性を付与し、より盤石な状況を作り出すことが可能である。(場にガルエルを残すとセイレーンのバフ対象になってしまうため、出来ることなら相打ち/下当たりをしておきたい)
癖の強いカードではあるものの、独自の耐性と結晶である事を活かしたセイレーンの涙とのコンボは新アーカスにしか出来ないものであり、強固な盤面を作れた時の感動はひとしおである為、皆さんも是非使ってみてはいかがだろうか。
(筆者の文章力がないせいでクソ長ったらしい文になっています。申し訳ありません。)
本日の患者を紹介するぜ、どうぞ
暴食の女帝さん
第11弾カードパック「次元歪曲」のアディショナルカードにて登場したゴールドのネクロマンサー・フォロワーだ。
早速効果を見ていこう。
自分の他のフォロワーが破壊されるたび、自分のリーダーを2回復。
ファンファーレ 「自分のPP最大値」以下のコストのネクロマンサー・フォロワー（暴食の女帝を除く）をランダムに1枚、自分のデッキから場に出し、そのフォロワーを破壊する。
なるほど、これは重症だな
まず初めに「デッキからフォロワーを墓地に送る」というネフティスのような効果をしているため、墓地に送ったフォロワーのラストワード効果を活用していきたい。
「フォロワーが破壊されるたびに回復する」という効果も持っているものの、ファンファーレ効果のみだと2回復という雀の涙程度のものであり、回復効果を活かすなら同じ効果を持つ骸骨虫やソウルイーターの方が低いコストで運用が可能である。
ではやはりフォロワーを墓地送りにする効果を活用したいが、まずは暴食の女帝と比較対象であるネフティスでは効果に微妙な違いがある点に着目したい。
ネフティスは、「フォロワーを墓地送り」であるのに対し、女帝は、「ネクロマンサー・フォロワーを墓地送り」である。
ネフティスの場合はラスワ効果を十分に活用させるためにニュートラルフォロワーを採用することが許されず、特定のコストの(ラスワ持ちの)ネクロマンサーフォロワーでデッキを固めなければならなかったが、女帝の場合はNフォロワーを採用しても墓地送りの対象が濁らない。
この、「Nフォロワーを採用できる」という点が、女帝がネフティスと異なっているポイントである。
しかし効果を確認し、さっそく彼女を活かしたデッキ構築を考えようとした際に、暴食の女帝が持つ大きな問題点が浮き彫りになってくる…
それが、「PP最大値以下からランダムに1枚」なので、特定のフォロワーを出そうと思うとそれ以外のネクロフォロワーを構築から外さなければならないというものである。この問題はネフティスにも言える事だが、ネフティスが4体を墓地送りに出来るためある程度幅広いネクロフォロワーを採用出来たのに対し、女帝では確定構築にしようと思うと女帝以外のネクロフォロワーを(墓地に送りたい)1種類のみしか採用できず、そこまで構築を歪めてまで7tに1体を墓地に送るくらいなら、コストが1だけ高いネフティスで8t目に4体一気に墓地へ送った方がアドを稼げるのではないか？と考えてしまう。
であればネフティスよりも早い7t目に墓地送り効果を使用できる、という点を活かしたい所だが…更なる競合他者が道を阻む。
そのカードとは…ネフティスである。といっても、リメイク後の冥府の女主人・ネフティスの方だが。
新ネフティスは6コスという女帝よりも低いコストで、女帝よりも多い2枚を墓地に送れるため、単純に早いターンにネクロフォロワーを墓地に送りたいのであればこちらの方が優れていると言えるだろう。(しかし新ネフティスも旧と同じく墓地送りはフォロワー指定のため、ニュートラルフォロワーを採用する事が出来ないというデメリットを持つ。)
アドを稼ぎたいなら旧ネフティスの方が強く、早期着地を狙うなら新ネフティスに軍配が上がる。すなわち、「墓地送り」という点において暴食の女帝が新旧ネフティスの下位互換とならないためには…
1):旧ネフティスよりも早い7tで1体墓地送りにし、
2):新ネフティスよりもアドを稼ぎ、試合を大きく勝ちに傾かせる
という2ポイントをクリアしなければならない。
そこで必然的に、女帝を投げるのは7ターン目、墓地に送るのは7pp以下でコスト最大のフォロワー...となってくる。
治療の方針は定まったので、優秀なラストワード効果を持ち、大きくアドを稼ぐことのできる７コスト以下のカードの候補を見ていきたいのだが…
採用できそうなのはこの3種類であろうか。しかし、7tに女帝の隣にバザラガや新アーカスを一体出したところで、相手に盤面圧を掛けられるような時代ではもはやない。わざわざ構築を歪めているというのに余りにも割に合わないリターンである。
であれば、墓地へ送った後にすぐに蘇生でき、自身の効果で2回攻撃が付与できる屍肉のハイドラが最善に見えるが…
7tにハイドラを出すだけなら冥界への霊道によって疾走させた方が2回攻撃によって進化も合わせ相手リーダーに16点とOTK級の火力を捻出する事ができ、こちらが要する構築制限は、冥河の流葬・カローンでハイドラを墓地に送るために７コスト以上をハイドラ限定にする…という非常に緩い縛りのみであるため、ハイドラを活用するならこの構築を使った方が良いだろう。
ここで女帝が抱える致命的な問題点を整理すると、
1):墓地送りという点において、新旧ネフティスに劣る中途半端な効果
2):7tに落としたいカードに相性の良いものがない(またはより良い活用法が存在する)
3): Nフォロワーを採用できるというメリットがあるにしても、結局女帝で出すカードが弱いためわざわざ構築を歪める価値がない
の3つであるといえる。
本当であればここから問題点を解決する治療法を考えていくのが仕事なのだが…なんとか新旧ネフティスの劣化にならないように、暴食の女帝のメリットを活かしたデッキ構築を考えてはみたのだが、本当に全く形にならなかった。
この患者は現在の医療(カードプール)では手に負えない。
今後の治療薬の登場に期待するしかない…そう考えた私は、一度筆を置いたのだった。
本日の患者を紹介するぜ、どうぞ
暴食の女帝さん
第11弾カードパック「次元歪曲」のアディショナルカードにて登場したゴールドのネクロマンサー・フォロワーだ。
早速効果を見ていこう。
自分の他のフォロワーが破壊されるたび、自分のリーダーを2回復。
ファンファーレ 「自分のPP最大値」以下のコストのネクロマンサー・フォロワー（暴食の女帝を除く）をランダムに1枚、自分のデッキから場に出し、そのフォロワーを破壊する。
なるほど、これは重症だな
まず初めに「デッキからフォロワーを墓地に送る」というネフティスのような効果をしているため、墓地に送ったフォロワーのラストワード効果を活用していきたい。
「フォロワーが破壊されるたびに回復する」という効果も持っているものの、ファンファーレ効果のみだと2回復という雀の涙程度のものであり、回復効果を活かすなら同じ効果を持つ骸骨虫やソウルイーターの方が低いコストで運用が可能である。
ではやはりフォロワーを墓地送りにする効果を活用したいが、まずは暴食の女帝と比較対象であるネフティスでは効果に微妙な違いがある点に着目したい。
ネフティスは、「フォロワーを墓地送り」であるのに対し、女帝は、「ネクロマンサー・フォロワーを墓地送り」である。
ネフティスの場合はラスワ効果を十分に活用させるためにニュートラルフォロワーを採用することが許されず、特定のコストの(ラスワ持ちの)ネクロマンサーフォロワーでデッキを固めなければならなかったが、女帝の場合はNフォロワーを採用しても墓地送りの対象が濁らない。
この、「Nフォロワーを採用できる」という点が、女帝がネフティスと異なっているポイントである。
しかし効果を確認し、さっそく彼女を活かしたデッキ構築を考えようとした際に、暴食の女帝が持つ大きな問題点が浮き彫りになってくる…
