おんJシャドバ部 - ピュートーン

そして、全ての偶然は必然と化した
ピュートーン
コスト:10フォロワー
クラスドラゴン
レアリティレジェンド
タイプ-
パック星神の伝説
CV-
イラストレーター宮崎章
進化前
攻撃力8体力9
ファンファーレ 自分のデッキのコスト7以下のカードすべてを消滅させる。
進化後
攻撃力10体力11

フレーバーテキスト

概要

誰でもいいから使ってください
第6弾カードパック「星神の伝説」にて登場したレジェンドのドラゴン・フォロワー。

ファンファーレで山札から7コスト以下のカードを全て消し去るというド派手なファンファーレを持つ。またプレミアム版がやたらカッコいいことでも有名。

GIF

効果はというと次回以降のドローを高コストカードで安定させることができ、強力なカードを連打したいランプドラゴンと相性が良い……のだが、実際は欠点まみれであり、シャドウバース史上でも屈指のネタレジェンド・カスレアとして知られている悲しき蛇。
欠点�．灰好箸�クソ重い
10コストなんていくらランプ手段が豊富なドラゴンでもそろそろフィニッシュ見据えて動かなければならない頃合い。そんな時期にドロー安定なんて受け身な効果を狙っている余裕はない。
欠点�∨楝里�単なるバニラ
疾走とは言わずとも、守護とか突進とか、ファフニール能力だとか何かしらあればまだ良かったのだが、コイツ自身は単なる8/9以上でも以下でもない。10コスバニラとして見ても大して強くない能力値である。こんなんポン置きする余裕はそうそうない。
欠点��2枚目以降が腐る
ピュートーンでデッキ圧縮狙うなら3積みとは言わずとも2積みぐらいはしておきたいが、ピュートーン自身はピュートーン能力の対象外なのでせっかく圧縮したのに8/9バニラ引いちゃう事故が起こりうる。
欠点��アクセラレートの登場
ポセイドンとかマシンエンジェルとか。ピュートーンで無理矢理デッキを作り変えるよりも、低コストでも高コストでも仕事ができるコイツらを多目に採用した方が100万倍安定する。

運用法

構築では全くといっていいほど使われない悲しみに包まれたレジェンドであるが、交換2pickモードではプレイした瞬間プレイした側が敗北にぐっと近づくことから優先的にpickされる傾向がある。が、渡された方もそんなカードを易々とプレイするわけもなくゲーム終了まで手札で暖められるのがオチ。今後このカードが化けることはあるのか、全ては運営の調整次第である。
一応「サタン→ピュートーン」とプレイすることで100%アスタロトの宣告を引くことができるが、「だから何？」というか感じである。一応竜爪の首飾りなどと組み合わせてワンターンキル狙うのに使えなくもないが。
ちなみに新サタンだと異端なる冥獣かアスタロトの2択。冥獣は確かに強いが、単体だと時間稼ぎ以外の能力がないため、狙って引くメリットは皆無。

ほとんどネタみたいな運用だが、マゼルベインハイランダーに入れるという奇想天外な手がある。
マゼルベインの効果は発動時のデッキの状態に依存するので、これで7コスト以下の重複カードを消してしまえば、低コストカードを豊富に展開しながら終盤は大型フォロワーを確実に並べられる。やったね！
10PPにもなってからマゼルベイン発動しても遅すぎるし、ピュートーンはピュートーン効果対象外だからピュートーンは重複できないし、そもそもマゼルベイン自体がピュートーンに消されるし、問題山積みだが使えないことはない。ないったらない。
ただ、「重複カードを消す」なんてことにこだわらず、素直にマゼルベインハイランダーにピン挿しする分にはまだ多少マトモな働きを見せる。終盤戦にもつれ込んだ際、ドローソースの貧弱なハイランダーデッキで確実に大型フォロワーを引き込めるようにドローの質を安定させられるのはそれなりに強い。

このように効果自体は活用法が色々考えられるが、最大の難点はこのカード自体が10コストであることだろう。スタッツを大幅に下げて6コスト、せめて7コストくらいならだいぶ話が変わっていただろうが・・・。
ちなみにジェムオブフォーチュンにおいてこのカードを出そうものならデッキが一瞬のうちに消し飛んで死神さんの顔がお手軽に拝めてしまう。笑いを取る目的でもなければさっさと手札から消滅させよう。

覚醒の時？

STR環境において若干利用価値が見いだされた。
その理由がSTRでリリースされた天界の門。
ハイランダーデッキであれば毎ターン開始時に手札カード1枚をコスト-10するというこのカード。
これにより致命的だったテンポロスを気にせずにピュートーンをプレイすることができる。
さらに天界の門を最大限に生かすためには、毎ターンドローで高コストカードを引きたい。
そんな事情とピュートーンのデッキ圧縮効果がベストマッチ。
アンリミで天界の門ハイランダーを遊ぶのであればわりとアリな選択肢となっている。

サ終直前


温故知新。
アブソーブドラゴン
コスト:7フォロワー
クラスドラゴン
タイプ-
パックリサージェント・レジェンズ
進化前
攻撃力4体力5
疾走
ファンファーレ 自分の手札1枚を捨てる。それと同名のカード1枚をデッキに加える。カードを1枚引く。引いたカードが「元のコスト7以上のドラゴン・フォロワー」なら、ターン終了まで、そのコストを0にする。
ラストワード 自分のリーダーを3回復。アブソーブドラゴン1枚をデッキに加える。
進化後
攻撃力6体力7

無作為なドローで高コストのフォロワーを引き当てることが出来ればそのコストを踏み倒せる、そんな大博打ができるアブソーブドラゴンが登場。
当然、デッキ内のコスト7以下のカードを消し飛ばせば大当たり確定。こんなことが出来るのはピュートンだけ。
誂えたような最高のシナジーにこれはもうピュートンを使うしかないだろう。


アブソーブドラゴンも本当はピュートンを10倍使いやすくして10倍強くしたような最果ての竜神用のカードなのだが、彼女はアンリミ出禁のリサージェントカードなのでアンリミで確定ガチャしたいならピュートンで代用するしかないというのが実際の事情。
そしてピュートンはデッキ内のアブソーブドラゴンをも消し飛ばすのでアブソーブドラゴンからアブソーブドラゴンを連鎖させる動きがすこぶるしにくく、代用としても使い勝手は悪い。悲しいなぁ…
それでもピュートンにしか出来ない仕事を得たのも事実である。「すべての偶然は必然と化した」に相応しい動きができるのでよければ最後に使ってください。

余談


ピュートーン(ピュトンとも)とは、ギリシャ神話に登場する巨大な蛇の怪物。ゼウスより古い神にあたるガイアの子であり、デルポイの神託所の守護を司っており、悪い存在というわけでは無かったが、神託で将来産まれてくるアポロンに自分が殺されてしまうという情報を聞いたピュートーンは妊娠中のアポロンのマッマを襲う。しかし仕留め損ねてしまい、結局そのことを産まれてから知ったアポロン(生後4日)に無事退治されてしまった。