おんJシャドバ部

パッと写っている恐竜・大型爬虫類*1を並べてみよう。羅列の趣旨としては単に紹介したいだけなのでここが実際と違うとかそういうのを言いたい訳では無いので注意

ステゴサウルス？……初手から創作恐竜である。取り敢えず本種がジュラ紀後期の草食恐竜なのは置いといて、二足歩行の点に関してだが、ジュラ紀前期にいたこの種の祖先、スケリドサウルス種は二足歩行も可能だった。
プテラノドン……白亜紀後期の翼竜である。白亜紀後期である。まあステゴサウルスと全然時代が違うのだが、発掘された場所はアメリカで共通である。ちなみにジュラ紀前期のころの翼竜は長い尻尾を持っていた。カワヨ。
ブラキオサウルス……みんな知ってるやろ。ジュラ紀後期から白亜紀の恐竜。この恐竜もアメリカ産。同じように長い首を持つディプロドクスやスーパーサウルス*2は天秤のように首も尾も水平にしていて首を高くあげることが出来なかったが、このブラキオサウルスは斜め上ぐらいにはできた。前足が後ろ足より長いからである。

まあ並べてみればアメリカ産の生物という共通点があると言えるだろう。

この話は確か5年ぐらい前に大騒ぎになっていた記憶がある。｢ダサい｣だの｢イメージと違う｣だの。だがこの説は実は15年以上前から提唱されてる割とメジャーな説なのだ。15年前私がNHKのドキュメンタリーで見たものはこうだ。｢ティラノサウルスの近縁は羽毛恐竜だった｣｢だからティラノサウルスにも羽毛はあっただろう｣｢けど巨大な成体が羽毛に覆われていたら熱が篭もりすぎるのでそれは幼体だけだろう｣と。

という訳でとうの15年前から｢T-REXの羽毛｣については考えられてたし、｢全身羽毛に覆われたT-REX｣自体は疑問視されてたという小話である。ネットの流行なんて10年も遅れるぐらいザラってハッキリわかんだね。

成体のティラノサウルスの全身羽毛が疑問視、と記述したが、ヴェロキラプトルやシノサウロプテリクス、ディノニクスなどの小型羽毛恐竜は全身が羽毛におおわれ、前足には大きな羽飾り、尾も始祖鳥のようになっていたことが確実視されている。

知っている人からしたらアタリマエかもしれない。そして知らない人でも良く考えたらわかるかもしれない。

ざっくり言えば｢直立歩行が出来る｣爬虫類*3である。だから翼竜は側面から足が出ているし、そもそも首長竜や魚竜は歩行できないので恐竜ではない。

例えば今のトカゲやワニ*4は四つん這いの上、体の横から足が出ている。それに比べれば恐竜は直立なので移動の時のエネルギー効率が非常に良い。実際にヨツンヴァインになって真似してみたらわかると思うよ。

これ良く知ったかマンが言うけど、これはそもそも学説ではない。どっかの学者がそれこそ与太話的に言った話である。という訳でこの説を大真面目に唱えている人は極小数ないしはいないと言ってもいいだろう。ただ勿論死肉も食べていただろう。肉食動物なんてこの際食えるなら何でもいいのだ。

確かトリケラトプスのフリルに噛み付いたけど逃がしてしまって、その後傷が治ったみたいな化石があったはずなので死肉専門っていうのはなお有り得ないんだよなぁ

当たり前のようにジュラ紀だの白亜紀だの使っていたがそもそもこの区分をわかる人がいないかもということに今気づいた。

まず地球が生まれた時から話をしよう。大体48億年前である。そして生命誕生が40億年前、光合成出来る生命の誕生が27億年前、そして6億年前に先カンブリア時代*5が始まる。
という訳で大体ここ（カンブリア紀）からあとの時代の生物が化石として出てくるのだ。

次にざっくりと分けよう。古生代*6、中生代*7、そして新生代*8である。恐竜時代とはこの中生代を指す。
中生代を更に分けると三畳紀*9、ジュラ紀*10、白亜紀*11に分かれる。

三畳紀……原始的な恐竜が栄えた時代。これらは比較的小型で、大型の種類でも3,4メートルほどだった。植物はシダ主体の森からイチョウなど裸子植物に変化した。ほ乳類もこの頃誕生したが、当時のほ乳類はがに股…つまり直立歩行出来ないものが多かった。舞台は全ての大陸がひとつになった超大陸パンゲア。ただし末期には分裂が始まった。

ジュラ紀……植物の巨大化に伴って、恐竜、海洋爬虫類が多様化し、また大型化も進行した時代で、ディプロドクスやアロサウルスといった恐竜はこの時代である。鳥類の誕生もこの時期。舞台はゴンドワナ大陸とローラシア大陸。大体アメリカとユーラシアの分裂が始まったのもこの頃だ。

白亜紀……いわゆる羽毛恐竜*12が登場し始め、恐竜の種類も倍近く増える黄金時代。意外かもしれないが角竜の初出もここである。（初期の角竜は角を持たないのだが。）そして胎盤を持つ哺乳類もこの頃登場したが、この頃はまだ最大でも40cm程の小動物だった。舞台は現代の大陸をちょっとすんづまりにした……まあ今とだいたい同じと言っていいだろう。

終焉……恐竜時代の殆どは熱帯の高温な気候だった。だが、後期になると急激な寒冷化が進行し、絶滅種が増加。そして追い打ちをかけるように巨大隕石の衝突によって太陽光が遮られ植物が減少、それを餌にする恐竜達も芋づる的に減少が進行し、ついには絶滅してしまった。悲しいなあ。

長くなったがこれでも短くしたつもりである。勘弁して欲しい。

小難しい話をしてしまったので、お気楽な話をしよう。

サウルスとはラテン語で｢蜥蜴｣である。日本では恐竜は日本語……和名としてラテン語の学名をそのまま呼ぶ慣習があり、ラテン語の｢暴君トカゲ｣みたいな名前をそのまま読んでいるので｢~サウルス｣が多いのだ。だから現代の生き物でもサウルスと名のつく学名の生物は存在する。エリマキトカゲとかマダラトカゲモドキとか。後者ニッチすぎない？

という訳で昔のほ乳類とかの学名で｢~ドン｣が多いのも｢歯｣という意味*13だからだったりするんだ。

確か7年程前から一部の恐竜の色はわかっていた気はする。アンキオルニスは白と黒の縞模様を持っていたし、ミクロラプトルは黒に青みがかった光沢を持つ見た目だったらしいし、｢恐竜時代｣の項に名前だけ登場したプシッタコサウルスは背中が濃い茶色で腹に向かうにつれ薄くなっていくようなカモフラージュに適した色だったらしい。魚かよ。

魚で思い出したが、海洋爬虫類*14のモササウルスもそう言った魚のような、グラデーションを持っていたかもしれないという学説が上がっていたような……まあよくわからない。

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前！！（窮鼠

というわけで恐竜の身体の強さについて話そう。