それが、「PP最大値以下からランダムに1枚」なので、特定のフォロワーを出そうと思うとそれ以外のネクロフォロワーを構築から外さなければならないというものである。この問題はネフティスにも言える事だが、ネフティスが4体を墓地送りに出来るためある程度幅広いネクロフォロワーを採用出来たのに対し、女帝では確定構築にしようと思うと女帝以外のネクロフォロワーを(墓地に送りたい)1種類のみしか採用できず、そこまで構築を歪めてまで7tに1体を墓地に送るくらいなら、コストが1だけ高いネフティスで8t目に4体一気に墓地へ送った方がアドを稼げるのではないか？と考えてしまう。
であればネフティスよりも早い7t目に墓地送り効果を使用できる、という点を活かしたい所だが…更なる競合他者が道を阻む。
そのカードとは…ネフティスである。といっても、リメイク後の冥府の女主人・ネフティスの方だが。
新ネフティスは6コスという女帝よりも低いコストで、女帝よりも多い2枚を墓地に送れるため、単純に早いターンにネクロフォロワーを墓地に送りたいのであればこちらの方が優れていると言えるだろう。(しかし新ネフティスも旧と同じく墓地送りはフォロワー指定のため、ニュートラルフォロワーを採用する事が出来ないというデメリットを持つ。)
アドを稼ぎたいなら旧ネフティスの方が強く、早期着地を狙うなら新ネフティスに軍配が上がる。すなわち、「墓地送り」という点において暴食の女帝が新旧ネフティスの下位互換とならないためには…
1):旧ネフティスよりも早い7tで1体墓地送りにし、
2):新ネフティスよりもアドを稼ぎ、試合を大きく勝ちに傾かせる
という2ポイントをクリアしなければならない。
そこで必然的に、女帝を投げるのは7ターン目、墓地に送るのは7pp以下でコスト最大のフォロワー...となってくる。
治療の方針は定まったので、優秀なラストワード効果を持ち、大きくアドを稼ぐことのできる７コスト以下のカードの候補を見ていきたいのだが…
採用できそうなのはこの3種類であろうか。しかし、7tに女帝の隣にバザラガや新アーカスを一体出したところで、相手に盤面圧を掛けられるような時代ではもはやない。わざわざ構築を歪めているというのに余りにも割に合わないリターンである。
であれば、墓地へ送った後にすぐに蘇生でき、自身の効果で2回攻撃が付与できる屍肉のハイドラが最善に見えるが…
7tにハイドラを出すだけなら冥界への霊道によって疾走させた方が2回攻撃によって進化も合わせ相手リーダーに16点とOTK級の火力を捻出する事ができ、こちらが要する構築制限は、冥河の流葬・カローンでハイドラを墓地に送るために７コスト以上をハイドラ限定にする…という非常に緩い縛りのみであるため、ハイドラを活用するならこの構築を使った方が良いだろう。
ここで女帝が抱える致命的な問題点を整理すると、
1):墓地送りという点において、新旧ネフティスに劣る中途半端な効果
2):7tに落としたいカードに相性の良いものがない(またはより良い活用法が存在する)
3): Nフォロワーを採用できるというメリットがあるにしても、結局女帝で出すカードが弱いためわざわざ構築を歪める価値がない
の3つであるといえる。
本当であればここから問題点を解決する治療法を考えていくのが仕事なのだが…なんとか新旧ネフティスの劣化にならないように、暴食の女帝のメリットを活かしたデッキ構築を考えてはみたのだが、本当に全く形にならなかった。
この患者は現在の医療(カードプール)では手に負えない。
今後の治療薬の登場に期待するしかない…そう考えた私は、一度筆を置いたのだった。
…本当にそうか？
意気消沈した私は、諦観の中でおんjシャドバ部の暴食の女帝の記事を眺めてみた。灯台下暗し…そこには現状の打開につながる、大きなシナジーを持つカードが記されていた。
私は自分の怠慢と無知を恥じるほか無かった。自分一人でウダウダと月並みのシナジーを考え、これまでに暴食の女帝を救おうとした先人の知恵に目を当てないのは愚かな行為この上ない。
しかし突破口は見えた…既にこのコンボを知っていた方は「やっとか」と思うだろうが、ここで暴食の女帝を救うことのできる、最善の特効薬を紹介しよう。それが…
冥界神・ハデスだ。
ハデスはそれ単体だと12コストではあるものの、アクセラレートを使用することにより7コスのハデスがデッキに加わる。加えて、ラスワで墓場+6、冥府への道1枚を出す。ハデスのアクセラレートは6コスト、次のターンに7コストのハデスを女帝で墓地に送る…完璧に噛み合っている。
では、デッキのネクロフォロワーを女帝とハデスのみにして、上記のコンボを達成させよう…とすると、新たな問題に直面する。
それは、
「女帝でハデスを送ったとて勝利には直結しない」
という点である。
アクセラ6と女帝で落としたハデスのラスワで2枚の冥府を出す事が出来るのは魅力的だが、増える墓場はたったの7であり、冥府の効果発動には程遠い。
その上他のネクロフォロワーを採用できないため、クランプスなどの優秀な墓場稼ぎカードも使うことができない状態で墓場30の達成を目指さなければならない。
ではどうすれば良いのか？答えは簡単だ。女帝で1回ハデスを墓地に送るのが弱いなら…
もはや迷う必要はない。
1度ダメなら2度やるのみだ。
次の治療薬を紹介しよう。
トワイライトクイーンだ。
トワイライトクイーンはラストワードで次に発動するラストワード効果を2度発動させる事が出来るため、このリーダー付与を持った状態で女帝ハデスをすればハデスのラスワ効果が2回発動し、墓場は14増え冥府が盤面に合計3枚並ぶ。
7tの女帝によって墓場を半分近く稼ぎながら、全体6点のAOEを3回放つ構えを取る、という戦略は確かに魅力的だ。
しかし皆様はこう考えたのではないだろうか？
「ネクロフォロワーを女帝ハデスのみにしないとコンボが確定で達成出来ないって言ってただろうが前提条件を忘れたのかゴミカス」と。
ごもっともな意見だがまぁ待って欲しい。デッキにトワイライトクイーンを採用しつつ、7tに女帝ハデスを確定させたいのなら…
「7tまでにデッキからトワイライトクイーンを無くせばいい」。
私はここに至るまで、暴食の女帝の比較対象として新旧ネフティスを紹介したが、彼女らと類似した効果を持つ「あるカード」の存在を意図的に紹介しなかった。その理由がここにある。
次の治療薬を紹介しよう。
死神の手帳だ。
このカードも女帝と類似した、「自分のターン終了時、「自分のPP最大値」より低いコストのネクロマンサー・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから場に出し、そのフォロワーを破壊する。」という効果を持つ。
ここで注意しておきたいのが墓地に送るのは女帝と異なり、「pp最大値より低いコスト(pp最大値未満のコスト)のカード」であり、「pp最大値以下のコスト」ではない点である。即ち、手帳を4tに設置すれば5ターン目の終了時にコスト4以下のネクロフォロワーを墓地に送れる。ということは…
「デッキ内の4コス以下のネクロフォロワーをトワイライトクイーン1枚にし、それ以外のネクロフォロワーを女帝ハデスのみにする」
ことで、4(もしくは5)ターン目に設置した手帳でトワイライトクイーンのラスワリーダー付与を発動させつつ、デッキ内のトワイライトクイーンを除去し女帝ハデスを確定させる事が出来るのである。
これでトワイライト落とし→6ハデス→女帝ハデス×2によって、墓場を合計16稼ぎながら冥府を3枚置く事が出来るようになった。
するとデッキの方針も自ずと定まってくる。
デッキ構築の制限は、
・ネクロフォロワーをトワイライトクイーン1枚と女帝ハデスにし、他の「ネクロフォロワーは採用できない」となる。
さて、ここまで述べてきた上で皆様はこう考えたのではないだろうか？
「女帝ハデス×2で稼げる墓場は16だけだがあと14もどうやって稼ぐんだよクソッタレ」と。
ごもっともな意見だがまぁ待って欲しい。
デッキ構築の制限は先ほども言った通り、
「ネクロフォロワーは採用できない」
なら、一気に墓場を大量に稼ぐことのできる、フォロワー以外のカードといえば…？
次の治療薬を紹介しよう。
ソウル・コアだ。
このカードは自分の他のフォロワーが進化するだけで墓場を10も稼ぐ事ができ、またこのカード自身もニュートラルのフロートボードマーセナリーでサーチする事が出来る。
余ったマーセナリーは、コンボパーツとなるネクロフォロワーをサーチするための百鬼夜行の弾になるのも利点である。
ソウルコアの効果を1度発動できれば、女帝ハデス×2の16に合わせて10墓場が増えるため、合計は26と冥府の発動まであと一歩となった。
随分と長くなってしまった。見ている方も大変だとは思うが、もう少しだけ付き合って欲しい。
さて、ここまでハデスを特効薬として暴食の女帝を最大限活用した展開をつらつらと書いてきた。コンボとしての理論値はもっともらしいが、皆様はこう考えたのではないだろうか？
「そりゃ今までに挙げたムーブ全部できりゃそこそこ強いだろうけど、冥府3枚でも顔へは18点しか入らないし墓場も26までしか見えていないしそもそも事故率高すぎるだろこのビチクソ野郎が」と。
本当に、まったくごもっともな意見である。理想展開の綺麗事さえ並べれば一丁前に見える女帝ハデスコンボには、そこへ到達するまでにデッキとしての「欠陥」が多く存在する。
それは先ほど挙げたように、
1):上記のコンボでは墓場が26までしか貯まらない
2):上記のコンボでは顔が18点しか削る事ができない
3):そもそもリソースが薄すぎる
といった点である。
墓場を稼ぎ、
相手の顔に打点を入れ、
ドローでリソースを供給…
トワイライト女帝ハデス×2で最終盤面は冥府×3と女帝であり、盤面が1枚余っている…
構築の制限は「ネクロフォロワーは採用できない」…
もうお分かりの方も多いだろう。
それでは、冥府の王の復活に必要なパズルの最後の1ピースを紹介するとしよう。
ノーライフパーティだ。
驚くほどにこのカードは当コンボに存在する先述した「構築としての穴」を1枚で埋める事が出来る。8ターン過ぎるとこちらが敗北してしまうデメリットもあるが、最早この構築で狙うのは7tでのOTKただ一つである為問題は全くない。
手札に揃えたいハデスと暴食の女帝は、ネクロフォロワーをサーチできる百鬼夜行でサーチする事ができる。後は女帝の最大の強みである「Nフォロワーを採用できる」という点をフルで活かすのみだ。
そして完成した「暴食の女帝7t OTKデッキ」がこちらである。
百鬼夜行で加えるフォロワーを半確定にするために、トワイライト1,女帝2,ハデス1の配分に。
アミュレット多めの構築であるため、余剰なソウルコアや手帳を捨ててドローをできる流浪の指揮者や、デッキに戻すことができるオウルキャットガール、神秘の指輪、追憶の大天使を採用。オウルキャットと追憶は百鬼夜行の弾にもなる。
ギルネリーゼとメタトロンは正義。
「ニュートラルバース」とも揶揄される近年のNカードのパワーインフレが、女帝を他の比較対象では辿り着けない7ターン目18点の領域へと昇華させた。
それでは最後に、本デッキの理想展開、もとい超絶上振れの極地とも言える暴食7OTKをお見せしよう。
2にノーライフパーティを設置。
3にソウルコアを設置。
4に手帳を設置。
5t目に適当なフォロワー進化で墓地+10、ターン終了時にトワイライトクイーンが墓地へ。
6tにハデスアクセラレート。
そして7tに暴食の女帝。これで盤面には冥府が3枚。墓場は30。相手リーダーの体力は18以下。
ここまで付き合ってくれた皆様に感謝を。
いかがだっただろうか。
もちろん上で見せたような展開は(サーチやリクルート札の採用を踏まえても)上振れの極みであり、7tにコンボが成功する確率は2割にも満たないだろう。
しかし暴食の女帝のみが持つ
・ニュートラルフォロワーを採用できる
・6のハデスアクセラレートからコンスタントに繋がる
という2点を最大限活用し、どれだけ強くてもハイドラを出すだけだと考えられていた7tの暴食の女帝を、一気に相手リーダーに18点与えるフィニッシャーにまで到達させることが出来た。
特段強いコンボでも無いし成功率も低いが、暴食の女帝の利点を最大限に活かしたこの構築は未だに発展途上であるため興味を持った方がいらっしゃったら皆様の手で是非より良い治療法へと発展させていってほしい。
私は自分の怠慢と無知を恥じるほか無かった。自分一人でウダウダと月並みのシナジーを考え、これまでに暴食の女帝を救おうとした先人の知恵に目を当てないのは愚かな行為この上ない。
しかし突破口は見えた…既にこのコンボを知っていた方は「やっとか」と思うだろうが、ここで暴食の女帝を救うことのできる、最善の特効薬を紹介しよう。それが…
冥界神・ハデスだ。
ハデスはそれ単体だと12コストではあるものの、アクセラレートを使用することにより7コスのハデスがデッキに加わる。加えて、ラスワで墓場+6、冥府への道1枚を出す。ハデスのアクセラレートは6コスト、次のターンに7コストのハデスを女帝で墓地に送る…完璧に噛み合っている。
では、デッキのネクロフォロワーを女帝とハデスのみにして、上記のコンボを達成させよう…とすると、新たな問題に直面する。
それは、
「女帝でハデスを送ったとて勝利には直結しない」
という点である。
アクセラ6と女帝で落としたハデスのラスワで2枚の冥府を出す事が出来るのは魅力的だが、増える墓場はたったの7であり、冥府の効果発動には程遠い。
その上他のネクロフォロワーを採用できないため、クランプスなどの優秀な墓場稼ぎカードも使うことができない状態で墓場30の達成を目指さなければならない。
ではどうすれば良いのか？答えは簡単だ。女帝で1回ハデスを墓地に送るのが弱いなら…
もはや迷う必要はない。
1度ダメなら2度やるのみだ。
次の治療薬を紹介しよう。
トワイライトクイーンだ。
トワイライトクイーンはラストワードで次に発動するラストワード効果を2度発動させる事が出来るため、このリーダー付与を持った状態で女帝ハデスをすればハデスのラスワ効果が2回発動し、墓場は14増え冥府が盤面に合計3枚並ぶ。
7tの女帝によって墓場を半分近く稼ぎながら、全体6点のAOEを3回放つ構えを取る、という戦略は確かに魅力的だ。
しかし皆様はこう考えたのではないだろうか？
「ネクロフォロワーを女帝ハデスのみにしないとコンボが確定で達成出来ないって言ってただろうが前提条件を忘れたのかゴミカス」と。
ごもっともな意見だがまぁ待って欲しい。デッキにトワイライトクイーンを採用しつつ、7tに女帝ハデスを確定させたいのなら…
「7tまでにデッキからトワイライトクイーンを無くせばいい」。
私はここに至るまで、暴食の女帝の比較対象として新旧ネフティスを紹介したが、彼女らと類似した効果を持つ「あるカード」の存在を意図的に紹介しなかった。その理由がここにある。
次の治療薬を紹介しよう。
死神の手帳だ。
このカードも女帝と類似した、「自分のターン終了時、「自分のPP最大値」より低いコストのネクロマンサー・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから場に出し、そのフォロワーを破壊する。」という効果を持つ。
ここで注意しておきたいのが墓地に送るのは女帝と異なり、「pp最大値より低いコスト(pp最大値未満のコスト)のカード」であり、「pp最大値以下のコスト」ではない点である。即ち、手帳を4tに設置すれば5ターン目の終了時にコスト4以下のネクロフォロワーを墓地に送れる。ということは…
「デッキ内の4コス以下のネクロフォロワーをトワイライトクイーン1枚にし、それ以外のネクロフォロワーを女帝ハデスのみにする」
ことで、4(もしくは5)ターン目に設置した手帳でトワイライトクイーンのラスワリーダー付与を発動させつつ、デッキ内のトワイライトクイーンを除去し女帝ハデスを確定させる事が出来るのである。
これでトワイライト落とし→6ハデス→女帝ハデス×2によって、墓場を合計16稼ぎながら冥府を3枚置く事が出来るようになった。
するとデッキの方針も自ずと定まってくる。
デッキ構築の制限は、
・ネクロフォロワーをトワイライトクイーン1枚と女帝ハデスにし、他の「ネクロフォロワーは採用できない」となる。
さて、ここまで述べてきた上で皆様はこう考えたのではないだろうか？
「女帝ハデス×2で稼げる墓場は16だけだがあと14もどうやって稼ぐんだよクソッタレ」と。
ごもっともな意見だがまぁ待って欲しい。
デッキ構築の制限は先ほども言った通り、
「ネクロフォロワーは採用できない」
なら、一気に墓場を大量に稼ぐことのできる、フォロワー以外のカードといえば…？
次の治療薬を紹介しよう。
ソウル・コアだ。
このカードは自分の他のフォロワーが進化するだけで墓場を10も稼ぐ事ができ、またこのカード自身もニュートラルのフロートボードマーセナリーでサーチする事が出来る。
余ったマーセナリーは、コンボパーツとなるネクロフォロワーをサーチするための百鬼夜行の弾になるのも利点である。
ソウルコアの効果を1度発動できれば、女帝ハデス×2の16に合わせて10墓場が増えるため、合計は26と冥府の発動まであと一歩となった。
随分と長くなってしまった。見ている方も大変だとは思うが、もう少しだけ付き合って欲しい。
さて、ここまでハデスを特効薬として暴食の女帝を最大限活用した展開をつらつらと書いてきた。コンボとしての理論値はもっともらしいが、皆様はこう考えたのではないだろうか？
「そりゃ今までに挙げたムーブ全部できりゃそこそこ強いだろうけど、冥府3枚でも顔へは18点しか入らないし墓場も26までしか見えていないしそもそも事故率高すぎるだろこのビチクソ野郎が」と。
本当に、まったくごもっともな意見である。理想展開の綺麗事さえ並べれば一丁前に見える女帝ハデスコンボには、そこへ到達するまでにデッキとしての「欠陥」が多く存在する。
それは先ほど挙げたように、
1):上記のコンボでは墓場が26までしか貯まらない
2):上記のコンボでは顔が18点しか削る事ができない
3):そもそもリソースが薄すぎる
といった点である。
墓場を稼ぎ、
相手の顔に打点を入れ、
ドローでリソースを供給…
トワイライト女帝ハデス×2で最終盤面は冥府×3と女帝であり、盤面が1枚余っている…
構築の制限は「ネクロフォロワーは採用できない」…
もうお分かりの方も多いだろう。
それでは、冥府の王の復活に必要なパズルの最後の1ピースを紹介するとしよう。
ノーライフパーティだ。
驚くほどにこのカードは当コンボに存在する先述した「構築としての穴」を1枚で埋める事が出来る。8ターン過ぎるとこちらが敗北してしまうデメリットもあるが、最早この構築で狙うのは7tでのOTKただ一つである為問題は全くない。
手札に揃えたいハデスと暴食の女帝は、ネクロフォロワーをサーチできる百鬼夜行でサーチする事ができる。後は女帝の最大の強みである「Nフォロワーを採用できる」という点をフルで活かすのみだ。
そして完成した「暴食の女帝7t OTKデッキ」がこちらである。
百鬼夜行で加えるフォロワーを半確定にするために、トワイライト1,女帝2,ハデス1の配分に。
アミュレット多めの構築であるため、余剰なソウルコアや手帳を捨ててドローをできる流浪の指揮者や、デッキに戻すことができるオウルキャットガール、神秘の指輪、追憶の大天使を採用。オウルキャットと追憶は百鬼夜行の弾にもなる。
ギルネリーゼとメタトロンは正義。
「ニュートラルバース」とも揶揄される近年のNカードのパワーインフレが、女帝を他の比較対象では辿り着けない7ターン目18点の領域へと昇華させた。
それでは最後に、本デッキの理想展開、もとい超絶上振れの極地とも言える暴食7OTKをお見せしよう。
2にノーライフパーティを設置。
3にソウルコアを設置。
4に手帳を設置。
5t目に適当なフォロワー進化で墓地+10、ターン終了時にトワイライトクイーンが墓地へ。
6tにハデスアクセラレート。
そして7tに暴食の女帝。これで盤面には冥府が3枚。墓場は30。相手リーダーの体力は18以下。
ここまで付き合ってくれた皆様に感謝を。
さいごに
いかがだっただろうか。
もちろん上で見せたような展開は(サーチやリクルート札の採用を踏まえても)上振れの極みであり、7tにコンボが成功する確率は2割にも満たないだろう。
しかし暴食の女帝のみが持つ
・ニュートラルフォロワーを採用できる
・6のハデスアクセラレートからコンスタントに繋がる
という2点を最大限活用し、どれだけ強くてもハイドラを出すだけだと考えられていた7tの暴食の女帝を、一気に相手リーダーに18点与えるフィニッシャーにまで到達させることが出来た。
特段強いコンボでも無いし成功率も低いが、暴食の女帝の利点を最大限に活かしたこの構築は未だに発展途上であるため興味を持った方がいらっしゃったら皆様の手で是非より良い治療法へと発展させていってほしい。
本日の患者はこちら。
グリードセクストン君だ。
ふむ…これは重症だな。
かなり重いコスト6に、ショボい効果。
リアニメイト4なら、妖しき薬師・シャオや絆の共振、ケルヌンノスに結晶:双魂の久遠・ケリドウェンなど競合も多い。
4点という除去点の薄さに、バーンなど相手へのダメージが無いのも気になる。
採用されるとしても、リアニメイト4に重きを置いた構築となるだろう。
彼を活躍させるには
彼と相性の良いリアニメイト先(除去点の低さや守護裏を狙えることを逆手に取り、効果を発動できる)が必要である。
そう、カースメーカー・スージー
…ではなく、欲望を纏う者である。
氷獄の顕現により手札に加わるこのフォロワーは
1)守護裏の相手にダメージを飛ばせ、
2)デカブツを倒すことができず、
3)リアニメイト4ができる
グリードセクストンととても相性が良い。
よって纏う者を大量蘇生するコントロールネクロマンサーの一員として、他のリアニメイト4たちと共闘することで治療を行った。
シャオと共振でネクロマンスを稼ぎ、最終的にリアニ4役でもある双魂の久遠・ケリドウェンやケルヌンノスで亡き街の大幽霊をリアニメイト。干絶の飢餓・ギルネリーゼがデッキからやってくればダメ押しもできる。
この流れの繋ぎ役として、一端ながらも居場所を得ることができた。
そうして出来たデッキがこちら。
氷獄の顕現を引くため、ドロー力の高い葬送ネクロマンサーの基盤と呪いの銅貨を携え、治療大会では4勝2敗の成績を残せた。
「グリードセクストン入りコントロールネクロマンサー」、ひとまず治療完了とさせて頂こう。
グリードセクストン君だ。
ふむ…これは重症だな。
かなり重いコスト6に、ショボい効果。
リアニメイト4なら、妖しき薬師・シャオや絆の共振、ケルヌンノスに結晶:双魂の久遠・ケリドウェンなど競合も多い。
4点という除去点の薄さに、バーンなど相手へのダメージが無いのも気になる。
採用されるとしても、リアニメイト4に重きを置いた構築となるだろう。
彼を活躍させるには
彼と相性の良いリアニメイト先(除去点の低さや守護裏を狙えることを逆手に取り、効果を発動できる)が必要である。
そう、カースメーカー・スージー
…ではなく、欲望を纏う者である。
氷獄の顕現により手札に加わるこのフォロワーは
1)守護裏の相手にダメージを飛ばせ、
2)デカブツを倒すことができず、
3)リアニメイト4ができる
グリードセクストンととても相性が良い。
よって纏う者を大量蘇生するコントロールネクロマンサーの一員として、他のリアニメイト4たちと共闘することで治療を行った。
シャオと共振でネクロマンスを稼ぎ、最終的にリアニ4役でもある双魂の久遠・ケリドウェンやケルヌンノスで亡き街の大幽霊をリアニメイト。干絶の飢餓・ギルネリーゼがデッキからやってくればダメ押しもできる。
この流れの繋ぎ役として、一端ながらも居場所を得ることができた。
そうして出来たデッキがこちら。
氷獄の顕現を引くため、ドロー力の高い葬送ネクロマンサーの基盤と呪いの銅貨を携え、治療大会では4勝2敗の成績を残せた。
「グリードセクストン入りコントロールネクロマンサー」、ひとまず治療完了とさせて頂こう。
本日の患者を紹介する。どうぞ。
シャドバ屈指のネタカードの１つとも呼べる彼だが、実は近頃大量の強化が来て追い風状態にある。今回はそんな新生ルーゼンヴァンパイアを発表させていただこう。
まずは能力のおさらいだ。
なるほど、これは重症だな！
第一の問題点は、出せるのが非常に遅いことだ。本体が９コストという重さなため、基本的には無欲への恩寵のラストワードから出すことになるだろう。しかし恩寵のカウントダウンは５とかなり長く、自分のアミュレットを破壊できないヴァンパイアでは必然的に８ターン目まで戦う必要がある。８ターン目と言うとローテーションでも普通に試合が決まっているターンであり、必要な耐久力は尋常ではないと言えるな。
単に８ターン目を迎えるだけでなく、OTKには７回とかなりの回数の自傷が必要となる。もちろん自傷カードを多く採用する構築にすれば７回自傷も達成できるが、低コストの自傷カードは基本的に盤面処理能力が低く、８ターン目まで生き残るための耐久力を確保できないため、事故率を引き上げることを承知で延命札を多く入れざるを得ないのが実情だ。
そして最大の問題点は、最速出しが安定しないことだ。今までルーゼンを出せるのは８ターン目という前提で話していたが、実際にはルーゼンを３ターン目までに引く必要がある。置くのが遅ければ当然出てくるのも遅くなるため、負ける確率はどんどん高くなっていく。３コストという重さも、途中で置くには不安が残る数値だな。
総じて、�〜甍�き必須�⊇个襪里�遅い�Ｉ�要自傷回数が多いという欠点を抱えているルーゼンだが、アミュレットの回復で体力を保ち、アミュレットが割れればフィニッシャーになるという一連の動作はコントロール系デッキの理想形だ。悪魔の鍵を使ったルーゼン早出しという手段もあるが、ここは無欲への恩寵を救う意味でもルーゼンの持つコントロール性能を活かした治療をしていきたい。
まずは根本的な部分、早引きの確率を高める。３ターン目に無欲への恩寵を置くためには、２コスト以下でルーゼンをサーチできるカードが必要だ。また、アミュレットを置くのは隙が大きいため、ある程度隙を打ち消すためにフォロワーであるほうが望ましい。これらに合致する古の秘薬とでも言うべき特効薬……それがバフォメットだ！
一斉脱獄の際に力を取り戻したこのカードを使えば、攻撃力５以上のヴァンパイア・フォロワーをルーゼンのみに絞ることで確定サーチが出来る。
3枚積みのカードを後攻３ターン目に引ける確率は約６０％だが、６枚積みであれば約８０％と大幅に上昇する。さらにバフォメットはエンハンスでルーゼンを６コストに出来るため、早期に引けない場合のリカバリーも多少ながら可能だ。
バフォメットを使うことでルーゼン引けない問題はある程度解決したが、肝心の８ターン目まで耐える仕組みを考える必要がある。
ヴァイトはファンファーレで２自傷と２ドローとフォレストバット２面展開を行い、進化時にはデッキからコスト２のアミュレットを出しながら４点バーンを出すカードだ。黒死の仮面はリーダーへのダメージを数回肩代わりしてくれるアミュレットで、ドレッドオーラのように自傷ダメージを減らすだけでなく大型フォロワーの一発なども防いでくれる。
最後の課題は「ルーゼンの出るターンに確実にOTKを決める」という点だ。延命札を多く採用する必要があるデッキで７回もの自傷を安定させるのはカードプール広しと言えど難題かと思われたが……実はこのハードルを劇的に引き下げる最後のピースがEAAにて登場していた。
憤激の副総長はファンファーレで自傷と八獄サーチを行い、進化でそれを繰り返しつつPPを１回復する。ガロダートはファンファーレで自傷と３点バーンを行い、４自傷時に８点疾走になる使いやすいフィニッシャーだ。
従来のルーゼンは７自傷を条件にしていたが、このコンビを採用すれば条件を４自傷に下げた上で３自傷までが確定する。あとは２コスト以下の自傷札１枚を使えば、体力を−１２しつつガロダートが起動して残りの８点を削りきることが出来るのだ。必要自傷回数が減ったことで、無理に低コストの自傷札を入れる必要がなくなるのもガロダートを使うメリットだな！
一見すると守護を無視できるルーゼンと守護をどかす必要のある疾走はミスマッチに思えるかもしれないが、副総長のAOEやまどわしの魔狼による必殺があるため、使用感は変わらないぞ。
新たなる特効薬によって「無欲への恩寵を早期に置き」「割れるまで耐え抜き」「一気にOTKを決める」という、ルーゼンのやりたかった事が全て詰まったデッキがまた一歩完成へと近づいたと言えるだろう。
最後にデッキレシピを紹介しよう。
招来の大天使は大回復と妨害を１枚でこなせる優秀なカードだ。似た役割を持てるゼルガネイアを入れるのも面白いかもしれない。また、処理にもリーサルにもEPを使いたいデッキなため、オリヴィエ＆シルヴィアで安定化を図っているぞ。
少々長くなってしまったが、ルーゼンの魅力を十分引き出せたデッキになったと思う。少しでもクソカード治療に興味を持っていただけたなら、ぜひ自身のお気に入りのカードを治療してあげてほしい。
本日の患者はこちら。飢餓の使徒君だ。
第10弾カードパック「十禍絶傑」にて登場したゴールドのニュートラル・フォロワーだ。
早速効果の方を見ていこう。
ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体か相手のフォロワー1体を、+3/+0する。そのフォロワーは「攻撃時 このフォロワーに3ダメージ」を持つ。
なるほど、これは重症だな。
フォロワーに対してデメリットと引き換えに高めの攻撃バフを与えるという効果だが、この効果を持つカードには大きなライバルがいる。
それは同じ飢餓シリーズの一枚、飢餓の輝きだ。
こちらは3コストのスペルで、攻撃力の上昇値、及びダメージ量が4となっている。また、ダメージを即座に与えるため、除去としても使うことが出来る優れたカードであり、過去には報復の白き刃・アニエス等と組み合わせて環境でも活躍したこともある。
それに比べて飢餓の使徒はどうだろうか。
即座にダメージが入らないため除去としては非常に使いづらく、バフカードとしてもコスト、上昇値の双方で負けており、普通に使うと飢餓の輝きの劣化と言わざるを得ない。
同弾で登場した、同じシリーズのゴールドとシルバーであるにも関わらず、この体たらくである。
…そこで、ひとまず飢餓の輝きとの差別化に焦点を当ててみよう。
重要になってくるのはこれらの点だろう。
�� ダメージ量が3である点。
�� ダメージのタイミングが攻撃時である点。
�� 自身がフォロワーである点。
�，砲弔い討話噂磴澄５臆遒竜韻�は体力が5以上のフォロワーに対してしかバフとして使うことが出来ない。それに対し、飢餓の使徒であれば体力4のフォロワーにバフを与えることが出来るという訳だ。
�△砲弔い討蓮⊂豺腓砲茲辰討�体力1や2のフォロワーもバフの恩恵を受けられることもあると言える。例えば、クノイチエッグに飢餓の使徒の効果を使うと、5/1となるが即座には破壊されない。これを利用して、旋風刃を使うことで5点のAOEを放てるという具合だ。
��については大きな差別化要素だ。バフをかけた後、本体が進化して守護をどかす、不要な時に葬送の弾にする、各種サーチの対象になるといった具合に、様々な点で差別化が考えられる。
第10弾カードパック「十禍絶傑」にて登場したゴールドのニュートラル・フォロワーだ。
早速効果の方を見ていこう。
ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体か相手のフォロワー1体を、+3/+0する。そのフォロワーは「攻撃時 このフォロワーに3ダメージ」を持つ。
なるほど、これは重症だな。
フォロワーに対してデメリットと引き換えに高めの攻撃バフを与えるという効果だが、この効果を持つカードには大きなライバルがいる。
それは同じ飢餓シリーズの一枚、飢餓の輝きだ。
こちらは3コストのスペルで、攻撃力の上昇値、及びダメージ量が4となっている。また、ダメージを即座に与えるため、除去としても使うことが出来る優れたカードであり、過去には報復の白き刃・アニエス等と組み合わせて環境でも活躍したこともある。
それに比べて飢餓の使徒はどうだろうか。
即座にダメージが入らないため除去としては非常に使いづらく、バフカードとしてもコスト、上昇値の双方で負けており、普通に使うと飢餓の輝きの劣化と言わざるを得ない。
同弾で登場した、同じシリーズのゴールドとシルバーであるにも関わらず、この体たらくである。
…そこで、ひとまず飢餓の輝きとの差別化に焦点を当ててみよう。
重要になってくるのはこれらの点だろう。
�� ダメージ量が3である点。
�� ダメージのタイミングが攻撃時である点。
�� 自身がフォロワーである点。
�，砲弔い討話噂磴澄５臆遒竜韻�は体力が5以上のフォロワーに対してしかバフとして使うことが出来ない。それに対し、飢餓の使徒であれば体力4のフォロワーにバフを与えることが出来るという訳だ。
�△砲弔い討蓮⊂豺腓砲茲辰討�体力1や2のフォロワーもバフの恩恵を受けられることもあると言える。例えば、クノイチエッグに飢餓の使徒の効果を使うと、5/1となるが即座には破壊されない。これを利用して、旋風刃を使うことで5点のAOEを放てるという具合だ。
��については大きな差別化要素だ。バフをかけた後、本体が進化して守護をどかす、不要な時に葬送の弾にする、各種サーチの対象になるといった具合に、様々な点で差別化が考えられる。
治療法
そんな飢餓の使徒くんだが、幸いにもニュートラルカードのため、様々なクラスのカードとの組み合わせが考えられる。
今回は��と��の点で差別化を図っていくことにする。
それでは、飢餓の使徒くんに特効薬を紹介しよう。悠久の真紅・モノだ。
バフ・回復によって進化するモノにとって、バフを与えることが出来る飢餓の使徒は好相性といえる。もちろんこのカードだけで条件を満たすことは出来ないので、他のカードのサポートも必要だが、疾走フォロワーであるモノにとって、攻撃力を3も上げることが出来るのは強力であると言えるだろう。
更にここで�△虜絞眠粛彖任�活きてくる。モノの進化前は体力がたったの2しかない。事前に進化を切って体力を上げることも出来ないため、飢餓の輝きを使ってはモノが破壊されてしまう。しかし、飢餓の使徒によるダメージは攻撃時だ。この特性により、進化前のモノに対してもバフを与えることが出来る。
そして次に、モノは場の進化後フォロワーに疾走を持たせることが出来る。そう、��の差別化要素だ。飢餓の使徒に進化を切れば、モノと一緒に攻撃に参加出来る。進化後7/6と攻撃寄りなスタッツをしているため、一気に大打点を畳み込む事が可能だ。
それでは具体的に狙っていくコンボを紹介しつつ、デッキ製作に移ろう。
コンボの手順はこうだ。
機動二輪車、及び頂きの闘技場の効果が合計2つ乗る状態でモノをプレイし、そのモノに飢餓の使徒の効果を乗せる。これで3回バフの条件を満たし、モノが進化。合計7点の攻撃バフが乗り、13点疾走が出来る。そして飢餓の使徒に進化を切れば、モノの効果で疾走を持たせて自身が7点疾走になる。これで丁度20点。OTKの成立だ。
しかし、このコンボには7PPが必要になる以上、コンボ成立前に負けてしまう懸念がある。
そんな飢餓の使徒に、もう１つの特効薬を紹介しよう。
それはセラフィックレオ・ガルエルだ。
そう、飢餓の使徒はコスト5以上のニュートラルフォロワーだ。その為、要求値は高くなるが、ガルエルを間にプレイすることで、6PPでのリーサルも可能というわけだ。
なお、画像は相手の天界の門がうっかりモノにかかってしまったが、残りPPから分かる通り、天界の門無しでも成立している。
最後に、こちらが今回使ったデッキとなる。コンボパーツ以外は回復カードやドローソースを多く採用し、OTKまで耐える事に重点を置いている。
今回の治療では、飢餓の輝きの劣化という評価の飢餓の使徒を、飢餓の輝きには出来ない仕事をこなすだけではなく、OTKコンボのパーツにまで開花させる事が出来た。
守護に弱いという欠点も抱えているが、きちんとアンリミ並のリーサルターンを出せるポテンシャルも秘めている。コンボパーツ以外は自由に入れ替えられるので、一度は組んでみてはいかがだろうか。
今回は��と��の点で差別化を図っていくことにする。
それでは、飢餓の使徒くんに特効薬を紹介しよう。悠久の真紅・モノだ。
バフ・回復によって進化するモノにとって、バフを与えることが出来る飢餓の使徒は好相性といえる。もちろんこのカードだけで条件を満たすことは出来ないので、他のカードのサポートも必要だが、疾走フォロワーであるモノにとって、攻撃力を3も上げることが出来るのは強力であると言えるだろう。
更にここで�△虜絞眠粛彖任�活きてくる。モノの進化前は体力がたったの2しかない。事前に進化を切って体力を上げることも出来ないため、飢餓の輝きを使ってはモノが破壊されてしまう。しかし、飢餓の使徒によるダメージは攻撃時だ。この特性により、進化前のモノに対してもバフを与えることが出来る。
そして次に、モノは場の進化後フォロワーに疾走を持たせることが出来る。そう、��の差別化要素だ。飢餓の使徒に進化を切れば、モノと一緒に攻撃に参加出来る。進化後7/6と攻撃寄りなスタッツをしているため、一気に大打点を畳み込む事が可能だ。
それでは具体的に狙っていくコンボを紹介しつつ、デッキ製作に移ろう。
コンボの手順はこうだ。
機動二輪車、及び頂きの闘技場の効果が合計2つ乗る状態でモノをプレイし、そのモノに飢餓の使徒の効果を乗せる。これで3回バフの条件を満たし、モノが進化。合計7点の攻撃バフが乗り、13点疾走が出来る。そして飢餓の使徒に進化を切れば、モノの効果で疾走を持たせて自身が7点疾走になる。これで丁度20点。OTKの成立だ。
しかし、このコンボには7PPが必要になる以上、コンボ成立前に負けてしまう懸念がある。
そんな飢餓の使徒に、もう１つの特効薬を紹介しよう。
それはセラフィックレオ・ガルエルだ。
そう、飢餓の使徒はコスト5以上のニュートラルフォロワーだ。その為、要求値は高くなるが、ガルエルを間にプレイすることで、6PPでのリーサルも可能というわけだ。
なお、画像は相手の天界の門がうっかりモノにかかってしまったが、残りPPから分かる通り、天界の門無しでも成立している。
最後に、こちらが今回使ったデッキとなる。コンボパーツ以外は回復カードやドローソースを多く採用し、OTKまで耐える事に重点を置いている。
今回の治療では、飢餓の輝きの劣化という評価の飢餓の使徒を、飢餓の輝きには出来ない仕事をこなすだけではなく、OTKコンボのパーツにまで開花させる事が出来た。
守護に弱いという欠点も抱えているが、きちんとアンリミ並のリーサルターンを出せるポテンシャルも秘めている。コンボパーツ以外は自由に入れ替えられるので、一度は組んでみてはいかがだろうか。
今回の患者は夜想の教鎌・メメトトだ。
早速効果の方を見ていくとしよう、2/2/2必殺進化+2/+2で進化時に「葬送 を含むファンファーレ 能力を持つカード」をプレイしたとき、その葬送 以外のファンファーレ 能力を1回働かせる効果をリーダー付与する。というものだ。良質なコンボカードがあるのかな？
まあ丁度治療時がAOA期なのでローテでの活躍も書いておくが、そんなものはない。
現在葬送ネクロがTier1級のデッキであるにも関わらず採用はほとんどない。推測される原因はシナジーがあるカードがろくにない上にシナジーのあるカードも増えるのは1コス分程度。最も増え幅の広い条件達成ケルベロスですら達成難易度を含めて考えるのであれば極めて厳しいと言わざるを得ないからだろう。最もシナジーが強いはずのファントムピアニストはもっとひどい超重症患者なので期待できないのも苦しいと言えるだろう。しかもこのカードバフ済み(3/3/3→2/2/2)でこれなのも…………
これは重症だな…………
だが、実はここ ではいうほど重症患者ではない。このカード自体のパワー自体にはさほど問題がないので周囲さえ何とかなればどうとでも治療が出来る。
まず一つ目の特効薬は冥界への霊道だ。
ファンファーレで葬送を行いリアニメイト7を繰り出すというあまりにもお誂え向きの効果を持っているので、メメトト下でこいつをぶん投げれば7コスのカードが二枚も出てくる地獄が形成される。
ぶっちゃけ何が出てきてもまあまあ強いが、こいつから出すのは霊道との相性が最高のレジェンドの屍肉のハイドラ。二回攻撃を持つので疾走付与と併せて人間は粉砕(6*4=24)される。ラストワード能力でネクロマンス数を稼ぐので何度か蘇生されるので粉砕し損ねても次の特攻薬の為のネクロマンス数を稼ぎながら上手く運べば圧殺となる。
二つ目の特効薬はケルヌンノス。
第一の特攻薬がネクロマンス数をハイドラと絡めてゴッソリ稼ぐ(疾走付与で8稼ぐので2回蘇生で達成)ので万一仕留め損ねた場合はこいつのリアニメイト効果が火を噴く。蘇生対象は巨大なので霊道で走ったら楽しいことになりそうで、仕留めれなくてもルナタウン効果で何とかなりそうな亡き街の大幽霊を採用した。最初はDMSを採用していたが霊道で走る前提ならこっちの方が楽しそうなのでこちらにした。倍加しても相方を消し飛ばすのは気にしてはいけない。場に残る方が疾走付きがちなのも気にしてはいけない。他にも色々と走らせる候補として面白いカードはあるので要研究だ。
そんなこんなでデッキリスト。特攻薬以外の箇所に関しては汎用を多めに入れている形となっている。魂の岐路・ラカンドウラと双魂の久遠・ケリドウェンは大会向けにガチ度を下げるのとプレミでリアニメイト阻害するの防止であえて入れていない。
カースドソーサラー・リーズや征伐の死帝による苛烈な攻めでなんとかメメトトを置き7Tまで耐える隙を作りだし、7まで行けばあとはだいたい勝ちというデッキコンセプトとなっている。
そしてこのデッキ、再び救え！第2回 重症患者緊急手術大会！で使用したがその際に浮かび上がったこのデッキの弱点も残しておこう
とはいえ、このコンボがローテーションで使えれば環境を脅かすに十分なパワーがあるといえる。あと四期の間にこのレベルのカードが実装されることを期待しつつ今回の治療は終了だ。メメトトはともかく霊道ハイドラは入れておけば強力なリーサル手段として利用できるのでネタデッキのリーサル手段に困った方にはおすすめだ。
早速効果の方を見ていくとしよう、2/2/2必殺進化+2/+2で進化時に「葬送 を含むファンファーレ 能力を持つカード」をプレイしたとき、その葬送 以外のファンファーレ 能力を1回働かせる効果をリーダー付与する。というものだ。良質なコンボカードがあるのかな？
まあ丁度治療時がAOA期なのでローテでの活躍も書いておくが、そんなものはない。
現在葬送ネクロがTier1級のデッキであるにも関わらず採用はほとんどない。推測される原因はシナジーがあるカードがろくにない上にシナジーのあるカードも増えるのは1コス分程度。最も増え幅の広い条件達成ケルベロスですら達成難易度を含めて考えるのであれば極めて厳しいと言わざるを得ないからだろう。最もシナジーが強いはずのファントムピアニストはもっとひどい超重症患者なので期待できないのも苦しいと言えるだろう。しかもこのカードバフ済み(3/3/3→2/2/2)でこれなのも…………
これは重症だな…………
だが、実は
まず一つ目の特効薬は冥界への霊道だ。
ファンファーレで葬送を行いリアニメイト7を繰り出すというあまりにもお誂え向きの効果を持っているので、メメトト下でこいつをぶん投げれば7コスのカードが二枚も出てくる地獄が形成される。
ぶっちゃけ何が出てきてもまあまあ強いが、こいつから出すのは霊道との相性が最高のレジェンドの屍肉のハイドラ。二回攻撃を持つので疾走付与と併せて人間は粉砕(6*4=24)される。ラストワード能力でネクロマンス数を稼ぐので何度か蘇生されるので粉砕し損ねても次の特攻薬の為のネクロマンス数を稼ぎながら上手く運べば圧殺となる。
二つ目の特効薬はケルヌンノス。
第一の特攻薬がネクロマンス数をハイドラと絡めてゴッソリ稼ぐ(疾走付与で8稼ぐので2回蘇生で達成)ので万一仕留め損ねた場合はこいつのリアニメイト効果が火を噴く。蘇生対象は巨大なので霊道で走ったら楽しいことになりそうで、仕留めれなくてもルナタウン効果で何とかなりそうな亡き街の大幽霊を採用した。最初はDMSを採用していたが霊道で走る前提ならこっちの方が楽しそうなのでこちらにした。倍加しても相方を消し飛ばすのは気にしてはいけない。場に残る方が疾走付きがちなのも気にしてはいけない。他にも色々と走らせる候補として面白いカードはあるので要研究だ。
そんなこんなでデッキリスト。特攻薬以外の箇所に関しては汎用を多めに入れている形となっている。魂の岐路・ラカンドウラと双魂の久遠・ケリドウェンは大会向けにガチ度を下げるのとプレミでリアニメイト阻害するの防止であえて入れていない。
カースドソーサラー・リーズや征伐の死帝による苛烈な攻めでなんとかメメトトを置き7Tまで耐える隙を作りだし、7まで行けばあとはだいたい勝ちというデッキコンセプトとなっている。
そしてこのデッキ、再び救え！第2回 重症患者緊急手術大会！で使用したがその際に浮かび上がったこのデッキの弱点も残しておこう
- リーズリッチが強すぎてメメトトなくても霊道でだいたい死ぬ
- メメトト霊道ハイドラが過剰火力すぎてケルヌンノスが半ばニート
とはいえ、このコンボがローテーションで使えれば環境を脅かすに十分なパワーがあるといえる。あと四期の間にこのレベルのカードが実装されることを期待しつつ今回の治療は終了だ。メメトトはともかく霊道ハイドラは入れておけば強力なリーサル手段として利用できるのでネタデッキのリーサル手段に困った方にはおすすめだ。
本日の患者を紹介するぜ、どうぞ
ミスタルシアの英雄で登場したレジェンドネクロマンサーフォロワー、ネバーデッドパイレーツ君だ。さっそく効果を見ていこう。
�ー�分の場にゾンビや海賊ゾンビが出たとき、それは疾走を持つ。
�▲侫．鵐侫 璽� ゾンビ1体と海賊ゾンビ1体を出す。その海賊ゾンビのファンファーレ能力を1回働かせる。
��ラストワード ネバーデッドパイレーツ1体を出す。
なるほどこれは重症だな。まずコストが7と重く、現代シャドバでは既にゲーム後半でリーサルも見えてくるターンに、システムフォロワーを設置するだけの動きは弱いと言わざるを得ない。
次に効果の弱さが挙げられる。苦労して設置した見返りとしてゾンビと海賊ゾンビに疾走を付与できるが、どちらもスタッツは2/2しかなく盤面も消費するため、自壊手段がなければ最大でも1ターンに8点疾走を飛ばすことしかできず、フィニッシャーとしての能力に欠けると言える。
付け加えて、ゾンビというカードの特殊さにも問題点を抱えている。ゾンビは2/2/2のネクロマンサーフォロワーだがいわゆるトークンと呼ばれるカードであり、手札から直接ゾンビを出せず、何かしらのカードのおまけとしてしか出せない。ただでさえ打点が低いゾンビを出す場の数にも困ってしまう有り様だ。
総じて動きが遅い、設置したあとに圧力がない、ゾンビというカードの不便さと、とても後期シャドバで生まれたレジェンドカードとは思えない重篤な欠陥を抱えているが、まずは動きの遅さから解消していこう。そのための第一の特効薬が冥河の流葬・カローンだ。
デッキ内最大のネクロマンサーフォロワーを葬送し、進化時にリアニメイトする効果により、素出しより1T早くネバーデッドパイレーツを着地させることができる。突進効果を持たせるため2面処理ができ、本人の守護で延命も図れるだろう。
そして残る問題、打点の不足とゾンビの取り回しの悪さだが……実はこの2つを一手で解決できる特効薬が存在する。それが忌まわしき再誕だ。
場のフォロワー一体を破壊し、リアニメイト2し、+3/0するスペルである。リアニメイト2には当然ゾンビが相当し、+3され5打点となり、ラストワード10破壊を達成していれば脅威の1コス10点となる。……これでようやくネバーデッドパイレーツがフィニッシャーとして機能するようになったわけだが、一つ見落としがある。リアニメイトされるフォロワーはラストワードを持ってたものに限られる点だ。ゾンビはバニラなので、ただこれを撃つだけではリアニメイトされてくれない。その問題点を解決する最後の特効薬がコープスエリミネーターだ。
素出しなら2枚、墓場があれば脅威の0コスで1枚ラスワ付きゾンビを生み出してくれる。ネバーデッドパイレーツとのデザイナーズコンボとして生まれたが、そのコンボではパワーが全く足りず見向きもされなかった彼女がここに来てようやく意味を持つようになった。では実際のデッキを見てみよう。
序盤の弱さを補いつつラストワード稼ぎ用のナイトメアイーター、そのナイトメアイーター用の墓場稼ぎに冥府の中尉を採用し、それ以外はほぼドローソースとなっている。2コスのフォロワーはゾンビのリアニメイトを確定させるため、ゾンビ以外はトークンを含めて一切採用されていない。
これ以外にも葬送スペルをメインとしボーンリボーンによる5Tネバーデッドパイレーツ着地型も考えられるが、これ以上は諸君のさらなる治療法に期待したい。
ミスタルシアの英雄で登場したレジェンドネクロマンサーフォロワー、ネバーデッドパイレーツ君だ。さっそく効果を見ていこう。
�ー�分の場にゾンビや海賊ゾンビが出たとき、それは疾走を持つ。
�▲侫．鵐侫 璽� ゾンビ1体と海賊ゾンビ1体を出す。その海賊ゾンビのファンファーレ能力を1回働かせる。
��ラストワード ネバーデッドパイレーツ1体を出す。
なるほどこれは重症だな。まずコストが7と重く、現代シャドバでは既にゲーム後半でリーサルも見えてくるターンに、システムフォロワーを設置するだけの動きは弱いと言わざるを得ない。
次に効果の弱さが挙げられる。苦労して設置した見返りとしてゾンビと海賊ゾンビに疾走を付与できるが、どちらもスタッツは2/2しかなく盤面も消費するため、自壊手段がなければ最大でも1ターンに8点疾走を飛ばすことしかできず、フィニッシャーとしての能力に欠けると言える。
付け加えて、ゾンビというカードの特殊さにも問題点を抱えている。ゾンビは2/2/2のネクロマンサーフォロワーだがいわゆるトークンと呼ばれるカードであり、手札から直接ゾンビを出せず、何かしらのカードのおまけとしてしか出せない。ただでさえ打点が低いゾンビを出す場の数にも困ってしまう有り様だ。
総じて動きが遅い、設置したあとに圧力がない、ゾンビというカードの不便さと、とても後期シャドバで生まれたレジェンドカードとは思えない重篤な欠陥を抱えているが、まずは動きの遅さから解消していこう。そのための第一の特効薬が冥河の流葬・カローンだ。
デッキ内最大のネクロマンサーフォロワーを葬送し、進化時にリアニメイトする効果により、素出しより1T早くネバーデッドパイレーツを着地させることができる。突進効果を持たせるため2面処理ができ、本人の守護で延命も図れるだろう。
そして残る問題、打点の不足とゾンビの取り回しの悪さだが……実はこの2つを一手で解決できる特効薬が存在する。それが忌まわしき再誕だ。
場のフォロワー一体を破壊し、リアニメイト2し、+3/0するスペルである。リアニメイト2には当然ゾンビが相当し、+3され5打点となり、ラストワード10破壊を達成していれば脅威の1コス10点となる。……これでようやくネバーデッドパイレーツがフィニッシャーとして機能するようになったわけだが、一つ見落としがある。リアニメイトされるフォロワーはラストワードを持ってたものに限られる点だ。ゾンビはバニラなので、ただこれを撃つだけではリアニメイトされてくれない。その問題点を解決する最後の特効薬がコープスエリミネーターだ。
素出しなら2枚、墓場があれば脅威の0コスで1枚ラスワ付きゾンビを生み出してくれる。ネバーデッドパイレーツとのデザイナーズコンボとして生まれたが、そのコンボではパワーが全く足りず見向きもされなかった彼女がここに来てようやく意味を持つようになった。では実際のデッキを見てみよう。
序盤の弱さを補いつつラストワード稼ぎ用のナイトメアイーター、そのナイトメアイーター用の墓場稼ぎに冥府の中尉を採用し、それ以外はほぼドローソースとなっている。2コスのフォロワーはゾンビのリアニメイトを確定させるため、ゾンビ以外はトークンを含めて一切採用されていない。
これ以外にも葬送スペルをメインとしボーンリボーンによる5Tネバーデッドパイレーツ着地型も考えられるが、これ以上は諸君のさらなる治療法に期待したい。
おわりに
クソカード治療所では常に患者を募集している。治療が必要なカードがあったら、兄貴達の力を貸してくれるとより多くの患者を救うことができる。
世の中には、治療を待ち望んでいるクソカードがたくさん存在している。
６周年の歴史あるカードとシャドバプレイヤーのひらめきによって多くのカードを救うため、クソカード治療所は今日も患者に向き合い続けるのだ。
世の中には、治療を待ち望んでいるクソカードがたくさん存在している。
６周年の歴史あるカードとシャドバプレイヤーのひらめきによって多くのカードを救うため、クソカード治療所は今日も患者に向き合い続けるのだ。
- *1 : ナーフはされたけど巻き添え喰らわなかったので引き続き使用可能
このページへのコメント
本家が始めちゃったよ
ネバデは5Tボーンリボーンorララ経由で出すデッキ使ってたけど
再誕の復活は単なるリアニ2じゃなくてラスワ持ってたフォロワー限定だから、例えば万死とか新ミントとかのサーチ入れられますよ
完全におっしゃるとおりです、ゾンビ出すことに目がくらんでましたねｸｫﾚﾊ…
ララ経由だとファンファーレも働くしヤブ医者過ぎて恥ずかしい
死滅の剣皇って今でも救済できる？
そもそも一時期は普通に採用されてたじゃろ
特効薬ありきで生み出されたやつだからなぁ
全盛期の活躍以上に面白い使い方があるでもないし
飢餓の使徒の治療法めっちゃキレイにハマってら…
アッパーされても結局散々だったジエモンは果たして治癒出来るのだろうか…